映画同好会
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善惡の刃
組長 投稿日:2024年04月15日 14:55 No.584
《実話をもとに冤罪事件の再審に挑む関係者たちを描き、韓国で大ヒットしたサスペンス。
2000年の殺人事件で犯人にされた当時15歳の男性は、懲役後、無罪を主張するが?
実際に起きた“イクサン殺人事件”が下敷きで、15歳の少年が有罪とされて10年の懲役に服したが、彼の無罪を証明する再審は開かれるかという物語。
冤罪事件という題材自体、サスペンスとして決して新しい題材ではないかもしれないが、本作は社会的格差が大きいとされる韓国らしい背景描写が鮮烈。
弁護士もその仲間も検事も警察も皆、自己中心的。
しかし主人公の弁護士が、自分が見下された過去を思い出しながら無実を主張する男性と親密になっていくのが感動を呼ぶ。
出演は「レッド・ファミリー」のチョン・ウら。》

「地獄の方がましだ。少なくとも冤罪はない。」

本作は冤罪というより、全くのでっち上げです。
拷問で強制的に自白させます。
軍隊に行ったと思えばいいんだ。

悪い奴は刑事が筆頭ですが、検事も弁護士もこれに乗っかります。
真犯人は逃がし、証人も逮捕してしまいます。
証拠を見つける前に捜査終了。

一応法廷物の分類に入る作品でしょうが、再審が認められるまでで、裁判劇はありません。
あとはエンドロールで実際の経緯が示されます。
ここがちょっと物足りません。
徹底的に悪をやっつけてほしかったです。

主人公の弁護士が、カネのことしか頭になかったのが、正義に目覚めていく過程、被告と心を触れ合わせます。
再審専門弁護士になったとか。

それにしてもひどい警察、公権力です。
実話なんですよ。
こんなひどい警察を真正面から描き、エンタメにするのが、これまた韓国の凄いところです。
そして、大ヒットするところが。

2016年。119分。WOWOW。3.7。




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