ひろば
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ぶらりユーラシア
雪谷旅人 投稿日:2021年10月06日 20:09 No.1243
大木茂著「ぶらりユーラシア」(現代書館,2021年7月刊)

副題は「列車を乗り継ぎ大陸横断,72歳ひとり旅」。525ページの大作だが,全巻カラー印刷の豪華版。約1,000枚の美しい写真(さすがプロ!)とともに,読み始めたら止まらないワクワクするような体験と各国の歴史,民俗,文化を織り込んだ素晴らしい「ブログ集」だ。旅先からネットで逐次日本へ送信したという。

旅はサハリンのユジノサハリンスクで始まり,ポルトガルのロカ岬で終わる約2万km。ユーラシア大陸横断の3カ月の旅だ。可能な限り鉄道に乗り,不可能なところはフェリー,バス,タクシーでつなぐ。

2019年8月~11月の旅なので,まさにコロナ直前。貴重な最新情報が満載。とくに中央アジアやイランの情報は貴重だ。例えば,
・ウルムチ~アルマトイ 列車ルート短縮,出国・入国検査(p.142)
・中国・映像検査のスリ抜け方。RAWとjpg。(p.146)
・トルクメニスタンのビザ申請は隣国で通過ビザがよい。ただし,10日かかる。(p.161, 228)
・タジキスタン西部は治安が悪いと言われるが,サマルカンドに近いベンジケントなどは全く問題ない。(p.184)
・サマルカンド発アフラシャブ号のサービス(p.233)
・トランスアジア・エクスプレス(テヘラン~アンカラ)(p.342)
・各国撮り鉄事情(p.361)
・ポルトガル・ロカ岬往復の交通機関(p.490)