最後まで行く(2014)

組長投稿日：2023年05月21日 18:59 No.454

《絶体絶命の窮地に追い込まれた悪徳刑事に果たして人生逆転のチャンスはあるのか……。
予測不能の急展開の連続で評判を呼び、韓国で大ヒット。
２０２３年に日本でリメイク。
悪いときには悪いことが重なるもので、次々と悪夢のような災難が降りかかり、人生の崖っぷちに立たされた悪徳刑事の主人公。
そんな彼が、どうせ最低最悪の運命ならば、最後までとことん行くしかない、と開き直って悪戦苦闘するうち、意外な活路が開けていく様子を、ホン・サンス映画の常連俳優イ・ソンギュンの主演でスリルとユーモアたっぷりに活写。
なかなか先の展開が読めないひねった話術も評判を呼び、本国の韓国では5週連続No.1の大ヒットとなった。
共演は、「悪魔の倫理学」のチョ・ジヌン。》

日本でのリメイク作品が公開中。
ところが、本作のリメイクはわが国だけではありません。
2017年に中国で「ピースブレイカー」、2022年にフランスで「レストレス」、リメイクされています。
そんなに人気やったんや。
ただし、どちらも劇場公開されてはいません。
つまり、大したことないみたいです。

で本作ですが、うーん微妙です。
話の展開はかなり面白いのですが、演出が悪いのかあまり緊迫感がないのです。
ドキドキして時間を忘れることにならないと。

偶然が度重なって、のっぴきならない破目に陥る主人公、これがまたうまいこと切り抜けられるんです。
真犯人も簡単に出てきて、二人の対決になります。
ここの対決はもっとしっかり撮ってほしいです。

小道具の使い方、犬もいい。
しかし、韓国の警察はもうどうしようもないです。
こんなラストになるまで、警察はわからんかったんですかね。

さて、日本でのリメイクやいかに。
あまり期待しなければ、それなりかもです。
藤井道人監督ですから。

2014年。111分。WOWOW。3.7。

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