ブックスマート - 映画同好会

ブックスマート

組長投稿日：2021年01月17日 15:58 No.62

正しくは、「ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー」です。

《２０２０年夏、日本で大きく注目を集めた、米国産の青春コメディ。
幼なじみ同士である女子高校生コンビは、卒業式の前夜、はめを外そうと卒業パーティー出席に全力を注ぐ。
キャストの多くが無名ながら、日本では評判が口コミで広がりスマッシュヒット。
男子高校生コンビの卒業直前を描いた「スーパーバッド童貞ウォーズ」の影響を感じさせつつも、製作された2019年に合わせたフレッシュな味付けが多く、高校生たちが登場人物であっても女性陣がメインだからか、下品過ぎないのも魅力的。
米国青春コメディ史を彩る、新たな佳作だ。
人気男優W・フェレル、A・マッケイ監督らが製作総指揮し、ドラマや映画などで人気を博した女優O・ワイルドが鮮やかに長編映画監督デビューを飾った。》

解説通り傑作でした。
これは面白かったです。

「ブックスマート」とは、
≪「本で詰め込んだだけで実体験を伴わない知識を有する（人）」という意味です。
「頭でっかちな（人）」に近い意味です。≫

対応する言葉は、「ストリートスマート」になります。
本作での主人公たちが、高校生活を勉強に集中してきて、羽目を外してこなかったことを指します。
そう、私みたいに。

1960年代の同様な青春を描いた「アメリカン・グラフィティ」の現代版といったところです。
いわゆる「「ワンナイトもの」であるのも共通しています。
ただし格段に柄は悪く、下ネタもいっぱいで12禁です。

卒業式の前夜、今までのうっ憤を晴らそうとパーティに向かう二人。
お酒もドラッグも告白も。
お話がぐちゃぐちゃになっているみたいで、ちゃんと辻褄は合っていて、きっちりまとまっているのがお見事です。
そして二人の成長、大人になっていくという王道の展開です。

主人公二人は、特にかわいいわけでもなく、そこが身近なのがいいです。
ジェンダーの要素も取り込んでいます。
パーティのシーンからの怒涛の展開、一気に観せます。
友情万歳、親友最高！
このテーマは不変です。

2019年。102分。WOWOW。4.2。

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