投稿者:戦闘団総帥 ボリス・サヴィンコフ
……戦争とは、軍隊とはどのようなモノであるのか。
単純明快だ。
戦争とは、経済的に見れば、それは物流と消費の複合行為だ。
つまり、連中が……あの、フィンランドに居座る叛徒共が戦闘を行うには、それを支えるだけの物資が必要になる。当然の話だ。
さて。
こんなこと、世界に冠たるスカンジナビア三軍の上層部が理解出来ないと思うか?
思わんだろう。
では何故、あいつらが継続して戦闘を行うことが出来るのか。
明確だ。
政府が攻撃を躊躇う何らかの勢力が連中に物資を供給している。
政府が攻撃出来ない勢力。
海外勢力?
考えられんね。周りは今君のお友達のインターナショナル勢力に囲まれている。
制海権は既にスカンジナビアに傾いていて、制空権さえも危ういのに、彼等がどうやって物資を沿岸ヴァーサ共和国に補給するのか。
つまり、これはそういった、単純な話なのだ。
国家に根を張る吸血鬼じみた資本家が、アレを支援している。
政府は、表向きの体面や税金の都合上、それを攻撃することはかなわない。
さあ、やることが見えてきた。
君はよく知っているだろうが、私の専門は暗殺やテロリズムにサボタージュだ。
あとは仕掛けをごらんじろ……ってね。
君もインターナショナル側をしっかりと見据えるがいい。