映画同好会
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死刑にいたる病
組長 投稿日:2022年06月30日 22:39 No.322
《「凶悪」「孤狼の血」の白石和彌監督が、櫛木理宇の小説「死刑にいたる病」を映画化したサイコサスペンス。
鬱屈した日々を送る大学生・雅也のもとに、世間を震撼させた連続殺人事件の犯人・榛村から1通の手紙が届く。
24件の殺人容疑で逮捕され死刑判決を受けた榛村は、犯行当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよく店を訪れていた。
手紙の中で、榛村は自身の罪を認めたものの、最後の事件は冤罪だと訴え、犯人が他にいることを証明してほしいと雅也に依頼する。
独自に事件を調べ始めた雅也は、想像を超えるほどに残酷な真相にたどり着く。
「彼女がその名を知らない鳥たち」の阿部サダヲと「望み」の岡田健史が主演を務め、岩田剛典、中山美穂が共演。
「そこのみにて光輝く」の高田亮が脚本を手がけた。》

5月6日公開で、地味ですがロングラン、興収も10億円突破だとか。
なかなか立派なものです。

さて、サイコパスものです。
結構グロいシーンありです。
爪を抜いていく拷問シーンは、目を背けてしまいました。
こういうのは生理的に苦手です。

本作の肝は、殺人鬼阿部サダヲにあります。
彼にみんな好意を持ちます。
人誑しなのです。

そして、彼と関わった人たちは彼の病をうつされるのです。
はい、それが「死刑にいたる病」というわけです。
ですから、本作は1にも2にも阿部サダヲの演技にかかっています。

声を一切荒げない、冷静に恐ろしいことを語る彼。
知的な異常者。
ハンニバル・レクターのような。
ちょっと褒めすぎかな。

私が連想したのは、「羊たちの沈黙」より「CURE」でした。
伝染していくのも同じだし、セリフの重要性も一緒です。
「CURE」があまりに怖ろしかったんで、本作はさほどでもなかったです。

「病」がこれからも続いていくのです。
ここら辺も同じでした。

中山美穂がここではおばさんです。
綺麗ではありますが。

2022年。128分。梅田ブルク7。3.7。




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