投稿者:電送戦士タカシ
【あれからしばらく】
イチゴちゃんは研究室でアムロから受け取った戦闘データとサイコフレームのデータを元に思案を続けていた。
イチゴちゃん
「皆さんの精神力を増幅させ攻撃に上乗せすることが出来れば……理論的には問題無い筈、問題はサイコフレームをどう使ってそれを行うか…でも出力的にまだ不販が残りそうですし…」
タカシ
「イチゴちゃん!アムロさんが機体ごと贈るって言ってたサイコフレームが到着したぜ!見に行こうぜ!」
イチゴちゃん
「そうですねデータだけでは煮詰まって来てましたし実際のサイコフレーム触れてみないと解らない事もあります、見に行きましょうか」
機体が届いたと研究室に入って来たタカシと共に向上へ搬入された機体を見に行く。
タカシ
「アムロさんから機体が届いたから見にきたけどこれは・・・」
イチゴちゃん
「!これアムロさんが洗脳された時に乗せられてた機体じゃないですか・・・これいいんですか?」
タカシに贈られたコンテナの中から姿を現したのは以前任務部隊を苦しめたGキラーの姿だった。
タカシ
「ヤプールがアムロさんに使わせた機体か、確かにこんなもんとっとと廃棄というか無かったことにしたいよなぁ・・・」
イチゴちゃん
「そういう事ならこの機体に乗せられた大量のサイコフレーム、利用させて貰いましょう!」
2人は機体を解体しフレームや機体各部に使われているサイコフレームを選り分け集めていく。
イチゴちゃん
「あれ、これって…」
タカシ
「どうしたんだいイチゴちゃん?」
コクピット周りを調べていたイチゴちゃんが何かを発見する。
イチゴちゃん
「やっぱりそうですよ、レガリアのシステムが搭載されたままですよコレ・・・」
タカシ
「そう言えばこの機体からアムロさんの能力が他のパイロットへフィードバックされてたな~」
Gキラーを狩る洗脳アムロの能力を得た他のパイロット、だがアムロの能力が強すぎたのか機体の反応とのズレが発生し軍団は瓦解した。
こうしてサイコフレームを入手した2人は任務の合間に更に研究を続けて行った――――。
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【さらにしばらく】
イチゴちゃん
「・・・よし!取りあえずサイコフレームを使って皆さんの攻撃をあの超獣に通す装置が完成しました!」
タカシ
「こないだ俺がデザインした通りの物に出来上がってる!ありがとうイチゴちゃん!」
イチゴちゃん
「まぁ皆さんの精神力が高まってくれそうなデザインなら何でもよかったのでタカシさんが考えてくれて助かりましたよ、強さの象徴である龍に剣と精神に働きかける効果も期待できそうですよ」
タカシ
「へへっいいってことよ、これであの超究極超獣をぶちのめして…」
イチゴちゃん
「確かに攻撃を通す事は出来るかもしれませんが、これだけではあの強力な相手を完全に倒すには出力不足なんですよね…皆さんの精神攻撃力をさらに強化することが出来れば或いは…」
イチゴちゃん
「…サイコフレーム…レガリア…もしかしたら………ああダメだ、誰か一人に思念を集めたら最悪精神が壊れちゃう…」
タカシ
「どうしたんだいイチゴちゃん?」
イチゴちゃん
「レガリアのシステムを利用する事を少し閃いたんですが……ちょっと危ないかなって」
タカシ
「なるほど…俺にも詳しく教えてくれよ、もしかしたら何かいい考えが浮かぶかもしれないし」
イチゴちゃん
「タカシさん…はい!」
イチゴちゃん
「簡単に言うとですね、私たちの精神エネルギーを攻撃エネルギーに変換しそれらを集積させ一気に放出するような装置があれば敵のサイコ・クリスタルを破壊できる計算なんですけど…そんな都合のいい装置なんて無いですよねぇ」
タカシ
「諦めちゃダメだよイチゴちゃん!俺の方で何か使えそうな装置が無いかネットの中を探してみるよ!」
イチゴちゃん
「タカシさん…」
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【またまたしばらく】
タカシ
「やったぜイチゴちゃん!なんか使えそうな装置の設計図が手に入ったよ!!」
イチゴちゃん
「えっ、本当ですか?一体何処でそんな装置の設計図を……」
タカシ
「そ、そんな事よりこの装置の設計図…イチゴちゃんの計画には使えそうかい?」
イチゴちゃん
「は、はい…そうですね……いくつか不明なエネルギー源がありますが…ああ、その部分をサイコフレームに置き換えればエネルギーの変換に問題は無いのか…問題はこの装置の強度………何とかなるかも知れません!」
タカシ
「本当かいイチゴちゃん!じゃあさぅそくこの装置を…」
イチゴちゃん
「ただこの装置で皆さんの精神エネルギーを集める為には皆さんの精神は系のデータが必要になってきますね…」
タカシ
「じゃあみんなに話して協力してもらおうぜ!そうと決まったら早い方が良い!行こうぜイチゴちゃん!」
イチゴちゃん
「まっ、待ってくださいタカシさん!」