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「鎌倉殿の13人」
リワキーノ 投稿日:2022年09月18日 21:40 No.130
最近、こんなに腹を立てて怒りの声を上げたことはなかったです。
今夜の表題番組の畠山一族の滅亡のシーンです。

畠山一族の滅亡はもちろん知っていますからそこに腹を立てたのではありません。
畠山重忠と北条義時が一騎打ちで戦うという設定の荒唐無稽さ、軽率さ、茶番ぶりにた
まらない怒りを感じたのです。

多くの兵を率いた軍勢同士の戦いに、大将同士の一騎打ちなんか有り得る訳が無いので
す。
川中島の武田信玄と上杉謙信の一騎打ちのエピソードが有名ですが、資料的裏付けは無
いのです。

「何というお粗末さだ!鎌倉御家人の鑑と言われた畠山重忠への冒涜のような演出だ!
三谷幸喜ってこんな安手の筋書きを作る脚本家なのか!俺はもう二度と”鎌倉殿の13
人”は見ないぞ!」とわめき散らしたのです。
友人に電話していた家内が驚いて別の部屋に移動していったくらいです。

しかしです、しかしなのです。
これも腹が立つのですが、畠山一族の討伐を終えた義時が姉の政子を巻き込んで父であ
る執権北条時政追い落としの策謀をたくらみ、駆け引きする、実に陰険で欺瞞に満ちた
巧妙な描き方の、舌を巻かざるを得ない演出ぶりに三谷幸喜の演出力の技量を認めざる
を得なかったのです。

実に悔しいのですが、私はまだ”鎌倉殿の13人”を見続けることでしょう。
いえ、見届けると言った方が当たっているかも知れません。

しかし、畠山重忠と北条義時が上を下への取っ組み合いをするシーンは本当に見るに堪
えなかったですね。




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