ひろば
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パンデミック後,新しい世界が始まる
雪谷旅人 投稿日:2021年03月02日 12:59 No.1100
ジャック・アタリ著,林昌弘,他訳「パンデミック後,新しい世界が始まる---命の経済」(プレジデント社,2020年10月刊)

フランスの知性,ジャック・アタリ氏がパンデミックの現状と将来を分析。著者は過去の著書の中でパンデミックを予想し,今後もさらに起こりうると予想する。対策としてはロックダウンをした中国型ではなく,用意周到,ロックダウンを回避した韓国型でなければならない。欧米諸国はこの点,失敗した。この本が書かれたのは第一波の最中だが,第二波,三波が起こることも予想している。

ワクチンや治療薬ができても元の世界には戻れないと警告する。航空産業や観光業は業種転換すべき。健康,疾病予防,衛生,スポーツなどの「命の経済」に重点を移行すべきという。オンライン,テレワーク,ソーシアル・ディスタンスは常態化し,普通のこととなる。

振り返って今後のSTFについて考えると,以前のような室内での「三蜜」例会は当分不可能だろう。今後半年~1年はオンラインと屋外活動に限定される。国内旅行は春~夏,海外旅行はその後開始できるかも知れないが,以前とは全く違った形になるだろう。感染対策を怠らず,楽しむ術を身につけなければならない。

オンラインの最大の欠点は「偶然の出会い」が制限されることだ。著者は「オンライン・サロン」を提案する。STFオンライン例会の第二部「リラックス・タイム」に近いが,時間が限定される。「出会い」の機会を増やすため,常設のサロンを設けることも一つの手かも知れない。例えば午後2時から1時間,毎日Zoomを開ける。IDとパスコードは常に同じ。誰でも,好きな時に参加する。ここで話が盛り上がれば旅の計画ができるかも知れない。そういう場はどうだろうか。

今後は旅の計画も相談も,Zoomになるだろう。現在Zoom経験者は40名程度だが,会員140名,仮登録者を含めると210名の本会にしてはまだ少なすぎる。もっと多くの人がZoomに加わり,いつでも気軽に話し合える環境を作っていきたい。