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わが青春のフロレンス
組長
投稿日:2022年03月21日 06:44
No.272
《二十世紀初頭、芸術の都から工業都市へ変わりつつあるフロレンス(フィレンツェ)を舞台に労働者として階級意識に目覚め、激動の青春を生きる若者と彼が愛した女達を描く。
製作はジャンニ・ヘクト・ルカリ、監督は「堕落」「彼女と彼」のマウロ・ボロニーニ、「家族日誌」等のヴァスコ・プラトリーニの三部作「イタリア史」の第一部にあたる原作をボロニーニとルイジ・バッツォーニ、スーゾ・チェッキ・ダミーコが脚色、撮影は「王女メディア」のエンニオ・グァルニエリ、音楽は「ケマダの戦い」のエンニオ・モリコーネ、音楽指揮は「裸と猟奇の世界」のブルーノ・ニコライ、セットをグイド・ジョシアが各各担当。
出演は新人のマッシモ・ラニエリとオッタヴィア・ピッコロ、その他フランク・ウォルフ、「獲物の分け前」のティナ・オーモン、ルチア・ボゼーなど。》
いやー懐かしい。
高校生の当時、本作にハマりました。
というか、オッタヴィア・ピッコロに。
彼女が出ているというだけで、「愛すれど哀しく」も「帰らざる夜明け」も観に行ったもんでした。
一見さほど美形じゃないのですが、表情とか角度によって、凄くかわいいので。
出演作があまりないので、残念でした。
本作はイタリアの労働運動の話です。
主人公はマッシモ・ラニエリ、原題も彼が演じた「Metello」です。
邦題のようなロマンティックな話とは違います。
まあ映画としては可もなく不可もなくです。
観るべきところは、泰西名画をほうふつとさせるフィレンツェの風景でしょうか。
プロローグとエピローグが親と子で同じシーンです。
ただし、オッタヴィア・ピッコロは格段に強い女性です。
時代の経過です。
そうそう、忘れてならないのはエンニオ・モリコーネのテーマ曲。
一度聴いたらいつまでも耳に残る名曲です。
GYAO!で4月9日まで配信中です。
1970年。111分。3.4。
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