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光軸
鋭利庵 投稿日:2024年04月09日 06:27 No.838
運転士さん、偶然にしてはちょうどよく収まっていますね。
とはいえ、考えてみれば運転席から客室後方を見るための鏡でしょうから
車両の中央から顔が見えるのは逆の理屈で至極当然のことですね。

私は右目の眼底、網膜の裏側に極小の亀裂があるせいでほんの僅か中心が
盛り上がっているせいで歪みが生じます。
カメラでいうとフィルムと圧板の間に砂粒が入っているような感じですね。
おかげで[ーーー]が[ー〜ー]に見えてしまいます。

小穴の眼鏡は絞りと被写界深度を利用したのかもしれません。
目の直前にピンホールを並べて被写界深度を増しつつ届く光量を減少させて
虹彩を開く状態になるのでしょう。それだけなら一点の穴でいいはずですが
視野を確保するためにたくさんの穴が開けてあるのだと思います。

見え方、特に色の認識に関しては個体差が大きいといいますね。リンゴは
赤というのは共通認識ですが色覚細胞の感度や解像のばらつきがあるので
それこそRAWデータを抜き出すとまったく同じということはないはずです。
それでも入力と出力が一致していれば個体差は吸収できるので「赤は赤」
として見たままの彩色を施せば赤いリンゴの絵が描けることになります。
色覚に対する特性が極端にズレすと色弱や色盲ということになります。

外見でわかるほどの斜視の知人もいますが日常困ることはないようです。
眼球はフィルムや撮像素子に相当する網膜も球面ですから光学系としては
理想的なデバイスなのでしょうね。
認識としては球面に投影された映像をトリミングして意識している構造。
フルサイズ撮像素子で受光してAPS-Cの範囲を意識するという感じですね。

「斜視」は「意識する」部分と光軸の中心が一致していないわけですが、
カメラのアオリでいうとレンズがティルトされた状態なのでAPS-Cサイズ
トリミングの中心を反対方向に寄せることで適切な視野が得られる理屈。
機械精度で加工されたものではないので個体差が生じるのはあたりまえで
眼底の中心と光軸の中心が完全に一致ということはありえないのかも。
このへんは生物的な「ゆらぎ」の許容範囲に収まればヨシなのでしょう。


連動カメラは、三台ともシフトレンズを使うことによる副次的なメリットが
あることに気づきました。必要なのは横方向のシフトで画面の中心を揃える
ことだけのつもりでしたがカメラを見上げたり見下ろす上下方向に傾けると
不必要にパースが出てしまい、立体視に不向きになるので水平を維持したい
のですが縦位置なので画面の中で地面などの下部面積が大きくなります。
しかし、ここでレンズを上方向にシフト(ライズ)することでカメラは水平
(撮像素子は垂直)を維持したまま下部面積を減らすことができるはずです。

         科学はいつも意外な身近に転がっている  鋭利庵でした




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