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wasi 投稿日:2022年09月01日 07:00 No.139
オレの最初の憧れはミツルの親父だったかもしれない。「うちの親父と全く違う。」と思った。ミツルと知り合ったのは所野小学校から日光小学校に転校した時だった。親の仕事がペンキ屋って事で仲良く成って家に遊びに行くように成った。一番印象強く記憶してるのはミツルの家が増築してミツルの部屋が出来る中学生の頃だ。フローリングの部屋が2部屋と和室が有って広い廊下には小さな流しが有ったしトイレは水洗だった。彼の部屋には電話・TV・ステレオ・ベッドが有った。同じペンキ屋だけど職人が3人居てジイチャンも看板の文字を書いて仕事してたし、うちとは規模が違って金持ちなんだなぁと思った。うちの親父は服や髪の毛にペンキが付いて居ても気にしないようなタイプだったけど。ミツルの親父は仕事着と出かけて行く時の服装が違ったし、うちの親父はバイクやトラックでどこでも行ってたけど、ミツルの親父は2ドアクーペで颯爽とゴルフに行ったりしてた。今になってオレがして来た事を振り返ると、ミツルの親父がして居た事を真似してる感じがする。そして親が思ってたかもしれない「理想のスタイル」は子供には親が思うようには写って無かったのかもしれないと思った。ミツルは親父を「カッコばかり着けて居て、親として感謝はしてるけれど尊敬はして居ない。」とか言ってた。うちの娘も「お父さんはベンツのスポーツカーに乘ってるの?」とか聞かれるのが嫌だったようで、迎えに来て欲しくない感じだった。一度は写生会で道端に座ってる娘の目の前に信号待ちで車が止まったから窓を開けて声をかけると嫌な顔をされた。後で「おとうさん外ではああゆう事しないでね。」と言われて「分かった、二度と声をかけたりしないよ。」ってスタイルは今でも基本に成ってる。



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