投稿者:kiya
<準備・・不安と焦り>
ルーマニア・ブルガリアの旅行は、個人旅行のぼく達には、とても思い出深い旅でした。
ルーマニアとブルガリアには、以前から興味をもっていた。しかし東欧の中でも、西欧化が遅れ、開かれたイメージが無く、ホテルもろくに無くて、何年も行くのをためらっていた。
2007年、ようやくEUに加盟したことで、西欧化が進み始め、ホテルなども増え、レンタカー会社も増え出した。 そろそろ行けそうだと思い、会社をリタイアした私は、1カ月間の旅程を組んだ。
今だったら、ルーマニア、ブルガリアに行くのは、何の不安も無いかもしれません。しかし、
旅行に出るとき、ぼく達はまだ、この両国は、個人旅行で夫婦だけで行くのは、とても不安だった。
それは、ルーマニア革命やチャウシェスクの公開処刑の暗い時代の残像が、残っていたためかも知れない。
旅先で困った事があったら「どうしよう!、言葉が伝わらず困ったら「どうしよう!」 これまでヨーロッパを個人旅行して、一度も心配したことが無かったのに、不安で一杯になった。、・・・こんな不安は、初めてだった。
さらに、外務省情報を見ると、医療の過疎国なので、旅先で病気になったら、首都の病院に行くようにと書かれていた。 それも心配だなー!現地で病気になって言葉が通じなかったら、どうするか?
暫く考えて、ふと思い立った。
現地に住んでいる日本人を探して連絡をを取ってみよう、彼らと繋がっていれば、何かあったら日本語で頼むことが出来そうだ! さっそくパソコンで検索、目ぼしい人を探した。そして、ルーマニアとブルガリアで1人ずつ見つけ出した。
ルーマニアの大学に学び、国際結婚してそのまま現地に暮らす谷崎聖子さんと、ブルガリアを永住の地と定め、10年ほど前に夫婦で移住した高田遼さんである。
彼らには、夫婦のレンタカー旅行で回るので、近くを通るときに、是非お会いしたいと連絡した。
お二人とも、是非お越しくださいとの返事で、ひとまず安心。 これで 旅の心配の・・[お助けマン]が出来た。
こんな風に、この旅行に行く前には、とても大きな不安が、私の心には、有った。
だれの助けも借りずに、気力・体力・闘争心だけで、高齢者の個人旅行が乗り切れるだろうか?
心配とは裏腹に・・西欧化は良いけど、時間が経つと、古き良き世界は消えていく!! 早くしないと! そんな焦りもあった。小さな勇気と、用心深さをもって、ようやく2012年春、興味深い国々への旅に出発した。。
ルーマニアの旅のルート、クルージナポカで買った地図本