投稿者:青葉
こんばんは。
今日で北海道のキハ283系が引退しますね。札幌-釧路間の画期的なスピードアップを実現した車ですが、
例の石勝線トンネル火災事故ですっかりイメージダウンしてしまった観がありました。
あの事故は車両自体が悪かったわけではないでしょう。原因は整備不良にあったかと思います。
つまり、いささかこじつけかもかもしれませんが、その遠因は分割民営化にあったと思うのですが。
そもそも北海道で鉄道事業が成り立つわけがありません。その無理が無理を生んで事故は起きたと言えると思います。
これだけではなく、貨物列車の脱線事故とか、コスト削減(安全軽視)が原因の事故は何回もありました。
今年の札幌圏の大雪による長期運休も、規格外の大雪だったにしても、ちょっと度がすぎてますね。
北海道の鉄道は雪に強かったはずで、冬こそJRなんていうアピールもしていました。
それがこの有様というのは、やはり企業としての体力が落ちた表れかと思います。
私はJR北海道が気の毒でなりません。広大な面積、まばらな人口、過酷な自然環境。
その上、青函トンネルや新幹線を押し付けられ、国策で高速道路は次々に開通し、
おまけにコロナ。
それで企業努力で何とかしろと言われても、それはあんまりです。これは政治が考えるべきことですね。
政治の結果がこれですから、きちんと責任をとって後始末をしなければいけません。
画像は「北斗」運用でのキハ283系です。大沼公園駅での撮影です。283系はある意味犠牲車だったと思います。