Advectionfog Photo BBS



| トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 |

11/17 巡視船PLH-35『あさづき』博多港出航
でんすけ 投稿日:2022年11月22日 23:43 No.15954
 ひと昔前と比べると増強著しい海上保安庁の船艇の中でも最たる物のひとつがヘリコプター搭載型巡視船の充実であり、「尖閣領海警備体制の強化」と「大規模事案」の同時発生に対応できる体制の整備を目的として計画された「しきしま」・「あきつしま」の系譜に連なる「れいめい型巡視船」の整備はその代表例です。

 その「れいめい型巡視船」の3番船として建造されたPLH-35『あさづき』が博多港に寄港していました。通常は第11管区石垣海上保安部に配備されている本船ですが、三菱重工下関造船所にて工事を行った後に博多港に回航されてきたようです。須崎ふ頭に着岸した『あさづき』は燃料の補給作業を実施中でした。船橋上の「停船命令等表示装置」には赤文字で『燃料搭載中』と表示されていて、他船から見てもすぐわかるようにしていました。


でんすけ 投稿日:2022年11月22日 23:48 No.15956
 燃料補給船が離れるとしばらくして通風機の作動音が響き乗組員が出てきて出港準備が始まりました。

でんすけ 投稿日:2022年11月22日 23:56 No.15957
 最低限の係船索を残す「シングルアップ」の状態になっていきます。今回は船首はスプリングを1本のみ残して「バイトをエンドでとる」状態になっていました。

でんすけ 投稿日:2022年11月23日 00:05 No.15958
 出航となり船首の最後のロープが外されます。
 「バイトをエンドでとっていた」スプリングロープは、ロープのアイ部分が船側にあり、岸壁のビットにはロープ廻していただけなので、ロープを緩めてアイ部分を放して巻き取ると岸壁ビットの首下を廻って回収することができ、岸壁側に人を必要としない方法です。
 難点は擦れ止めのない部分がビットとの摩擦で傷んでしまうことでしょうか。


でんすけ 投稿日:2022年11月23日 00:09 No.15959
 ノータグで出港していきます。岸壁と並行のまま下がっていき広いエリアで回頭を始めます。

でんすけ 投稿日:2022年11月23日 00:13 No.15960
 回頭を終えて防波堤の出口へ向かいます。
 その後ろを福岡市営渡船の『きんいん1』が交わしていきました


でんすけ 投稿日:2022年11月23日 00:19 No.15961
 博多港を出港した『あさづき』はこの後福岡湾を出て玄界島を通過して北西の方向へ向かいました。そこでAISの発信を停止したので行き先は分かりません、

げんかい(管理人) 投稿日:2022年11月23日 22:39 No.15964
沖縄本島や石垣島の巡視船は、昔は交通量に応じた規模でしたが、近年は外洋で低速で長時間活動可能な大型巡視船の配備が著しく、石垣港にもずらりと大型巡視船が並ぶ姿は、国境の離島であることを認識させられます。


お名前
メール
画像添付


編集キー ( 記事を編集・削除する際に使用 )
文字色