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ボルサリーノ
ジャック・ドレー
投稿日:2020年12月13日 12:12
No.696
ボルサリーノ
(原題: Borsalino 仏・伊合作) 1970年 全世界年間興行収入ランキング34位
1930年代のマルセイユ。刑期を終えて出所したシフレディは、なじみの女ローラをめぐってカペラという男と取っ組み合いになるが、それをきっかけに二人の間には奇妙な友情が芽生える。街を手に入れるべく手を組んだシフレディとカペラは、暗黒街を牛耳る大物ギャングたちを手玉に取ってのし上がっていくが……
*
ボルサリーノ
イタリアのアレッサンドリアに本社を置く帽子メーカー及びブランドである。
監督 ジャック・ドレー 代表作 『太陽が知っている』『フリックストーリー』『友よ静かに死ね』
脚本 ジャン=クロード・カリエール、クロード・ソーテ、ジャック・ドレー、ジャン・コー
音楽 クロード・ボラン 代表作 『雨のパスポート』『おかしなおかしな大冒険』『しあわせ(1998)』
主演 アラン・ドロン(シフレディ) 代表作 『太陽がいっぱい』『若者のすべて』『地下室のメロディー』
上映時間 126分
登場人物
ロッコ・シフレディ: 出所したてのチンピラ。
フランソワ・カペラ: チンピラ。(ジャン=ポール・ベルモンド) 代表作 『勝手にしやがれ』『いぬ』『リオの男』
リナルディ: 弁護士。(ミシェル・ブーケ) 代表作 『悲しみの天使』『黒衣の花嫁』『暗くなるまでこの恋を』
マレロ: マフィアのボス。(アーノルド・フォア) 代表作 『審判(1963)』『冷静と情熱のあいだ』
ポリ: マフィアのボス。(アンドレ・ボレ) 代表作 『もういちど愛して』
【起】
時は’30年代のマルセイユ。
ケチな窃盗罪で捕まり三ヶ月の刑を終えて出所したシフレディは、自分を密告したバーに放火。
その後、自分の女であるローラに逢いに行くが、彼がムショに入っている間にローラに手をつけたのがカペラだった。
【承】
ローラの前で殴りあいをし、同時にダウンした後、いつまでもケチくさい下っ端でいたくないという野心がある事で意気投合する。
手始めに2人は街のヤクザ『踊り屋』のボス・ボガッスに頼み込み仕事を回してもらう。
競馬の八百長レースや、ボクシング試合の仕切りをまかされるものの、いずれもスカに終わるが、勝負度胸の強さで、2人はボガッスの黒幕で弁護士のリナルディを紹介され、さらに大きなヤマを任かされるようになる。
リナルディから任された魚市場の仕事で大儲けした2人は、夜会に招かれ、そこでマルセイユを支配するマレロとポリという2人のマフィアに出逢う。
シフレディは、マレロとリナルディに繋がりがあるのを知り、これを機会にのしあがろうとする。
最初は興味なさそうに傍観者を決め込んでいたカペラは一目ぼれした情婦・ジネットがポリの女だった事をしり、シフレディがポリを暗殺する計画に手を貸す事となってしまう。
【転】
シフレディとロックは、ポリを暗殺した後、何者かの入れ知恵でリナルディに手をかけそうになる。
それが自分達の出世を快く思わない『踊り屋』の仕業だと知ったシフレディは『踊り屋』を始末し、さらにマレロ一味のカジノに乗り込み、マレロを殺してマルセイユを我がものにした。
【結】
シフレディが豪壮な邸宅を建て、マルセイユの著名人を集めパーティを開いたその時、カペラはシフレディに、この街から出て行くと告げる。
両雄並び絶たず、このまま別れた方がいいと、邸宅から出て行くカペラが、邸宅の門前で何者かによって殺され、かけつけたシフレディがカペラを抱きかかえる所で映画は終わる。
The End _MIHOシネマ
みんなの評価
3.81/5.0
最高 (^0^)
おしゃれなギャング映画です。
衣装と時代の雰囲気を楽しむだけでも必見の作品と思います。
最低 ( ` 3´)
ごくごく普通のギャングもの。
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