ひろば
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堤未果の本
雪谷旅人 投稿日:2023年08月12日 13:23 No.1817
堤未果著「デジタル・ファシズム」(NHK出版新書,2021年8月刊)

日本のデジタル化について,あらゆる方面から解析している。まず,政府・自治体のデジタル情報を統合する「政府デジタルプラットフォーム」に選ばれたベンダーはアマゾンの関係会社。スーパーシティーの構想はアクセンチュア,オンライン教育を牛耳っているのはグーグル,というように,ほとんどの分野で米国企業に委ねられている。そしてそこで得られた政府や個人の情報は米国の会社を通じて米国政府に筒抜け。「知れば間に合う」という副題がついているが,もう遅いのではないか。日本のデジタル化は10年遅れていると言われている。

堤未果著「堤未果のショックドクトリン」(幻冬舎新書,2023年5月刊)

ショックドクトリンとは,テロ,自然災害,パンデミック,戦争などの緊急事態で国民が思考停止になっている間に政府が普段は通らない法案を通し,企業が大儲けをする仕組み。カナダのナオミ・クラインが提唱した。9.11のあと成立した米国の「愛国者法」(Patriot Law)がよい例。これで政府による盗聴などが合法化された。

日本のマイナカードは,「日本はデジタルで遅れている」という恐怖から進められているが,マイナンバーと健康保険,運転免許証などを一体化するのは,リスクが大きくとても危険。外国ではマイナンバーに相当するものは「持ち歩かないこと」「リスク分散」が常識。私たちは自己防衛のためできるだけ一体化しないほうがよい。

<本の回し読み>
上記2冊の本の回し読みをします。ご希望の方は氏名,住所,電話番号を投稿者(青色)クリックし,フォームメールでお知らせ下さい。レターパックでお送りします。返却,受渡は例会でも結構です。希望者には「山は輝いていた」(No.1809)もお送りします。