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鎌倉殿の13人
リワキーノ 投稿日:2022年08月29日 10:18 No.102
「鎌倉殿の13人」は時々説明不足のストーリー進行があるように見受けられますが、昨日の頼家暗殺のシーンでもそれを感じました。

北条宗時(義時の兄)、伊東祐親親子、源範頼、一幡らを手にかけた刺客の男が頼家が殺されたあとに手下の女刺客に刺されて殺され、女刺客が「父の仇、思い知ったか!」と叫ぶのを見て、え、どこでそんな設定の説明があったのだ、と全編を通して見てきた私は記憶に無いので、ネットで調べたら下記の記述を見つけました。
範頼に使えていて一緒に殺された家来の娘だそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d101c03790ea84bf1618bb5e5e47a11dda5497a

k.mitikoさんはこの設定のことを知ってましたか?

それにしてもこのドラマが放映されることが決まったときから覚悟はしていましたが、何ともやり切れない謀殺のシーンが多いことでしょうか。

上記のネットの記述の中では、頼家の死は資料としては『吾妻鏡』に載っている死亡のことを伝える短い記述だけ、と記されていましたが、『愚管抄』の中にも記述があり、入浴中に襲われて殺されたことが生々しい描写で描かれています。

『愚管抄』はドラマにも登場してくる慈円という僧侶が書き残した書で、ウイキペディアに「北畠親房の『神皇正統記』と双璧を為す、中世日本で最も重要な歴史書と評される」と記されており、幕府に都合の悪い記事は載せなかった可能性のある公的記録の『吾妻鏡』よりは信ぴょう性があると思います。

私は子どものころから頼家が風呂場で殺されたことは知っていたので、『愚管抄』の記事が広く流布していたのでしょうね。

頼家の祖父の源義朝も同じように風呂場で殺害されていますが、清和源氏というのはこんな陰惨な話が多いです。




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