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投稿者:関西のT
以下は最近入手の面白い品です。 全てヤフオク入手品。目撃した方も多かったと思いますので結果報告。 暇つぶしにでもご覧下さい笑 画像1,2 右:南部銅山手 次鋳小様 青森県弘前の方からの分譲品。 山内柏木座の後期〜末期の品でいいと思います。初期の品と違い背がくっきりとしているのは嬉しいですが、それにしても小さいです。銅色はこげ茶。 長:47.50mm/短:31.90mm/文:40.60mm/重:19.1g 中:長郭手 覆輪 破天割底百 コレクター分譲品で、制作日記2018/08/23の品と同じ物です。砂目、銅色、刻印などが赤い張足寳にそっくり! 銅色はほんのり赤い褐色。 長:48.95mm /短:31.95mm /文:41.15mm /重:20.7g 左:長郭手 延展嵌郭様 兵庫県伊丹のリサイクル店より入手の品。 地肌に殴打の跡がある他、面郭の様子から、肥郭なのは嵌郭でなく延展によるものと分かります。黒い色は炙り仕上げの為。 しかし夏の古銭会に出てくる本物の長郭手嵌郭のように郭や文字の角が丸みをおび、よくある嵌郭銭の様に黒く変色している事から、あるいは同系統の品なのかも知れません。こんな風貌で片見切りの覆輪無し。郭を太くする意味が謎ですね。 皇朝銭のように広郭銭が出た時に郭幅でレートが変わったのなら分かりますが... 長:48.40mm /短:31.80mm /文:41.15mm /重:19.9g 画像3,4 右:広郭手 粗造薄肉 鹿児島県出水蔵出し品。 この風貌では遠くまで流通するのが不可能ですので、地元薩摩の民鋳銭ではと思っています。厚さは1.15mmしか無く、こちらも炙り仕上げされています。側面は無刻印。まあ物理的に薄すぎて打てないのだけかと。 長:48.15mm /短:31.75mm /文:40.75mm /重:10.1g 中:広郭手 覆輪反玉寳 半仕立 全く分からない謎品です。 仕上げはバリ落としのみで面背側面に研ぎが無く、無刻印。ただし母銭に打たれていた刻印が穴としてのこっているので、仮に贋作ならば相当な知識の持ち主の作品でしょう。 砂目が荒いので室場の物では無く、多分額輪肥字かとは思うのですが、通宝字と郭が細字に加刀があります。額輪肥字の母銭は未見の筈なのですが、サイズは額輪肥字通用銭と同じ。不思議です。 長:49.05mm /短:32.70mm /文:40.45mm /重:20.4g 左:ラムスデン作 天保型絵銭 観音菩薩 ラム作を見た事がないので確証はありませんが、写しでない彼の作品でいいのではないでしょうか? 本座広郭2度写し品の数値でべっこう飴のような綺麗な銅色です。 長:47.20mm /短:30.75mm /文:39.80mm /重:16.0g
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