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「さんふらわあ くれない」
げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 10:42 No.16082
大阪から別府までフェリーさんふらわあの新造船「さんふらわあ くれない」に乗船しました。
本船は2023年1月に就航した日本初のLNG燃料で動くフェリーです。
船尾上部には大きなLNGタンクが2つあります。

大きくなった船内の旅客フロアは6階〜8階の3層構造です。
中央に3層吹き抜けのアトリウムがあり、前後に客室があります。
上等級ほど上にある傾向があります。
スーペリアやプライベートなどの客室は、7階の内側にあり窓無しです。シャワーやトイレ付きの個室や半個室が増えた代わりに、窓なしの部屋も増えています。

乗船したら正面に大きなディスプレイがありますが、この画面に見えている図が本船での現在位置の図で、よくあるGPSで正確な位置を示すものがなくなっています。なので、インサイドの客室にいると海峡通過までどれぐらい近いかがわからない状態です。ただ、客室のテレビから前面の映像を見ることができるようになっているため、その映像は参考になります。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 10:51 No.16083
船内に入ってすぐに感じたのは「広い」ということです。
3層吹き抜けのアトリウムの開放感もありますが、これだけでは他船と大きく変わらず、乗船した5階のパブリックエリアが広くなっていて、乗船口から奥まで見えるようになっていることがありそうです。
船内の雰囲気は、温泉の街「別府」を思わせるようなレジャー感があります。
アトリウムは船体の前後方向に長い楕円形で、1枚目の写真正面が船尾方向です。
アトリウムの階段の横にも通常の階段があります。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 10:58 No.16084
パブリックスペースにはソファが多く設置されています。
感染対策も強化されていて、パブリックスペースを中心に空気清浄機が多数設置されています。
レジャー客の多い航路だからか、テーブルがあり作業できるようなスペースはほとんどないと感じました。
この日の乗客は、団体を中心とした高齢者と、大学生ぐらいが多く、中間層が少なく感じました。

テーブルの画面がタッチパネル(?)になっているテーブルもありました。飲食禁止のステッカーがあります。

最近のフェリーの定番になっている写真撮影用のコーナーもあります。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 11:12 No.16085
船内の通路はどのエリア(等級)であっても、同じような雰囲気になっています。
客室番号の表示もほぼ同じで、客室タイプでの色分けや番号が大きく違うということもないので、番号の数字から探すしかなく、自分の客室を探すのがなかなか大変です。この部分は、最近乗った船の中で一番わかりづらいと感じました。
船内図でもどこがどのタイプの客室エリアなのか書かれていないです。(大きさや作りから推測はできますが)

プライベートベッドがある、5階の廊下には、無料のコインロッカーが多く設置されています。
自転車などを鍵かけて置いておける場所も多くありました。この設備を見たのは初めてです。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 11:19 No.16086
今回利用したのはスーペリアシングル。
小さな1名個室ですが、客室内にシャワー・トイレがあるのが特徴です。
1等クラスにシャワー・トイレをつけた、特等クラスだけど、窓とバスタブがないと言った中間クラスでしょうか。
シャワーがあるためか、北九州航路の1名個室と比べるとだいぶ高い値段になります。

1名の場合、半個室のプライベートシングルもあります。最近、内鍵のみの半個室を設置するフェリーありますが、なぜ増えているのでしょうか(通常の個室にしないのか)。
部屋の鍵は、乗船時に発光されたQRコードで開きます。「はまゆう」「あおい」などでもQRコードを利用しましたが、本船のQRコードが一番すぐに読み取られて解錠されるので、ストレスが全くありませんでした。

テレビの横には小さなテーブルと空気清浄機まであります。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 11:25 No.16087
ベッドの横には冷蔵庫もあります。客室内にも絵があったり、枕元にUSBコンセントや照明のスイッチがあるなど、細部までよく作られた客室です。ベッドは幅85cm、長さ200cmでした。

洗面台とトイレ、シャワーがあります。シャワーブースは75cmの正方形を少しカットしたような大きさで、狭いながらも快適に使えます。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 11:29 No.16088
客室の鍵になるQRコードは再発行できる機械があります。再発行させるにはQRコードが必要ですので、コピーをする機械です。
デッキで風で飛ばされたりするのが怖かったので、念の為、コピーを発行させました。

船内のショップはお土産物を中心とした構成で、日用品は少なくなっています。お菓子類や飲料、アイスクリームもあります。

自動販売機コーナーは数が多く、どのコーナーも数台以上ありました。カップラーメンやアイスクリームもあります。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 11:36 No.16089
展望浴場は広めの作りになっていました。
オフィシャルサイトに写真があるように、男性用は浴槽が3つあり、洗い場は合計11ヶ所。脱衣場のロッカーは60個ありますが、感染対策で半分の30個に制限されています。脱衣場の洗面台も多く12ヶ所。そのうち3箇所はカーテンが閉まって個室のようにできるようになってました。(着替えのため?)
シャワールームは同じ場所に併設されていて、3ブースあります。

入口に混雑状況の表示があり、客室内のテレビにも表示されています。

船内にはマッサージチェアも2台ありました。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 11:53 No.16090
外部デッキは少し特殊な作りです。
7階右舷側がメインで船尾の方まで行くことができ、左舷側は小スペースがあります。8階は船尾側にデッキがあり、アトリウム右舷側だけにも極小のデッキがあります。7階と8階のでっきは繋がっていると案内ありますが、階段は今回閉鎖されていました。

本船は定刻19:55より数分早く離岸出港しました。回頭もないため、スムーズが出港です。
港の奥で回頭して出港してくる「フェリーふくおか」より先行して大阪湾に出て行きます。

大阪湾に出てから、先に北九州に向かう「フェリーふくおか」に追い抜かれます。
「フェリーふくおか」に続いて21:05に明石海峡大橋を通過。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 11:57 No.16091
明石海峡を通過すると、アトリウムを使ってプロジェクションマッピングのイベントがあります。
このイベントは志布志航路でもやっているフェリーさんふらわあの特徴です。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 12:08 No.16092
22時過ぎには船内は夜間照明に切り替わります。
本船のエンジンの振動は、阪九フェリーに近いレベルで少なく、ほとんど感じないものでした。

翌朝は、6時から船内のレストランがオープンします。この季節でもまだ夜明け前です。
レストランは、バイキング形式です。
レストランは広く混雑しません。感染対策を意識しているのか、パーティションや空気清浄機が多く設置されています。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 12:13 No.16093
6時半を過ぎてから夜があけてきました。この日は曇っていて朝日は見ることができません。
客室内のテレビから、レーダーマストに設置された前方の景色を見ることができます。

特徴的に感じたのは、デッキに設置された救命筏が、1箇所に多く設置されるのではなく、分散して数個ずつ設置されていることです。
脱出シューターの場所に合わせて実用性が高いように分散させているのでしょうか。

ファンネルは背が低い垂直な形です。
最近のスクラバーのあるファンネルを見慣れていると、小さく感じます。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 12:19 No.16094
入港前にファンネルから黒煙が出るタイミングもありましたが、発電機か何かを始動したタイミングでしょうか。LNGになっているのは主機のみなのでしょうか?

左手には、大分の工業地帯が見えてきました。

8階にはスイートの乗客専用のスイートカフェラウンジがありました。スイートのお客さんは客室で快適に過ごしているからか、使用している人は見かけませんでした。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 12:22 No.16095
今回、強風の可能性があったのか、別府港ではタグボートが待機していました。
西日本海運のタグで、大分臨海興業に用船されている「大豊丸」です。西日本海運ですが、用船されているためカラーリングが違います。
風はほとんど吹いてなく、左舷側中央で待機するのみでタグラインもとっていませんでした。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 12:25 No.16096
別府港に定刻で到着です。
別府港のバースは北側に新設された新しいターミナルです。
本船はLNG燃料で、別府港で供給されますが、補給する日だったようで、大型のタンクローリー4台が待機していました。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月19日 12:28 No.16097
別府港の新ターミナルは、エスカレーターがなく、すべてエレベーターで上下船するめづらしい作りになっていました。
エレベーターが4台設置されてピストン輸送していました。
ストレスない範囲ですが、下船の大量の人の場合は少しずつ間隔をあけて下船でした。

新ターミナルは一時的なターミナルになるためか、設備は最小限のものしかない作りになっています。
旧ターミナルの正面にあったバス停も現在も使われていますが、新ターミナルから通りまで出た場所にも、同一名称のバス停があり、両方にバスは停車していました。


淀川コナン 投稿日:2023年02月23日 06:55 No.16110
船内にQRコードの複製端末があるんですね。

複数人数用個室の場合、乗船時に渡されるQRコードは人数分あるんでしょうかね?

1枚だけだとしたら、これで部屋の人数分だけ複製するという使い方が想定されます。

ちなみに私が「あおい」に乗った時は、紙のQRコードをスマホで撮影し、画面をかざすという方法を取りました。現物は汚れたり折れたりしないよう、すぐにクリアファイルに収納しました。
げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月25日 20:13 No.16117
こんばんは。
今回はチケットカウンターでの発券になった(オンラインの方法はあった?)ので紙で利用しましたが、感度良くストレスが全くありませんでした。
就航した順番通りですが、「はまゆう」→「あおい」→「さんふらわあくれない」と良くなっているように感じます。この部分は進化が早い世界ですかね。
乗船口のチケット確認も専用機器というより、汎用のタブレットを流用した機器のようでした。

QRコードリーダーは、画面の反射があるためか、スマホより紙が反応いいイメージがあり、事前発行タイプの場合は、事前に印刷するか迷います。このような複製機あると、スマホから紙に変えることもできて便利ですね。
ただ「複製」で「再発行」ではなく、QRコードがないと発行できないので、紛失には対応できません。今回1名だったので複数名のときの対応分かりませんが、あくまで事前に複製したい人(複数名?)のためです。
紛失した場合は拾った人が鍵を開けられてしますので、申し出るように注意書きありました。


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