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007 慰めの報酬
マーク・フォースター 投稿日:2019年05月26日 18:01 No.276
 



007 慰めの報酬(原題: 007 Quantum of Solace 英米合作) 2008年 全世界年間興行収入ランキング7位

ヴェスパーの死に関係している謎の組織を追いかけ続けるジェームズ・ボンドが、謎の組織の幹部である環境NPO法人グリーン・プラネット代表のドミニク・グリーンが推し進める謎の計画を阻止すべく世界中を飛び回る……

監督 マーク・フォースター 代表作 『ネバーランド』『ワールド・ウォーZ』
脚本 ジョシュア・ゼトゥマー、ポール・ハギス、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
音楽 デヴィッド・アーノルド 代表作 『GODZILLA』『ズーランダー』『宇宙人ポール』
主演 ダニエル・クレイグ(ボンド) 代表作 『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』『ドラゴン・タトゥーの女』
原作 イアン・フレミング 『ナッソーの夜』

上映時間 106分

登場人物

ジェームズ・ボンド: 英国MI6秘密諜報部員007。

M: MI6局長。(ジュディ・デンチ) 代表作 『眺めのいい部屋』『恋におちたシェイクスピア』『アイリス』

ドミニク・グリーン: 環境NPO法人グリーン・プラネット代表。(マチュー・アマルリック) 代表作 『潜水服は蝶の夢を見る』

メドラーノ: 元ボリビア軍事政権トップ。(ホアキン・コシオ) 代表作 『ローン・レンジャー』

カミーユ: メドラーノ将軍の命を狙う女性。(オルガ・キュリレンコ) 代表作 『パリ、ジュテーム』『オブリビオン』『スターリンの葬送狂騒曲』

Mr.ホワイト: 国際的犯罪組織『スペクター』の幹部。(イェスパー・クリステンセン) 代表作 『ザ・インタープリター』『ペイド・バック』


【起】
前作「カジノ・ロワイヤル」でヴェスパーという心から愛した女性を失ったボンドは、Mr.ホワイトを捕らえMI6の基地へと連行していた。その尋問の最中、Mr.ホワイトは「我々の組織、クォンタムはどこにでもいる」と不敵に笑みを浮かべるのだった。するとその言葉の直後、MI6の職員が何とボンド達に向けて銃口を向けるのだった。実はその職員も、クォンタムの一員だったのだ。

逃走したその職員を追い、ボンドは街中で激しい追走劇を繰り広げる。本来であれば職員を確保しクォンタムに関する情報を得る必要があったボンドであったが、その激しい応酬の中で相手を射殺してしまうのだった。ボンドは何か手がかりが残されていないかと、その職員の家を捜索する。そして、ハイチにクォンタムに繋がる何かがあるという確信を得たボンドはすぐさまハイチへと飛ぶのであった。

ハイチのホテルに着いたボンドは何者かに襲われてしまう。しかし、ボンドはMI6の中でも有数の実力者である。彼は見事その襲撃者を下すと、その場にいたカミーユという女性の後を追うのであった。

【承】
ボンドをまいたと思ったカミーユは、自らの愛人であるドミニクグリーンの元へと向かう。しかし、彼は自分の利益の為に彼女をメドラーノ将軍という人物に受け渡してしまうのだった。カミーユと将軍を乗せた小型船は港を出港する。しかし、その一部始終をボンドが影から見ていたのであった。

ボンドは停泊してあった小型ボードに飛び込むと、そのボートごと2人の乗る小型船に突っ込んで行ったのだ。そしてボンドはカミーユを連れその場から逃走するのだった。しかし、ボンドのその行為に対してカミーユが怒りに燃える。実は彼女は、自身の両親を殺したメドラーノを殺す為この機会を待ち続けていたのだった。

一方のボンドは、ドミニクグリーンの正体について迫っていた。彼は環境団体のCEOであり、CIAの人間とも繋がりがある人物だった。しかし彼が何かを隠していると勘付いたボンドは、グリーンの正体を掴むべく彼を追う。しかし、グリーンもまたボンドが自分に近づいていることに気がついていた。

【転】
自身の判断で調査を進めるボンドであったが、突然襲撃をかけてきた人物を殺害してしまう。しかしその人物は何とイギリス大統領の護衛を務める男であった。ボンドは00の資格を剥奪されてしまうが、それでも彼は調査を止めることはなかった。

ボンドは知り合いの協力を得ると、グリーンの主催する大規模なパーティに潜入する。しかし、その協力者が汚職警官に殺害されてしまう事件が起きる。ボンドは調査を続け、とある「不毛の地」に辿り着いた。しかし、一見死に果てたように見えるその土地であったが、実はその場所には豊富な水があった。グリーンはこの水を独占し、巨額の富を手にしようと企んでいたのだ。

グリーンの目的を掴んだボンドは、宿泊していたホテルへと戻る。すると何と、そのホテルで自らの別の協力者が石油まみれとなって殺害されていたのだった。ボンドが捜査を進める限り死者が出続ける、そう考えた彼の上司、Mは、ボンドに任務を中止するよう伝える。更にCIA職員もまた、ボンド逮捕のために動き出していたのだった。

【結】
そんなボンドを利用してメドラーノに復讐を果たそうと考えているカミーユがCIAに追われているボンドを助け出す。メドラーノとグリーンが取引をする場所を突き止めた2人は、取引場であるホテルへと向かうのであった。

ボンドはホテルに正面から乗り込むが、敵と激しい銃撃戦となってしまう。ガス管を爆発させたボンドは、ホテル全体を火事に追い込む。一方、カミーユは単独メドラーノの元へと向かっていた。そして見事メドラーノを殺し、復讐を果たしてみせるのだった。ボンドはグリーンと戦っていたが、炎渦巻くホテルに取り残されたカミーユを助けるべく、ホテルの中に突撃する。カミーユを助け出したボンドは、その後同じく脱出を果たしていたグリーンを捕らえる。

グリーンを砂漠のど真ん中まで連れて行ったボンドは、その場所に彼を置き去りにするのだった。その後、グリーンは頭に銃弾が撃ち込まれ胃の中にはガソリンが入った状態で発見された。Mは、再びボンドを007に戻したいと彼に提案するが、ボンドは「元々やめたつもりはない」と不敵に笑うのだった。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.45/5.0

最高 (^0^)

名作の条件:ラストの「1フレーズ」「1シーン」のために1本の映画が作られる。
この作品はまさしく「それ」です。

「死者は復習など求めない」

この1フレーズの為に90分の映画が展開されます。

最低 ( ` 3´)

007映画史上最低の出来だと思います。




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