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投稿者:仲井
1月1日の地震から早や2ヶ月が経ちました。このクラスの掲示板をお借りして、私なりに能登の状況をお話してきました。龍神様の怒りのような惨状は今も続いています。まだ避難所暮らしの人達もいますし、水がまだ来ていない地区もあります。復旧復興と言いますが、正直まだ何も進んでいません。仮設住宅も建設されては来ましたが、まだまだ足りません。地区によっては被害の判定がついていない為に、倒壊した家屋に手を付けられずにいます。輪島の焼け跡もあのままです。 いま、2ヶ月経って初期対応の検証が行われていますが、やはり半島地震は様々な障害をもたらすものだということを実感しています。半島過疎地域かつ超高齢化社会であり、アクセス道路も一本もしくは二本程度であれば、必ず孤立集落を産むように思えます。復旧作業においでも時間が掛かっているのが、この道の不具合にあります。例えばボランティアも金沢にホテル住まいし、四、五時間かけて被災地に移動し、現地二時間程度の作業をして、また金沢に戻ってくる。そんな感じです。だからなかなか瓦礫の処理が進まないようです。奥能登では、現地のお年寄りたちが細々と片付けついるようです。 アルピニストの野口健さんが寝袋を被災地に寄附されました。大好評だったようです。何故か。まだ車や避難所暮らしが続いている人が多いのでしょうか。避難所も2ヶ月経ったので縮小や統合がされてきています。また加賀で二次避難している人達が舞い戻っている話も来ます。知らない人ばかりではなかなか落ち着かないのでしょうか。 専門家によれば、まだ能登半島や富山県では地震の発生はありうるようです。それも今回と同規模のものが来るかもしれないということです。無論、それに触発されて他の地域でも起こる可能性もあります。南海トラフ地震、東海トラフ巨大地震、どれが起こるか分かりませんし、能登半島と同じ環境の所は多いと思いますね。 雛祭りの時期ですが、この二三日、冬に逆戻りしたかのように冷えます。皆さん、風邪など引かないようにしてください。
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