JUNO/ジュノ - 画像掲示板~シネマ~

JUNO/ジュノ

ジェイソン・ライトマン投稿日：2022年10月09日 13:16 No.990

JUNO/ジュノ（原題: Juno　米国）　2007年　全米年間興行収入ランキング14位

パンクとホラーが好きなクールな女子高生ジュノは、親友ブリーカーとの興味本位にセックスをして妊娠してしまう。中絶を思いとどまったジュノは友だちのリアに協力してもらい、養子を希望している夫婦を探すことに。理想的な夫婦を見つけ、会いに行ったジュノだったが……

監督　ジェイソン・ライトマン　代表作　『サンキュー・スモーキング』『マイレージ、マイライフ』
脚本　ディアブロ・コーディ　代表作　『死霊のはらわた(2013) 』『タリーと私の秘密の時間』
音楽　マテオ・メシナ　代表作　『ラブ・アフェア　年下の彼』『余命90分の男』『トールガールシリーズ』
主演　エリオット・ペイジ（ジュノ）　代表作　『ハードキャンディ』『インセプション』『アンブレラ・アカデミー』

上映時間　96分

登場人物

ジュノ・マクガフ：　女子高生。

リア：　ジュノの親友。(オリヴィア・サールビー)　代表作　『ジャッジ・ドレッド』『プリズン・エクスペリメント』
ポーリー・ブリーカー:：　ジュノのボーイ・フレンド。(マイケル・セラ)　代表作　『オーロラの彼方へ』『モリーズ・ゲーム』

マック・マクガフ：　ジュノの父。(J・K・シモンズ)　代表作　『セッション』『ザ・コンサルタント』『愛すべき夫妻の秘密』
ブレン・マクガフ：　ジュノの母。(アリソン・ジャネイ)　代表作　『アメリカン・ビューティー』『SPY/スパイ』

マーク・ローリング：　作曲家。(ジェイソン・ベイトマン)　代表作　『ハンコック』『ザ・ギフト』『ゲーム・ナイト』
ヴァネッサ・ローリング：　マークの妻。(ジェニファー・ガーナー)　代表作　『デアデビル』『ダラス・バイヤーズクラブ』

【起】
秋：ジュノはパンクロックとホラー映画を好む少し変わり者の16歳の女の子、大人しめで優しそうな友達のポーリー・ブリーカーに好意を寄せていました。ジュノは興味本位でポーリーとセックスをしてみます。その後、身体の異変に気付き妊娠検査薬を試します。3回も試しましたが結果は同じで…妊娠していました。

ジュノは親友のリアに電話で妊娠したことを伝え中絶することを決めます。次の日の朝、ポーリーの自宅を訪ね妊娠したことを告げます。そして、中絶することを伝えます。ポーリーは驚きながらも「君のしたいようにしたら良い」と少し頼りない返事をします。ジュノは「セックスしてこめんね、あなたの考えじゃない」と去っていきます。

自宅に帰り、病院に電話し中絶の予約をとります。その後、家族と食事をし父親から今日のことを聞かれますが適当に流し、妊娠のことは黙っています。ジュノの家族は父親と継母、妹の4人暮らしです。

次の日、ジュノは予約した病院へ向かいます。病院の外には同級生の女の子が中絶中止のプラカードを持って中絶に反対しています。ジュノは軽く話をし、病院に入ろうとしますが、女の子に「胎児には、もう爪が生えているのよ」と言われますが気にせず病院に入ります。病院の待合室で順番を待つジュノ、先ほどの爪が生えているという言葉が頭から離れず思わず病院から逃げ出します。

そのままリアの家へ直行し、リアに「中絶は中止」と伝え、赤ちゃんを産んで養子に出す計画を話します。リアは周りに妊娠がバレて卒業もできないかもと止めますが、ジュノの意志は固い様でした。リアは仕方なくジュノに賛同し、タウン情報誌に養子の広告が載っているのを見たことがあると言い、2人でタウン誌を見て里親候補を選びます。ジュノは普通の家庭では面白味が無い、カルトっぽいなど中々ジュノ理想の里親候補は見つかりません。その時、写真付きで載っていたある夫婦が目に止まります。その夫婦はマークとヴァネッサのローリング夫妻で感じが良さそうな写真にジュノは一目で気に入り里親に決めます。

【承】
ジュノは両親に妊娠の事を打ち明けることにします。リアに付き添ってもらい両親に妊娠したことを告白します。両親は驚きますが、とても冷静でジュノが中絶せずに出産し里子に出すつもりという意見を尊重してくれ、協力してくれます。

ジュノは父親と一緒に里子に決めたローリング夫妻に自宅に話し合いに行きます。夫妻の自宅は豪邸で、とてもきれいな家でローリング夫妻は歓迎してくれました。妻のヴァネッサは緊張している様子でしたが、それとは逆に終始おどけているジュノ。話合いには弁護士も同席しており養子に出す際の詳細を決めます。ローリング夫妻は中々子供を授からず、妻のヴァネッサは子供を育てる事を切望しているとのことでした。夫婦は開放的な縁組を希望してくれ、赤ちゃんの成長記録や写真をジュノにもきちんと報告してくれると申し出てくれましたが、ジュノは写真も記録もいらない、赤ちゃんを絞り出して渡してそれっきりで終わりで良いと断ります。ジュノは「愛してくれる人のもとで育ってほしいだけ」と伝えます。

ジュノはトイレを借りに席を立ちます。トイレはホテルの様に整っており中に香水まで置いてありました。トイレを出ると、二階に用があり席を立った夫のマークに出くわします。一緒に話し合いの場に戻ろうとしますが、部屋に飾ってろいギターが見えてロック好きのジュノは興味を持ちます。マークのギター部屋に入り、2人でギターを演奏して歌い出します。一階で待っていたヴァネッサがギターの音に気付き迎えに来ます。

ジュノの帰り際、ヴァネッサはジュノに病院に検査に行ったときは、赤ちゃんの成長具合を報告して欲しいと言い、ヴァネッサは心配そうに最後に、ジュノに本当に赤ちゃんを貰えるのかを再確認します。ジュノは必ず渡すと約束します。

冬：ジュノのお腹が目立つようになってきました。ジュノは母親とリアと一緒にお腹のエコー検査に行きます。お腹の中の赤ちゃんは順調に成長していき、手や足なども確認できるようになりました。エコー検査技師はジュノから赤ちゃんは養子に出すと聞き「安心した」さらに「10代の母親が赤ちゃんを育てるには劣悪です」と言い、それを聞いたジュノの母はそうとは限らないと一喝します。

その後、エコー写真をヴァネッサに見せようと、ローリング夫妻の家に行くと、マークが出てきてヴァネッサは仕事で留守でした。マークは家に入れてくれジュノはエコー写真を見せます。

マークと話をしていると、彼が作曲家で有名なCM曲をの作者だと分かります。マークとジュノは音楽や映画の趣味が同じで意気投合し、マークおススメのスプラッターホラー映画を２人で観賞します。そこにヴァネッサが帰ってきて、ジュノはエコー写真を見せます。

ヴァネッサは喜びますが、どこか不安そうで訳を聞くと以前も養子縁組を組んだことがあるけど直前で母親が縁組を中止した経験があったのです。

家に帰ると帰りが遅いジュノを母が心配していました。ジュノはローリング夫妻の家に行ってマークと映画を見たと話すと、「いきなり訪ねてはダメ、里親夫婦とはいえマークは既婚者なんだから」と注意します。ジュノは「赤ん坊を生むのは私なんだから、誰と親しくなろうと勝手」と２人はケンカをします。

夜、ジュノはポーリーの家を訪ねます。ポーリーにお腹の子はローリング夫妻の里子に出すことを伝えます。ポーリーの母はジュノの事を嫌っているので妊娠のことは黙っておくことに決めました。

ポーリーは「出産したら、また付き合おう」と言いますが、ジュノは「付き合ってたの？」と答え、他の女の子と付き合うことを勧められポーリーはショックを受けます。気まずくなる２人…。

赤ちゃんは順調に育っていき、ジュノのお腹を蹴る様になっていました。ある日、ジュノはモールでヴァネッサとばったり出くわします。ヴァネッサに赤ちゃんがお腹を蹴るようになったと伝え、お腹を触らせてあげます。嬉しそうに優しく赤ちゃんに話しかける姿に、ジュノはローリング夫妻を里親に決めて良かったと改めて思います。

【転】
春：臨月に入ったジュノ、学校では皆に好奇な目でジロジロ見られウンザリしています。しかもポーリーが他の女の子をプロムに誘ったと聞いてイライラします。そして、ポーリーに他の女の子を誘ったことを怒ります。ポーリーに「君は子供じみている、僕に当たるなよ、僕を傷つけたくせに」と言われ、ジュノは「あなたには証拠が残らないから得よね、私はこんな姿なのに」と言い去って行きます。

そして、ジュノはマークに会いにローリング家を訪れます。マークと音楽の話をしてジュノが持ってきたCDを掛けてもらい、２人はダンスをします。その時、マークにヴァネッサとの離婚を考えていると告白されます。ジュノは絶対にダメと止めますが、この家を出て行くつもりで新居も探していると言われ、さらにマークはジュノに好意を持っていると告げられます。

ショックを受け帰ろうとしますが、そこにヴァネッサが帰ってきて、様子がおかしいジュノに何があったのか尋ねます。そこにマークも下りて来てヴァネッサに「父親になる準備ができていない」と告げます。耐え切れなくなったジュノは家を飛び出します。泣きながら車を走らせ、これからのことを考えます。そしてジュノはヴァネッサに手紙を書き玄関の前に置いて帰ります。

自宅に帰り、父親にローリング夫妻の事は伝えずに「２人の人間が永遠に一緒にいられる？愛する２人が…」と尋ね「可能性があるって思いたい…２人が永遠に幸せでいられるって」と言うと父親は「パパが思うに何より大事なのは、ありのままのお前を愛する人を見つけること、不機嫌、上機嫌、美人、ブサイク、ハンサム、どうであれお前の価値を認めてくれる人、そういう相手となら続く」と答えます。

ジュノは次の日、ポーリーの元に行き、ひどいことを言ってゴメンと謝り「あなたが好き」と本当の気持ちを告白します。もちろんポーリーも同じ気持ちです。そしてキスをする２人…

数日後、ジュノは自宅のベッドで横になっていると破水します。いよいよ出産です。家族に「作戦決行！」と叫び、家族みんなで病院に向かい、リアも駆けつけます。

そして元気な男の子を出産、ポーリーも駆けつけジュノに寄り添います。２人は生まれた赤ちゃんを見ることはしませんでした。赤ちゃんの母親はヴァネッサだからです。ジュノがヴァネッサに宛てた手紙には「ヴァネッサ　あなたが、まだその気なら私もそのつもり」と書かれてありました。新生児室で幸せそうに赤ちゃんを抱くヴァネッサの姿があります。

【結】
夏：

ジュノはギターを抱えポーリーの元へ向かいます。そして、ポーリーと２人でギターを弾き歌を歌います。

The End＿ｆｍｆｍ

第80回アカデミー賞脚本賞受賞

みんなの評価 3.7/5.0

最高 (^0^)

怒ったり嘆いたりする人も無く、みんな淡々と過ごすので、見ていて落ち着けます。
俳優さん・女優さんが良いので、こんなに素の映画になれるのね。
素晴らしい。アカデミー脚本賞も納得です。

最低 (　` 3´)

コメディとしても面白くないし不完全燃焼極まりない。

大 \| 特大 \| 小 \| 太 \| 下線 \| 取消線 \| 点滅 \| 影 \| 動画 \| 引用
File
Key	(英数字で8文字以内)
Color	★★★★★★★★

Name
E-Mail
Title