映画同好会
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アオラレ
組長 投稿日:2022年06月19日 20:59 No.316
《「グラディエーター」の人気ハリウッド男優ラッセル・クロウが悪役を激演したアクションサスペンス。
ある母子が乗った車に、謎めいた男は“あおり運転”を繰り返し続けるが……。
「グラディエーター」で第73回アカデミー賞の主演男優賞に輝き、「ビューティフル・マインド」「レ・ミゼラブル(2012)」などのヒット作に出演してきた人気男優クロウが、日本でも社会問題になっている“あおり運転”を繰り返す、謎めいた悪役を激演した戦慄編。
カーアクションの数々を見どころにしたスリリングなサスペンス。
クロウは以前よりもぐっと体重が増えたが、それに比例するかのように存在感もアップ。
かつてない悪役で新生面を開いた。
共演は「否定と肯定」などの新進女優カレン・ピストリアス。》

どうも邦題がいい加減で損している作品です。
しかし、本作はちょっとした拾い物という佳作でした。
見事なB級作品です。

「激突!」みたいな展開かと思いきや、本作はサイコパスの恐怖映画です。
かなり太ったラッセル・クロウ、悪役ですがこんな役もやるんですね。
実は彼は怒りを抑制できない病気です。

最初に彼の行動を描くことで、異常さを納得させます。
携帯のGPSを使ったり、携帯で彼女のプライバシーを知ったり。
現代の恐怖です。

カーアクションもしっかり面白く、手抜きはありません。
情容赦なく公衆の面前で殺人を犯し、自分の命なんか気にしていません。
ですから、怖い、怖い。

警察は何してるんですか。
役に立たん奴らです。

ちょっとした伏線もうまく回収しております。
まあラストは予定通りですけど。
銃を使っていないので、さらに恐怖が増してます。

女性が最終的にサイコパスを倒す作品は、それこそ最近増加していますが、本作は上位に位置する作品でしょう。
ちょっとグロいですが、おススメです。

2020年。90分。ムービープラス。3.5。




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