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投稿者:とら
本年も残すところ僅かとなりました。 天保仙人様をはじめ諸先輩、諸先達から様々な教えを授かり、またご紹介などにより、本年は結構珍品を手に入れることが出来ました。 しかし、不知銭の一方の醍醐味はB級の雑多な物にもあります。 画像中央の細郭手ですが、先日、ヤフオクに出品されていたものです。このサイト常連の方も入札されていたようです。 私の節穴のような目では、不鮮明な画像から珍品を拾うことなど不可能なのですが、贋物と疑うほどのザラザラ、とにかく怖いもの見たさで頑張り手に入れました。 B級天保であることは変わりませんが、物は確かで気に入りました。 サイズは、長径48.04mm、短径31.74mm、銭文径40.2mm、輪の内径43.7mm、量目19.25mm。 比較の画像は、左、仙台長足宝小様・天保銭図譜現品。比較すると仙台銭がつるつるに見えます。 右は、長郭手の覆輪銭、結構ザラザラですが、勝負になりません。 本品は一見、単なる2度写しの小さいものに見えますが、輪の内径が大きく、刔輪されていることは確かで、もしかすると覆輪もされている可能性もあります。 評価は大したことが無いでしょうが、私にとっては、心の踊る一品でした。 出品者の居住地はあまり参考にしていないのですが岩手県で、その辺りで作られた物かもしれません。
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