投稿者:kiya
シゲットの町はとても賑やかで、商店も多いし、市場も立っている。
この町はルーマニアの北端にあり、ティサ川の向こうはもうウクライナだ。
近年、この町とウクライナの間に、木製の友好橋が架かり、国境が開かれた。
ウクライナには将来も行くことが無いので、ちょっとウクライナを覗いてみたいと言う気分になった。
車で行こうとしたが、車はチェックが厳しく長蛇の列で、渡るのには相当な時間が掛かる。車を止めて徒歩で行く事にした。
ルーマニアの出国ゲートに並ぶと、来い来いと手招きされて、日本人はすぐ渡れるからと列に並ばずに出国出来た。
橋は長くもないので、徒歩で渡ってウクライナ入国。
少し歩くと、物乞いが多く居て、なんだか怖いからもう帰ろうと妻がいい、町まで行きたかったが諦めて引きかえした。
ウクライナは、入出国スタンプをもらっただけ、そして初めて徒歩での出入国。
ウクライナと聞くと、20代の頃に2人で見た映画「ひまわり」を思い出す。
ソフィアローレンとマルチェロ・マストロヤンニの映画で、戦争に行った夫のマストロヤンニが記憶喪失になり、結婚していた記憶も無くウクライナで美しい女性と結婚する。
ヒマワリ畑が美しい。 国に戻ったとき、・・・そんな映画だったかな?
この映画で、ウクライナには美しい女性がいっぱい居るんだ!と、私の頭に刻まれた。
しかし、国境の橋を渡って、物乞いのオジサンを見て引き返した私は何も見なかった。そんな旅の記念だった。
写真:クライナ国境の橋を徒歩で渡る。