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動物農園
雪谷旅人
投稿日:2023年11月10日 10:40
No.1941
ジョージ・オーウェル著,吉田健一訳「動物農園」
(中央公論新社,2022年9月刊)
農園の動物たちは共謀して主人を追い出し,動物だけの農園を作る。農園は人間に搾取されないから動物たちにとって一見豊かになったが,「ナポレオン」という悪賢い豚が特権階級を作り,政敵を追い出し,法律を勝手に変え,差別を生んでいく。ついには人間と対等に渡り合い,戦争まで始める。共産主義を揶揄した小説と言われるが,民主的な国でも独裁が生まれることを示唆している。(添付は朝日新聞書評)
若いとき,同じくオーウェルの「1984」を読んだ。電子装置を使って国民を監視する統制社会を描いている。75年前に書いた小説としては先見の明がある。「動物農園」の「ナポレオン」は安倍晋三,「1984」の「ビッグ・ブラザー」は習近平を彷彿させるというのは私の思い過ごしだろうか。