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GNSS測量
早起き
投稿日:2023年10月19日 10:26
No.3199
別の調査士がGNSS測量した(3年程前)隣地を今回、私の方で設けたGNSS基準点で測量して同じ杭を測ったところ最大で6センチずれていたのですが(平均的には3センチ位です)、それは誤差内として仕方ないと見ていいものでしょうか。
ご意見等をお伺いさせていただきたく存じます。
またご意見の根拠となる資料や参考資料等もありましたらご教示いただきたく存じます。
宜しくお願い致します。
北海道調査士
投稿日:2023年10月19日 16:49
No.3200
基準点測量に誤差は付き物ですので、成果は成果として扱い、現地に石標が正しく入っているのであれば現地は現地に合わせてはいかがでしょうか。
そのうえで、どの座標値を採用するかはケースバイケースだと思います。
とおりすがりのおじさん
投稿日:2023年10月19日 18:04
No.3201
別の調査士さんも早起きさんもTSを使わないで測量しているということですか?
風来坊
投稿日:2023年10月19日 22:48
No.3202
>私の方で設けたGNSS基準点
どのような方法で設置した基準点ですか。STATIC? NETWORK型RTK?
どの規程に基づいて設置した基準点ですか。作業規程の準則?連合会のネットワーク型RTK単点観測マニュアル?
早起き
投稿日:2023年10月20日 09:53
No.3203
この質問に至った経緯としまして、もう少し状況を書きますと、
今回の案件は両隣別々の調査士が測量しておりまして、
右隣が質問スレの調査士(調査士Aとします)で左隣が調査士Bなのですが
私とのずれ 観測方法 観測時期
調査士A 3cm~6cm スタティック 3年程前
調査士B 1cm~3cm 不明 10年程前
私はネットワーク型RTK法で連合会の登記多角点測量マニュアルに沿って設置しました。
観測方法が違うからかなとも思ったのですが、
スタティック法とネットワーク型RTK法の両方で検証した人がいて、
精度に大差はなかったと仰られていたのと、
これは偶然にもなのですが、近場にも今回質問の案件と似た状況がありまして、
他の調査士(調査士C)がスタティック法で作ったGNSS基準点をネットワーク型RTK法で
連合会の登記多角点測量マニュアルで検測してみたら、
最大で3cmのずれを自分自身でも確認できたので3cmまではやはり許容範囲かなと考えていました。
ちなみに質問の案件の調査士Aと調査士Bの基準点は残っておりましたが、視通が合わなかったため使用しておりませんし検測もしておりません。
これまでも当然誤差はありまして、その誤差がある程度自分なりに説明できる範囲の誤差であれば割り切りもいいのですが、今回の6cmの誤差の原因が特定できず気持ち悪いかなというところです(説明に困る・・^^;)
とおりすがりのおじさん
一筆地測量の際はTSを使用しています。
風来坊
投稿日:2023年10月21日 17:46
No.3211
ネットワーク型RTKの精度は3σ(公差)が3cmといわれています。
つまりその点の最確値を中心に半径3cm以内に観測値がある確率は約99%ということになります。
(詳しいことはすでに引退されましたが東京会の小野孝治先生の
http://onoo.o.oo7.jp/My Webs03/k_hyoujyunhensa_kousa.pdf
を参考にしてください)
従って3cm程度の誤差はあり得るということになります。
スタティック測量で設置した点とネットワーク型RTKで観測した点とはほぼ一致することは当方で何度も検証しています。
従って正当な観測を行っていれば6cmも誤差が起こることは確率的にほとんどあり得ないことになります。
原因を突き止めたいと言うことであれば、A調査士が測量した土地の点間距離を検測し地積測量図と一致しているか確認してみればわかるかもしれません。
6cmの較差のある点に関わる辺長が一致していなければ設置後に標識が移動したか、あるいは測量過誤ということになります。
そのスタティック測量はおそらく電子基準点のみを使用して設置したものと思われますが、その中には観測点から10キロ以上離れている電子基準点もあるかもしれません。
その辺りの電子基準点の今期と元期の成果にどれだけの較差があるかわかりませんが、もしかするとセミダイナミック補正をしていないのかもしれません。
大地
投稿日:2023年10月21日 20:44
No.3212
少しそれますが、小野先生は退会ですか。風来坊さんの情報ですが、まだ、お若いと思うのですが。サイトも運営されてないのでしょうか。
北海道調査士
投稿日:2023年10月21日 22:11
No.3213
現地の石は現地成果で埋設されているということはありませんか?
当方地区でも平成20年以降に区画整理で筆界形成された土地は各筆計算簿にて1筆、1筆に世界測地系成果が備わっておりますが、スタティックでもVRSでも与点を作成して実測すると6㎝前後の座標差が見受けられます。
分筆する際は区画整理の座標値を変えないで申請して欲しいとなっております。
測量地を含めて周辺の石標に整合性があるのであれば復元は現地に合わせて、どの座標成果を採用するかは個々に応じて判断では駄目でしょうか。
風来坊
投稿日:2023年10月21日 22:49
No.3214
>サイトも運営されてないのでしょうか
http://onoo.o.oo7.jp/
サイトは残しておられます。
>スタティックでもVRSでも与点を作成して実測すると6㎝前後の座標差が見受けられます
当時はまだ電子基準点のみを使用した基準点の設置が認められていなかったのでその程度の誤差はあります。
>どの座標成果を採用するかは個々に応じて判断では駄目でしょうか
電子基準点に基づく成果であれば、地震により地殻変動が起きても正確に移動量を知ることができます。
早起き
投稿日:2023年10月23日 13:59
No.3215
風来坊 様
詳細なご説明をいただけたおかげで誤差の原因を特定できそうです!
誠にありがとうございますm(__)m
また宜しくお願い致します。
北海道調査士 様
過去の成果座標(数値も読取も)がないエリアになり、比較検討の対象となるのは先に測量した人の成果になるため、そのずれが大きいことに悩んでおりました。
また、勉強になりました。
ありがとうございますm(__)m
また宜しくお願い致します。
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