投稿者:滝 敏美
■ 3次元解析の方法について
機体の空力微係数は渦格子法AVLを使って計算しました.
全機の最大揚力係数を1.1と仮定しました.
機体の慣性データはMS-Excelを使って計算しました.重量,重心位置は実測値とよく合いました.
プロペラの特性はLarrabeeの方法を使って計算しました.
プロペラのパワー効果を考慮しています.Ribnerの式を使いました.
プロペラのジャイロ効果は考慮していません.
プロペラによる偏流の効果は考慮していません.
実験による解析方法の検証はまだ行っていませんので,この解析が本当に正しいかどうかはまだわかりません.今後検証を行っていく予定です.
■ 3次元運動解析の結果
輪ゴム4条(16本)を使い,平均破断巻き数の約90%である468回まで巻き,巻き戻す場合を解析しました.
比較のために,TAN Super Sportの3.2mm幅を使った場合も解析しました.平均破断巻き数の約80%である675回まで巻き,巻き戻す場合も解析しました.
解析結果のまとめを表にしました.
解析結果の例を添付します.
解析結果からわかることは次の投稿に書きます.