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『江戸の乳と子ども』とジェンダー問題その1
Moroccan mint
投稿日:2021年04月26日 14:54
No.61
色々と感想をメモしながら読んでいたら、内容・量ともに中学生の作文くらいになってしまい、どうしようかと思ったのですが、そのままつなげてしまいました。分けて投稿します。
日本の歴史研究というのは記述も日本式に曖昧になるのか、解説と資料がきっちり対応していない(文中にデータがあるのに表にない)ところが多かったり、せっかく章に分けたはずのテーマが中で混ざったり、など読みにくかったです。また、江戸の貨幣制度が複雑で、解読に苦労しました(口入屋が捨て子の預り賃「銭3貫500文」と口入料「銀50匁」をもらい、子をもらう百姓が「銀200目」を行政から受け取る、など)。
私は今年、朝日新聞のジェンダーに関する企画を偶然ネットで見つけ、幾つかオンラインで視聴しました。そこで自分が「ジェンダー」という語を大学で知った‘90年代半ばから世の中は少しずつ変わったけれど、声高にジェンダーについて議論されていたかと言うと、あまりされていなかったことを再認識しました。また、視聴当時、奇しくも2/4の森発言と一連の騒動があり、3/8の国際女性デーに向け、世間でこの数十年なかったほどジェンダーを議論する熱気が高まっていたため、私はこの本を乳のある女とない男という目線で読み始めました。
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