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投稿者:電送戦士タカシ
【???】 異次元空間にあるヤプールの本拠地の奥で巨大なオブジェの様な物の前に立つ改造巨大ヤプールとエージェント、この巨大なオブジェこそはるか以前に地球を滅ぼす命令を持って現れたSYSTEMであった 改造巨大ヤプール 「とうとうこの日がやって来たなエージェント、思えば半死半生のお前達を拾いた所から随分と時間がかかってしまったが」 エージェント 「ああ、念願が叶いSYSTEMの再起動に必要なエネルギーが集まった! 感謝するぞヤプール、これで地球への本格的な攻撃を行い今度こそあの星を滅ぼしてくれる!」 改造巨大ヤプール 「そうだな・・・ボロボロだったSYSTEMやお前を修理しエネルギーを集めとうとうこの日が来たのだからな」 エージェント 「ではSYSTEMにエネルギーを注ぎ込み再起動させるぞ!」 巨大なオブジェの様なSYSTEMにエネルギーが流れて各所が輝き起動していく エージェント 「おおSYSTEMよ!お言いつけ通りに再行動に成功致しました! 早速次の命令をお願いしたい!」 目の前で動き出したSYSTEMを見て喜びが隠せないエージェント、喜び勇みSYSTEMに声を掛ける―――――だがSYSTEMは答えない エージェント 「再起動は行われている・・・何故だ!何故お答えにならないのですSYSTEMよ?」 困惑するエージェントを見てずっと黙っていたヤプールがこらえきれないとばかりに笑い声を上げる 改造巨大ヤプール 「…クク…ククククク・・・ハーッハッハッハッハッハ! だ、駄目だ!我慢しようと思ったがあまりに滑稽で笑いをこらえる事が出来んわ!」 エージェント 「な、何が可笑しいっ!!!」 改造巨大ヤプール 「ハハハハハ・・・お前はそのSYSTEMが正常に再起動できる状態と思っていたのか?」 エージェント 「何だと?だが私は機能停止寸前のSYSTEMから再起動を行えとの最後の命令を・・・そうすればSYSTEMは完全に蘇ると」 改造巨大ヤプール 「地球を攻撃しつつ異次元人を利用して再起動の為のエネルギーを集めよ・・・というSYSTEMからの命令だったんだよなぁ?」 エージェント 「何故それを・・・SYSTEMからの真の命令は私にしか・・・まさか?」 ヤプールを利用しているのは自分達だと考えていたエージェントに焦りの色が出る 改造巨大ヤプール 「ハハハハハハ、知っていて当然だろう? その最終命令はお前を動かす為に俺がSYSTEMの命令を装い貴様に吹き込んだのだからな!」 狼狽するエージェントを嘲笑いヤプールは真相を明かす 改造巨大ヤプール 「俺が宇宙を漂っていた際に破壊されたSYSTEMとキサマの残骸を発見したのだ、何かに使えんかと思って修復を試みたがSYSTEMのメインプログラムは完全に死んでいた  そこで俺はSYSTEMが持つ演算能力に秘められたデータ、エネルギーの貯蔵量に目を付けてSYSTEMを俺の方で利用させて貰おうとした訳だがその為には莫大なエネルギーを必要とした  そこで賢い俺は愚かな操り人形を蘇らせてSYSTEMからの命令を装いエネルギー集めを貴様に手伝わせていたと言う訳だ」 エージェント 「SYSTEMのプログラムが死んで・・・SYSTEMを究極超獣のコアにだと? そんな事の為に貴様はSYSTEMや私を・・・許さんぞヤプールゥゥゥ!」 ヤプールから聞かされた自分やSYSTEMを利用する計画に怒りを爆発させるエージェントはヤプールに斬りかかった・・・・・・だがその刃は怨念の塊により防がれる エージェント 「こ、これは!?」 改造巨大ヤプール 「お前が計画の為に見殺しにしたタイラントを忘れるとは酷いじゃないか? あれ以来怨霊になりずっと貴様への復讐の機会を伺っていたのにすっかり忘れていたとは  この怨霊は貴様のボディを依代に復活しお前の次に憎んでいる任務部隊を襲うだろう、だが丁度いいだろうお前も奴らの事を邪魔だと考えていたのだからな」 ヤプールが与えた新しい力により怨霊と化しても恐ろしい力を持つタイラントの怨霊はエージェントの身体を蝕み吸収していく エージェント 「おのれヤプールゥゥゥ! この恨み・・・忘れ、んぞぉ・・・」 改造巨大ヤプール 「キサマのその恨みの念をも取り込んで蘇れEXタイラントよ!」 タイラントの怨霊はエージェントの肉体と恨みを取り込んで新たな姿となって蘇った、その姿はおぞましい白骨の怪獣となり溢れる怨念がガスとなり周囲に充満する 改造巨大ヤプール 「再生への期間が短すぎて完全な肉体を形成する事は出来なかったか、まぁ怨念ガスでその身を守れば問題無かろう jun国国内のギガソーラー発電施設を襲撃して奴らをおびき寄せろ!」 ヤプールの命令を受けEXタイラント(デスボーン)が次元の裂け目へと消えていく
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