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閥管理による弊害
劉 磊夫
投稿日:2022年11月27日 16:26
No.1591
中国の歴史を振り返って朝廷内の内輪揉めは大体、主君、宦官(家老や内戚)及び官僚(管理層)同士で繰り返されている。
秦の時代の趙高専権、漢の呂后独断、唐時代の牛李の党争、宋代の軍部と官僚の食い違い、明代の宦官専権、清代の宦官による讒言&汚職など、その類だ。
劉家のお家事情に当ててみれば、清和堂主(株主大会、取締役理事会)、家老内戚による長老監督体制と官僚集団に当たる管理層との間の関係がそれに当て嵌まるかと思う。
この閥管理による経済管理体制は時には災いを招くものとなる。
内裏の場合、宦官が一番近く、直に部下と接しないとその讒言に惑わされて間違った判断をする場合がある。
趙高の場合、官僚集団の長-李斯と結託して、扶蘇と蒙恬親子を死に追い込んだ。
で、宦官集団と官僚集団の間に回避制度を設け、提案があれば、株主総会と両集団による統合会議で議論することが大事だ。
つまり、プライベートな接触は最初から回避するようにしないと、弾き出されるメカニズムが必要だ。
閥政治というと、安倍氏の死を受けて、閣僚更迭をめぐって、岸田総理が各派閥のリーダーと会食や密談により、人事調整を行ったように、
閥のバランスはソリューションが業務関係者全員を納得させられるかであって、頭数の配分ではないことだ。
それに見込まれていた収益や目標が達成されなければ、宦官集団も管理者集団も減俸や行政処分などの体制をしっかり敷いておくべきかと認識している。
これが曖昧になったら、いつかはそれにやられるに決まっている。
閥集団の形成を避けるためには、各集団の業績に見合った流動性、機能性、親和性及び自律性を持つと良いかも知れない。
日本の政党政治の真似をしてはいけねえんだぞ!! !
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