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作り上げるんだ、絶対に! Ju89編
クレイジー・ユンカース 投稿日:2023年11月30日 23:20 No.809
 こんばんは。クレイジー・ユンカースです。月末です。2014年1〜9月の作業後、昨年の12月から製作を再開しているユニクラフト72のウラルボマーJu89は本夕ようやく完成しました。感涙禁じ難し。二年弱を費やして、やっと89の堂々たる姿を三次元で見ることができました。

 左の写真はキャノピーを被せる前のコクピットです。89のコクピットの写真を参考にジャンクパーツをかき集めて作りました。コンソールはストックのデカールから計器をひとつひとつ切り取って極細ピンセットを用い、マークソフターや接着剤のアクアリンカーでくっつけています。パイロットはエアフィックス72、Ju52のパイロットの首を交換して無帽にし、試作機に乗るメーカーの人間ぽくしました。髪の毛の色も変えています。

 真ん中は注目の、写真のない右側面です。先頭キャノピーの後ろにあることは間違いない透明部は横長の窓がふたつと推定しました。この透明部の存在を伺える写真はけっこうあり、左前方から撮ると透けて右側面が見えるのです。しかしその詳細はわからず、特に下方向にどれくらい続くのかがわからないのでもっと下の方に続いている可能性はあります。ラジエーターシャッターを持つエンジンはマッシブで流麗なラインを出せたと思います。

 右の写真はやや後ろから見たところですが注目はフラップとエルロンです。共に釣り針のような支架で懸吊されているだけです。その取付き方は誠に儚げでこれではハリケーンの7.7ミリのシャワーを浴びせられただけで容易に吹き飛んでしまうのでは、と思わせます。やはりJu52や86に連なる機体なのでなんとなく古臭い感じがします。
 そして困るのは当然模型の方もこの部分がとてもひ弱だということです。実際もう何回も自分でぶっ壊していて、その度に瞬間で直すので、初めは面一にきちんと揃っていたフラップとエルロンが少しみっともなくなってしまいました。収納の便を考えてせっかく外翼を着脱式にしたのですがくっつけて宙に浮かしておくのが最良の保管方法という皮肉なことになっています。上面にはマスバランス、下面には操作ロッドと突起物も多く触らぬ神に祟りなし状態です。

 そしてこの写真では多分わかりませんが、ダイナミックなコードレターはすべてマットのマスキングテープです。なぜそんなことをするのかというと、例のカレンダーに備えてこのJu89V1をV2に変身可能にするためです。胴体の黄色いラインも同様で、但しこちらはテープの黄色がいわばレモンイエローだったのでRLM04を吹き付けています。テープを切り出すのにはテンプレートを作成し、この時に役立ったのがジャンクデカールにあったイタレリ72、Ju86シビリアンの巨大な民間コードレターデカールでした。まったく今回はイタレリのJu86には何回もお世話になりました。

 というわけで、それでは12月2日、大激作展にゲストとしてこのJu89とJu288でお邪魔いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。




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