映画同好会
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群盗
組長 投稿日:2023年08月20日 20:38 No.491
《朝鮮王朝末期の19世紀後半、愛する家族を殺された男性が復讐に立ち上がっていく姿を、迫力あふれるアクション満載で活写。
監督は佳作「悪いやつら」のユン・ジョンビン。
国際的スケールの痛快活劇「悪いやつら」を成功させたユン・ジョンビン監督が、同作品や「ベルリンファイル」のハ・ジョンウ、日本で「MONSTERZ モンスターズ」としてリメイクされた「超能力者」のカン・ドンウォンら魅力的なキャストを迎えた歴史アクション。
基本はシンプルな復讐劇だが、初めて頭をスキンヘッドにしたハ・ジョンウ演じる主人公が両手に肉切り包丁を持つなど、近年のハリウッドアクション映画などでは決して見られない異様な迫力が、凡百の娯楽映画と一線を画す濃密な世界観を生んでいる。》

開始早々、どこかで聴いた音楽が。
そうです、ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニウエスタン、「怒りの荒野」のテーマ曲です。
え、これマカロニウエスタン?
人物紹介の仕方、「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」じゃないですか。

でも、物語の展開はそんな感じでもなく、章立て構成もあまりピンときません。
搾取され、圧政にあえぐ農民たちのために立ち上がる盗賊たちの話。
と思いきや、ハ・ジョンウの復讐話になります。

敵役のカン・ドンウォンが光ります。
彼にも同情の余地があるので、カタルシスが希薄なのが残念。
盗賊たちがどんどん殺されていくのが斬新。
マ・ドンスクも容赦なく。

アクションシーンはなかなか見せます。
ガトリングガンの登場はマカロニウエスタンですが、銃撃戦はありません。
あくまで刀や弓矢、包丁の肉弾戦。

ただ、構成がゆるゆるなのが残念。
焦点を絞って、アクションを集中させたらよかったと思います。
題名も地味ですね。

2014年。137分。WOWOW。3.7。




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