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パシヨン
雪谷旅人
投稿日:2023年07月11日 16:04
No.1751
川越宗一著「パシヨン」
(PHP研究所,2023年7月刊)
時は慶長(1600年),全国には40万人のキリシタンがいた。これに対して司祭はわずかで,とても信者全員に秘儀(告解,洗礼など)を行なうことはできない。彦七など若者3名は司祭になるべくローマに行く。一方,国内の弾圧は日に日に強くなり,火刑や斬刑は熾烈を極め,その勢いは長崎に迫ろうとしていた。徳川の時代になると「キリシタンは残らず誅戮」の令が出たが,彦七は潜伏キリシタンの救いため帰国….。
川越宗一の新刊長編小説。なかなか難解な文章だが,読み慣れると面白い。同著者の「熱源」(No.762で紹介,直木賞)はアイヌに関する本だが今回はキリシタンに関するもの。時代考証が優れており,時代小説の面白さは共通している。
なお「パシヨン」とはPassionで「受難」という意味。
雪谷旅人
投稿日:2023年08月26日 13:08
No.1823
今日の朝日新聞に大変よい書評が掲載されていたので,紹介します。