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スカーフェイス
ブライアン・デ・パルマ 投稿日:2019年05月12日 18:15 No.273



スカーフェイス(原題: Scarface 米国) 1983年 全米年間興行収入ランキング15位

1980年、キューバからアメリカ・マイアミへ渡ったトニーはコカインの取り引きに携わる。その働きが認められたトニーはマフィア組織の配下に収まった後、ボスを殺害。無一文の身からマイアミ暗黒街の頂点へと上りつめ、さらにはボスの愛人エルビラも手に入れることに。しかしその栄光は長く続かなかった……

監督 ブライアン・デ・パルマ 代表作 『キャリー』『ミッドナイトクロス』『アンタッチャブル』
脚本 オリバー・ストーン 代表作 『ウォール街』『JFK』
音楽 ジョルジオ・モロダー 代表作 『アメリカン・ジゴロ』『ミッドナイト・エクスプレス』『フラッシュダンス』『トップガン』
主演 アル・パチーノ(トニー) 代表作 『ゴッドファーザー シリーズ』『セルピコ』『狼たちの午後』『カリートの道』

上映時間 170分

登場人物

アントニオ・モンタナ: キューバ移民 通称 ”トニー”。
ジーナ・モンタナ: トニーの妹。(メアリー・エリザベス・マストラントニオ) 代表作 『ハスラー2』『アビス』

マニー・リベラ: キューバ時代からのトニーの相棒。(スティーヴン・バウアー) 代表作 『レイジング・ケイン』『真実の行方』『トラフィック』

フランク・ロペス: マイアミの麻薬王。(ロバート・ロッジア) 代表作 『愛と青春の旅だち』『白と黒のナイフ』『インデペンデンス・デイ』
オマー・スアレス: フランクの右腕。(F・マーリー・エイブラハム) 代表作 『アマデウス』『モブスターズ/青春の群像』『ミミック』

エルヴィラ・ハンコック: フランクの情婦。(ミシェル・ファイファー) 代表作 『危険な関係』『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』『ラブ・フィールド』

アレハンドロ・ソーサ: ボリビアの麻薬王。(ポール・シェナー) 代表作 『グラン・ブルー』『ゴリラ』


【起】
1980年5月、キューバのカストロ議長はマリエル港の封鎖を解除し、12万5千人ものキューバ人が、避難民としてフロリダに到着する。その中に、反カストロ主義者の政治犯としてキューバの刑務所に収監されていたトニー・モンタナもいた。

トニーは入国審査でも強気な態度を見せ、友人のマニーとフリーダム・タウンと呼ばれる避難民のキャンプへ送られる。1ヶ月が過ぎた頃、大物時代に何人かの反カストロ主義者を殺したレベンガという元政治家を殺せば、労働許可証が発行され、マイアミで仕事がもらえるという話が舞い込む。トニーはキャンプの暴動に紛れてレベンガを殺害し、労働許可証をもらって、自由の身となる。

この仕事を依頼してきたのはオマーというギャングで、オマーのボスのフランク・ロペスは、麻薬の密売で財を築いていた。「でかい仕事がしたい」というトニーの話を聞き、オマーはコロンビア人との取引の仕事をトニーたちにくれる。

トニーはチチとエンジェルという仲間にも声をかけ、取引場所のマイアミのモーテルへ向かう。トニーは、マニーとチチを下の車で待機させ、金は車のトランクに入れたまま取引へいく。トニーが危惧していた通り、コロンビア人は罠を仕掛けており、エンジェルはチェーンソーで惨殺される。マニーたちは上の異変を察知し、マシンガンを持って部屋に乗り込む。壮絶な撃ち合いの末、トニーはコロンビア人を全滅させてコカインを奪い、車で逃走する。

トニーは手に入れたコカインと金を自分で直接渡すことにして、マニーと一緒にフランクの豪邸を訪ねる。フランクはこの手柄を喜び、トニーのことを「筋金入りのタマを持った男だ」と褒めてくれる。そして情婦のエルビラも連れ、トニーたちとクラブへ食事に行く。トニーはセクシーなブロンド美女のエルビラに一目惚れする。

フランクはトニーの男気を気に入り、自分のそばに置くことにする。エルビラはトニーのことをバカにしているようだったが、トニーは彼女も自分に気があるはずだと思っていた。トニーは現状に満足せず、どこまでものし上がっていくつもりでいた。

【承】
フランクの仕事を手伝うようになったトニーは、かなり羽振りが良くなっていた。トニーはエルビラに猛アタックを続けていたが、彼女に「使用人とは寝ない主義よ」と言われてしまう。

金を手にしたトニーは、アメリカで暮らす母親と妹のジーナを訪ねる。数年前に会った時はまだ子供だったジーナが、19歳の美しい娘に成長しており、トニーは驚く。ジーナは兄との再会を喜ぶが、母親はトニーの訪問を迷惑がり、金も受け取らない。母親はトニーがカタギではないことを見抜き、ジーナに近づかないよう警告する。家を追い出されたトニーは、ジーナに金を渡しておく。

トニーとオマーは、ボリビアのコチャバンバにあるソーサのコカイン製造工場を訪ねる。ソーサは麻薬ビジネスを牛耳る大物で、アンデス山脈一帯に麻薬帝国を築いていた。ソーサは、毎月150キロものコカインを買って欲しいと申し出てくる。オマーは「ボスでないと決められない」と尻込みするが、トニーは物怖じせずにソーサと交渉する。

ソーサはオマーの話に納得したふりをして、彼だけを先に帰らせる。ソーサは、オマーが警察のタレ込み屋だったという情報を仕入れており、ヘリに乗ったオマーを始末する。ソーサは、フランクも人を見る目がないと判断し、トニーと直接取引をしたがる。トニーはフランクの顔を立て、自分がうまく話をまとめると約束する。

しかしトニーが心配した通り、フランクはソーサとの取引に尻込みし、オマーの一件も本当かどうかわからないと言い出す。返事を引き延ばすように言われ、トニーはフランクと切れることにする。生意気なトニーにフランクは腹を立てるが、トニーはすでにフランクなど相手にしていなかった。

フランクと切れたトニーは、エルビラにプロポーズする。エルビラはまだ迷っていたが、トニーは真剣だった。

マニーと一緒にクラブへ行ったトニーは、そこで男と遊んでいるジーナを見つける。金を手にしたジーナはすっかり派手になり、タチの悪い男と付き合っていた。トニーはそこで麻薬課のメルという刑事に声をかけられ、マニーにジーナの見張りを頼んで、メルと話をする。

メルはレベンガ殺しやコロンビア人殺しのことを知っており、トニーに金を要求してくる。トニーはフランクが裏切ったのだと睨んでいた。ちょうどフランクとエルビラが現れたので、トニーはフランクを罵る。フランクはトニーを恐れており、すぐに帰ってしまう。

ジーナが男に誘われるままトイレへ入ったのを見て、トニーは2人を追いかける。ジーナはコカインにまで手を出しており、トニーに反抗する。トニーは思わずジーナを殴ってしまい、マニーが彼女を家まで送る。マニーはトニーの気持ちを代弁し、ジーナを優しく諭す。

そのままクラブで酔いつぶれていたトニーは、2人の殺し屋に銃撃され、クラブ内は大パニックになる。トニーはケガをしながらも反撃し、クラブから脱出する。

【転】
トニーはマニーとチチを呼び出し、フランクのオフィスへ向かう。ニックという部下には、午前3時きっかりにフランクへ電話をかけ「ドジった、奴は逃げた」と言うように指示を出す。

フランクのオフィスには、トニーの予想通りメルもいた。フランクはケガをしたトニーを見て「誰にやられた?」と嘯くが、トニーは全てお見通しだった。午前3時に電話が鳴り、フランクはエルビラからだと嘘をつく。トニーはフランクの裏切りを確信し、マニーにフランクを射殺させる。トニーはメルのことも射殺し、フランクの部下だけ助け、自分の部下にする。

トニーはエルビラの寝室へ行き「荷物をまとめろ」と命令する。エルビラは全てを察し、すぐに荷物をまとめ始める。トニーはエルビラを待つ間、「世界は君のもの」という飛行船に書かれた宣伝文句をじっと見つめていた。

トニーはソーサと直接取引を始め、面白いほどの金を稼いでいく。トニーは「モンタナ興業」という会社を立ち上げ、エルビラと結婚する。広大な敷地に大豪邸を建て、トニーは麻薬王としてのし上がっていく。

違法な金の洗浄は、高い手数料を払って銀行に頼んでいた。マニーはトニーの右腕となり、家の警備を担当する。金が入れば入るほど、トニーは他人が信用できなくなり、セキュリティに高額なお金をかけ始める。マニーは「家の警備に金を使いすぎだ」と指摘するが、トニーは油断が命取りになると考えていた。

エルビラは毎日退屈し、完全なコカイン中毒に陥っていた。トニーもコカインを常用しており、夫婦喧嘩は壮絶さを増していく。エルビラは金の話ばかりするトニーにうんざりしており、トニーのことを「キューバ流れの成り上がり」と罵る。トニーは、長年の相棒であるマニーまで部下呼ばわりし、マニーを呆れさせる。莫大な金と引き換えに、トニーはどんどん孤独になっていた。

銀行の手数料があまりに高額なため、マニーは金の洗浄をしてくれるユダヤ人を探してくる。しかしこれは警察の囮捜査で、トニーは金を洗浄する現場を押さえられ、逮捕されてしまう。莫大な保釈金を払って保釈はされたが、申告していない130万ドルもの現金を数える様子が隠しカメラで撮影されており、トニーの脱税罪は逃れようのない事態となる。トニーは、刑務所行きだけは絶対に避けたかったが、敏腕弁護士にも最低3年の懲役は避けようがないと言われてしまう。

【結】
トニーはソーサに呼ばれ、ボリビアを訪れる。ソーサの屋敷には、ボリビアとアメリカの大物政治家や軍人が集まっていた。彼らはみんなソーサの麻薬ビジネスに関わり、私腹を肥やしている連中だった。

アメリカの麻薬撲滅委員会は、本格的にボリビアからの麻薬と金の流れを調査しており、ソーサの麻薬ビジネスは危機を迎えていた。麻薬撲滅委員会の最高顧問は、ニューヨークで行われる国連議会でそれについて演説することになっており、ソーサはその前に彼を暗殺する計画を立てる。トニーへの依頼は、アメリカに不慣れなソーサの側近を助け、最高顧問の暗殺を確実に実行することだった。見返りに刑務所行きを阻止すると言われ、トニーはこれを承諾する。

アメリカへ戻ったトニーは、高級レストランでエルビラと大喧嘩になり、彼女はトニーのもとを去る。エルビラもトニーもコカインのやりすぎで、正気を失いつつあった。

トニーはフロリダのことをマニーに任せ、ニューヨークへ飛ぶ。ニューヨークから何度も電話をかけるが、マニーは行方をくらまし、エルビラからも連絡はない。トニーは苛立ち、コカインの量が増える。

ソーサの側近は事前に最高顧問の自家用車に爆弾を仕掛け、国連ビルの前でそれを爆破させる計画を立てていた。ところが、顧問の妻と幼い2人の娘がその車に同乗してきて、トニーは計画の中止を申し出る。しかしソーサの側近はそれを許さず、爆破スイッチを押そうとする。トニーはソーサの側近を撃ち殺し、爆破を阻止する。これは完全にソーサへの裏切り行為だった。

フロリダへ戻ったトニーは、ソーサから怒りの電話を受ける。トニーが爆破を阻止したので、国連での演説が行われ、車に仕掛けた爆弾も発見されてしまった。ソーサに罵られてトニーも興奮し、2人は完全に決裂する。

トニーの母親はジーナが帰らないことを心配し、何度もトニーに電話をかけていた。ジーナは家を出て男と暮らしているらしく、トニーは「お前のせいだ」と責められる。トニーは大量のコカインを吸引し、母親が見つけたジーナの家へ行ってみる。笑顔で玄関に出てきたのはマニーだった。トニーは激昂し、いきなりマニーを撃ち殺してしまう。

ジーナとマニーはずっと前から愛し合っており、昨日結婚したばかりだった。2人はトニーを驚かせるつもりで、そのことを黙っていた。トニーの部下は発狂するジーナを車に押し込み、トニーの屋敷へ連れて帰る。

ソーサとの戦争は避けられない状況で、トニーの屋敷は厳戒態勢に入る。トニーは親友のマニーを殺してしまったことを悔やみ、コカインを吸引し続ける。そこへ正気を失ったジーナがやってきて、微笑みながらトニーに発砲する。屋敷内にはソーサの放った殺し屋軍団が侵入し、次々とトニーの部下を殺していた。そしてベランダから忍び込んできた殺し屋が闇雲にマシンガンをぶっ放し、ジーナが撃ち殺される。

トニーはジーナの死体を抱きしめ、涙を流して自分の間違いを詫びる。扉の向こうには、複数の殺し屋が近づいていた。トニーは強力なマシンガンを手にして「これが挨拶だ!」と叫んでドアごと敵を吹っ飛ばす。そして玄関ホールを見下ろす形で、複数の敵と壮絶な撃ち合いを始める。トニーはたった1人で多くの敵を撃ち殺すが、自分も何発もの銃弾を浴びる。それでもなかなか倒れないトニーに、後方から殺し屋のボスが強烈な一発を撃ち込む。トニーは階下の噴水へ落下し、ついに絶命する。噴水に飾られたオブジェには「世界は君のもの」という文字が刻まれていた。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 4.16/5.0

最高 (^0^)

映画にも全ての条件が完璧に揃って初めて出来る奇跡のような作品というものがある。
これなどは間違いなくその1本だろう。完璧な脚本、完璧な演出、完璧な演技が完璧に融合した完璧な作品。
これ以上、何を望むというのか!

最低 ( ` 3´)

はっきり言ってクソ映画ゴミ映画。
『セントオブウーマン』と同じくらい面白くない。




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