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キーウの遠い空
雪谷旅人
投稿日:2023年12月14日 16:21
No.1993
オリガ・ホメンコ著「キーウの遠い空
戦争の中のウクライナ人」(中央公論新社,2023年7月刊)
ウクライナ人女性でオックスフォード大学日本研究所英国科学アカデミーフェローの著者が戦争の中のウクライナ人について書く。はっきりとは書いてないがおそらく日本に滞在中。日本のマスコミの記者の質問がプロトタイプでぶしつけなので,自ら発言することにしたという。
ウクライナ人は何度も侵略され,チョルノービル原発の事故でも多くの人がキーウを去った。このためトラウマを抱える人は多いが,戦中でも明るく生きようとする姿が心強い。そのような人々の姿が描かれている。空襲警報が頻繁に流れる中で新しい事業を始めた人,芸術に打ち込む人,笑いを振りまく人など,戦時中のしたたかな生き方が描かれている。4千万人の国民のうち1千万人弱が海外に流出し,そこで働き,新たな事業を始める人もいる。侵略された経験のない日本人には想像もつかないことが書かれている。