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恐怖の報酬(1977)
ウィリアム・フリードキン 投稿日:2019年09月22日 15:34 No.343



恐怖の報酬(原題: Sorcerer 米国) 1977年 全米年間興行収入ランキング20 ランク外

1953年に公開されたフランス映画『恐怖の報酬(Le Salaire de la peur)』のリメイク。
ジャングルに囲まれた南米ポルヴェニール。そこは犯罪者、ならず者などが暮らす街でもあった。ある日、ポルベニールから300マイルほど離れた山の上の油田で爆発事故が起こる。

石油会社の支配人は、この炎を爆薬を運び込んで消火するしか手はないと判断。しかし倉庫には少しの衝撃で大爆発を起こしかねないニトログリセリンしかない。そこで石油会社は多額の報酬を条件にポルヴェニールからニトロ運搬の希望者を募集する……*オリジナル完全版。

監督 ウィリアム・フリードキン 代表作 『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』『L.A.大捜査線/狼たちの街』
脚本 ウォロン・グリーン 代表作 『ワイルドバンチ』『イレイザー』『ハイロー・カントリー』
音楽 タンジェリン・ドリーム、キース・ジャレット、チャーリー・パーカー
主演 ロイ・シャイダー(ドミンゲス) 代表作 『フレンチ・コネクション』『重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス』『ジョーズ シリーズ』『オール・ザット・ジャズ』

上映時間 121分

登場人物

ジャン・ドミンゲス: アイリッシュ・マフィア。本名 "ジャッキー・スキャンロン"。

セラーノ: フランス人投資家。本名 "ビクトル・マンソン"。(ブリュノ・クレメール) 代表作 『パリは燃えているか』『ありふれた愛のストーリー』『ゴダールのマリア』
ニーロ: ナチスの残党を追う殺し屋。(フランシスコ・ラバル) 代表作 『昼顔』『太陽はひとりぼっち』
マルティネス: アラブ系テロリスト。(アミドゥ) 代表作 『恋人たちのメロディー』『暗殺の報酬』『グッバイ・モロッコ』『RONIN』


【起】
メキシコのベラクルスにあるホテルの一室で男が銃殺される。標的を始末した殺し屋ニーロは現場を後にする。

イスラエルのエルサレムで銀行が爆破される。アジトへ戻ったテロリスト集団を警官が待ち構える。二人は射殺され、一人は捕まり、一人残ったマルティネスだけが逃亡する。

フランスのパリでは不正取引が発覚したセラーノが追及を逃れようと金を工面しようとするが失敗。更にはセラーノと共に不正に関与した義弟が自殺。セラーノはフランスから逃亡する。

アメリカのニュージャージー州エリザベスでアイリッシュ・マフィアが教会を襲撃、神父を撃ち殺してビンゴの売上金を強奪する。ところが、逃走中に車で衝突事故を起こしてしまう。かろうじて事故現場から逃げ出すドミンゲス。

しかし、彼らが射殺した神父がギャングのボスの弟であったため、一人生き残ったドミンゲスはギャングの一味に命を狙われる。友人からの忠告でドミンゲスは南米のポルヴェニールへと高飛びし、身を隠すことを決める。

【承】
密林に囲まれた南米ポルヴェニールの小さな村。そこでは訳ありの男たちが身分を偽って暮らしていた。

そして、その村にはアメリカからこの村へと辿り着いたドミンゲス、フランスから逃亡してきたセラーノ、イスラエルから逃亡してきたカッセム、メキシコからやって来たニーロの姿があった。村のバーにたむろする男たちは誰も彼もが何かいわくありげな様子だ。

そんなある日、村から300キロほど離れた場所にある油田で火災が発生する。石油会社の支配人は爆発物の専門家から火を鎮火するためにはニトログリセリンを用い、その爆風を利用して消火するしかないと告げられる。

しかし、倉庫に保管されていたニトログリセリンは保管状態が悪く、僅かな衝撃でも爆発するかもしれないという非常に不安定な状態であった。

とはいえ、ニトログリセリンを使って鎮火する以外に手立ては無く、石油会社はトラック2台でニトログリセリンを運搬することに決める。そして、1人1万ドルの報酬と国外への旅券を提示。トラックで運搬するメンバー4人を募るのであった。

【転】
多くの志願者の中から選ばれたのはドミンゲス、セラーノ、マルティネス、そしてカッセムの友人であるマルケスの4人。

しかし、いざ出発の当日朝になってもマルケスが姿を現さない。彼は何者かに殺されていたのだ。殺害されたマルケスに代わり、最後の4人目にはマルケスを殺害したと思しき、ニーロが加わることになった。

ドミンゲスとニーロ、セラーノとマルティネスの2組がそれぞれトラック2台に分かれ、ニトログリセリンをトラックに積み込み、約300キロ離れた油田へと出発する。

崖が迫る車幅ぎりぎりの細道を通過するドミンゲスとニーロ。その後、セラーノとマルティネスはタイヤがはまってしまうが何とか抜け出す。

ほっとしたのも束の間、暴風雨が吹き荒れる悪天候の中、今度は眼前に壊れかけた吊り橋が現れる。怖気づいて逃げようとするニーロをドミンゲスが殴りつけ、ニーロにトラックを誘導させる。左右に激しく揺れ、軋む吊り橋。ドミンゲスは無事、トラックを通過させることに成功。続くセラーノとマルティネスもドミンゲス達以上に吊り橋を渡るのに苦労するがウインチを使ってワイヤーで牽引、強行突破に成功する。

【結】
吊り橋を命からがら渡りきった彼らに新たな障害物が立ち塞がる。彼らのゆく手を巨大な倒木が遮っていたのだ。

成す術も無く、茫然自失する4人。その時、マルティネスが妙案を思いつく。爆弾の扱いに長けたマルティネスがニトログリセリンを使って倒木を爆破しようというのだ。慎重に爆弾を仕掛け、巨大な倒木を爆破することに成功。

ピンチを切り抜け、安心したセラーノとマルティネス。緊張から解き放たれ、車中で談笑していると突如タイヤがパンクし、崖から転落。二人は命を落とす。

爆発したトラックを見て動揺を隠せないドミンゲスとニーロ。しかし、二人は先を急ぐ。すると、地元のゲリラが二人を襲う。ニーロが銃で地元ゲリラを射殺するが、彼もまた撃たれ、傷を負う。

道中、ニーロは息絶え、残るはドミンゲスただ一人。しかし、今度はトラックがガス欠で動かない。意を決したドミンゲスは素手でニトログリセリンを目的地まで運ぶのであった。

任務を達成し、新しい身分と報酬を手にしたドミンゲス。いよいよポルヴェニールを後にしようというまさにその時。彼を追っていたギャングがポルヴェニールに降り立ったのであった。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 4.28/5.0

最高 (^0^)

世間的には旧作=名作、新作=駄作のこの評価はもうくつがえることはないでしょう。
しかし、私は旧作では眠くなりましたが、新作は最後まで緊張が途切れることなく鑑賞出来ました。

最低 ( ` 3´)

ストーリー途中まで何がどう繋がってんのかよく分からんかった。
で、結局言いたい事は『悪銭身に付かず』って事なのか。
謎だ。




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