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ユージュアル・サスペクツ
ブライアン・シンガー 投稿日:2021年12月25日 22:08 No.838



ユージュアル・サスペクツ(原題: The Usual Suspects 米国) 1995年 全米年間興行収入ランキング50 ランク外

船舶の炎上事故を調べていた捜査官クラインは尋問していたヴァーバルから奇妙な話を聞かされる。6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められた5人が、釈放後、協力して宝石強奪を決行。ブツをさばくためにLAの故買屋と接触した5人は、そこで新たなヤマを依頼されるが、宝石と聞かされていた獲物は麻薬で、トラブルから相手を射殺してしまう。そして恐慌状態の彼らの前に、伝説のギャング“カイザー・ソゼ”の右腕と名乗る弁護士が現れたというのだ……

監督 ブライアン・シンガー 代表作 『X-MEN シリーズ』『ワルキューレ』『ボヘミアン・ラプソディ』
脚本 クリストファー・マッカリー 代表作 『』
音楽 ジョン・オットマン 代表作 『ゴシカ 』『X-MEN シリーズ』『ボヘミアン・ラプソディ』
主演 ガブリエル・バーン(キートン) 代表作 『ミラーズ・クロッシング』『ヘレディタリー/継承』


上映時間 106分


登場人物

ディーン・キートン: 元刑事の前科者。

ヴァーバル・キント: 詐欺の前科者。(ケヴィン・スペイシー) 代表作 『セブン』『L.A.コンフィデンシャル』『交渉人』
マイケル・マクマナス: 前科者。(スティーヴン・ボールドウィン) 代表作 『7月4日に生まれて』『ファイアー・ファイト』
フレッド・フェンスター: マクマナスの相棒。(ベニチオ・デル・トロ) 代表作 『トラフィック』『21グラム』『ボーダーライン シリーズ』
トッド・ホックニー: 前科者。(ケヴィン・ポラック) 代表作 『ウィロー』『カジノ』『最高の人生のはじめ方』

デビッド・クイヤン: 関税局の特別捜査官。(チャズ・パルミンテリ) 代表作 『ブロンクス物語/愛につつまれた街』『ブロードウェイと銃弾』

コバヤシ: カイザー・ソゼの弁護士。(ピート・ポスルスウェイト) 代表作 『ブラス!』『エイリアン3』『アミスタッド』


【起】
6週間前のニューヨーク。銃を積んだトラックがハイジャックされた事件の容疑者として5人の男が面通しされる。そのメンツはいわゆる「常連の容疑者(ユージュアル・サスペクツ)」で、マクマナスとその相棒フェンスター、ホックニー、キートンは悪名高い犯罪のプロだ。しかし左手足の不自由なキントだけは無名の前科持ちだった。

結局5人の容疑は立証できず、すぐに釈放される。しかしマクマナスは他の4人に稼げる仕事の話を持ちかけていた。

そして現在。カリフォルニア州サンペドロの港に停泊していた船が爆発し、船内から複数の遺体が発見される。しかしひとりだけ昏睡状態の生き残りがいた。

ニューヨーク市警の特別捜査官クイヤンは、この事件に関与したとしてサンペドロ警察に身柄を拘束されたキントに会いに行く。

生き残りのハンガリー人は全身に大火傷を負っていた。男はしきりに“カイザー・ソゼ”という名前を叫び、恐怖に怯えていた。

クイヤンは2時間後に保釈されるというキントの尋問を開始する。キントは話をはぐらかそうとするが、クイヤンは強引に話を聞き出す。キントは仕方なく、6週間前の面通しの時の話から始める。

【承】
6週間前。マクマナスは近々入国する南米の運び屋の宝石を奪えば300万ドルになるという仕事の話を持ちかける。依頼人はロスのレッドフットという男だ。キートンは乗り気でなかったが、作戦の実行にはどうしても5人のメンバーが必要だった。堅気になろうとしているキートンも金が必要で、結局この話に乗ってくる。

汚職警官が警護する運び屋を襲うという作戦は大成功する。5人は宝石をレッドフットに渡して金をもらうため、揃ってロスへ飛ぶ。

クイヤンは一連の事件の黒幕はキートンで、彼はまだ生きているのではないかとキントに詰め寄る。しかしキントはそれを否定し、コバヤシという弁護士の存在を明かす。

ロスで金を手にした5人は、レッドフットから再び宝石屋を襲わないかと仕事を依頼される。その仕事も引き受けて宝石屋とボディーガードを襲い、抵抗する3人を射殺する。しかしカバンの中身は宝石ではなく大量のヘロインだった。マクマナスはレッドフットを殺す気でいたが、依頼人は別にいた。それがコバヤシという弁護士だった。

コバヤシは5人を呼び出し、次の仕事を依頼する。それがサンペドロ港に寄港する麻薬密売船を襲い、積荷もろとも全て燃やせというものだった。

【転】
キートンはこの話を断るが、コバヤシのボスがカイザー・ソゼだと聞いて顔色が変わる。ソゼは裏社会で最も恐れられている男だった。しかしその正体を知る者はいない。ソゼは5人のあらゆることを調べ尽くしており、この話を絶対に断れないよう準備していた。

キントはソゼの伝説を語る。ソゼがトルコにいた頃、対立するハンガリーの組織がソゼの自宅を襲撃し、妻をレイプして子供を人質に取る。帰宅したソゼはそれを見て、1人だけ敵を逃し、残りの敵と妻や子供まで皆殺しにした。そして逃した敵から彼らの関係者を洗い出し、家族はもとより関わりのある全ての人間を皆殺しにして地下に潜った。

ソゼの仕事の大部分は麻薬の密売であり、現在の競争相手はアルゼンチンの組織だった。サンペドロに寄港する船にはその組織に渡る9100万ドル分のコカインが積まれており、ソゼの狙いはその取引を阻止することだった。

翌日、フェンスターが金を持って姿を消す。しかしすぐにコバヤシから居場所を突き止めたという連絡がある。そこにはフェンスターの無残な死体があった。

もともとキートンはソゼの存在自体を怪しんでおり、コバヤシを殺すのがベストだと考える。4人はコバヤシを殺しに行くが、すでにコバヤシはイディーを呼び寄せ、キートンが手を出せないように先手を打っていた。身内を人質に取られた4人に選択肢はなかった。

【結】
決行の夜。キートンはキントに隠れているよう指示し、“もし生き残ったら金を持って逃げ、イディーに後のことを任せろ”と言い残して船へ向かう。作戦はほぼ成功し、キートンとマクマナスは船内で麻薬を探す。しかしいくら探しても麻薬はなく、ホックニーとマクマナスは何者かに殺害される。そして甲板にいたキートンも背広姿の男に撃ち殺される。男は船に火を放ち、姿を消す。キントはその一部始終を見ていた。そしてその背広姿の男こそがカイザー・ソゼだと怯えて語る。

しかしクイヤンは遺体の中にアルゼンチンの密告屋が混ざっており、この男の本国送還の手続きをしていたのがイディーだったという事実から、キートンこそがカイザー・ソゼだという持論を展開する。密告屋はカイザー・ソゼの顔を知っており、組織に売られることになっていた。船が運んでいたのは麻薬ではなくこの男であり、ソゼの目的はこの男を消すことだった。事件の後、イディーはホテルで射殺されており、全ては自分がカイザー・ソゼであることを隠すためにキートンが仕組んだことだとクイヤンは語る。キートンの死体を見ていないキントは“お前がバカだからキートンに操られていたのだ”と言われ、何も反論できなくなる。キントは検察側の証人となって警察の保護下に入るのを拒み、放心したように去っていく。

釈放された直後のキントはいつものように足を引きずりながら歩く。しかししばらくすると普通に歩行するようになり、迎えに来た高級車に乗り込む。運転手はコバヤシだった。

キントが去った後、クイヤンはオフィス内を見回して愕然とする。そこにはキントの話のキーワードとなる言葉が数々あった。そして火傷の男の証言によって作成されたカイザー・ソゼの人相書きはキントにそっくりだった。

The End_MIHOシネマ

第68回アカデミー賞 助演男優賞 脚本賞を受賞

みんなの評価 4.04/5.0

最高 (^0^)

展開のスピード、どこか惹かれるキャラ、最後の結末への運び・・・面白かった!!
荒っぽくみせてながらも、なるほど、明確なオチがある。洋画ならでは!

最低 ( ` 3´)

2段構えのどんでん返しは良かったし、脚本もよく練られていた。
ただし、ストーリーに面白みがなく登場人物に個性や魅力がなかった。
叙述トリックを除けば退屈。




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