|
『窓ガラスが割れて大変なことになってるということで唖然としました。こんなことが起こるなんてちょっと想像もしないもんでね・・・』 ―― 被災マンションにお住いの方の言葉です。 “窓ガラスむき出し”マンションの宿命です。台風,突風,爆風,飛来物にはお手上げです。また、強い横揺れ(水平地震動)による躯体変形にもお手上げです。更には防犯上でも脆弱です。窓ガラス全面に飛散防止フィルムなど(※2)を張ることで二次被害などを軽減できます。 (※2 ⇒飛散防止・UVカット・遮熱・断熱・防虫・日射調整・目隠し・防犯用などがあります。) 想像もしていないことが起こる!、これが災害です。想像力(危険予知力)+αで減災に努めるしかありません。合掌 |
<発表記事:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/new/20190828/20190828_shizuoka.pdf> 気象庁 報道発表 令 和 元 年 8 月 2 8 日 静 岡 地 方 気 象 台 ■令和元年 8 月 28 日に静岡県三島市で発生した突風について ~気象庁機動調査班による現地調査の報告~ 『 8 月 28 日 08 時 00 分頃、静岡県三島市文教町から富士ビレッジにかけて発生し 被害をもたらした突風の種類は、竜巻の可能性があるものの特定に至りませんでした。その強さは風速約 50m/s と推定され、日本版改良藤田スケールで JEF1 に該 当します。』 8 月 28 日 08 時 00 分頃、静岡県三島市文教町(ぶんきょうちょう)から富士ビレッ ジ(ふじびれっじ)にかけて突風が発生し、住家の屋根の飛散などの被害がありました。このため本日(8 月 28 日)、静岡地方気象台は突風をもたらした現象を明らかにするため職員を気象庁機動調査班(JMA-MOT)として派遣し、現地調査を実施しました。調査結果は以下のとおりです。 (1)突風をもたらした現象の種類 この突風をもたらした現象は、竜巻の可能性があるものの特定に至らなかった。 (根拠) ・突風発生時に活発な積乱雲が付近を通過中であった。 ・被害や痕跡は帯状に分布していた。 ・突風はごく短時間(1 分程度)であったという証言が複数得られた。 (特定に至らなかった根拠) ・被害や痕跡、聞き取り調査から、被害をもたらした現象を推定できる情報が得られなかった。 (2)突風の強さの評定 この突風の強さは、風速約 50m/s と推定され、日本版改良藤田スケールで JEF1 に該当する。 (根拠) ・住家の屋根の飛散 ※この資料は、速報として取り急ぎまとめたものですので、後日内容の一部訂正や追加をすることがあります。 ------------------------------------------------------------------------------- だそうです。 静岡県で 1961年10月7日~2019年8月28日 の間に確認された突風は全部で78件です。 (内訳) *富士市以西で確認:75件 *伊東市で確認:1件(2004年10月9日 不明) *南伊豆町で確認:1件(2015年9月6日 JEF0) *三島市で確認:1件(2019年8月28日 JEF1) 今回 三島市での突風発生(JEF1)・・・、自然災害は特定地域のみならずどこでも起こり得ることを示唆しています。合掌 【関連サイト】 ・年代別の事例一覧:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/list/2011.html ・都道府県別の事例一覧【静岡県】:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/list/50.html ・最近発生した事例一覧(速報):https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/new/list_new.html ・日本版改良藤田(JEF)スケールとは:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado1-2-2.html |