日本語の起源 くまら掲示板


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「厠」…(縦横に交わり合っていること)…
荊の紀氏 投稿日:2024年04月05日 20:37 No.993
廁[厠] シ・かわや  广部 cèhttps://blog.goo.ne.jp/ishiseiji/e/54b20b5f66dffb93d719b344e39f7a4b
解字 「广(やね)+則(かたわら)」の会意。母屋のそばに作られる屋根のあるトイレ。厠は異体字。
意味 (1)かわや(廁)。日本語の「かわや」は、川屋(かわや)で、川の上に掛けて作った屋で、大小便をするところ。便所。俗字の「厠」もよく使われる。
「廁神かわやがみ」「廁中シチュウ」(かわやの中)「廁溷シコン」(廁も溷も便所の意) 
(2)(廁は家の外にあり共用なので人が集まるから)まじる(廁る)。まじわる。まじえる。
「雑廁ザッシ」(いりまじる)「雑廁間錯 ザッシケンザク」(縦横に交わり合っていること)

則 ソク・のり・のっとる  刂部 
解字 金文第一字は「鼎(かなえ)+鼎(かなえ)+刂(刀)」の会意。鼎は溶かした青銅を鋳型に流し込んで作る。
鼎二つは土の模範型と出来上がった鼎を表している。模範型は粘土で作り、出来上がると鋳物砂をいれた型枠にいれて外側の型をとる(足や持ち手は分離し型をとる)。
次に模範型を刀で全体的に薄く削って鋳物を流し込むスペースを生み出し内側の型をとる。この二つが出来上がると、鋳物砂をいれた型枠のなかで外型と内型を組み合わせて組み立て、
鋳物を流し込み固まったら型枠をはずし砂を取り除くと鼎が完成する。
金文の意味は、「のっとる」や「すなわち」の意味で使われており、模範型に「のっとり」作業し、鋳型に流し込むと「すなわち」鼎ができあがる意と思われる。
金文第二字は鼎(かなえ)が一つになり、篆文から鼎が貝に変化した則となった。鼎が貝に変化する字に、貞テイ・員イン・賊ゾクなどがある。
鼎が貝に変化する字に、貞テイ・員イン・賊ゾクなどがある。
 鼎は祖先や神々を祀る祭祀で用いられることから春秋時代には[詩経・大雅]が「識ら不(ず)知ら不(ず)帝の則ソクに順(したが)ふ」
(識らず知らずのうちに天帝の(法)則に従う)と、のり(則)。きまり(法則)の意味に用いており、現在に通じる意味が成立した。
意味 (1)のっとる(則る)。手本とする。「則天去私ソクテンキョシ」(天にのっとり私心を捨てる。我執を捨てて自然に身をゆだねる) (2)すなわち(則ち)。接続の助字。「否則ヒソク」[否(しか)らずんば則(すなわ)ち] (3)のり(則)。きまり。道理。「規則キソク」「法則ホウソク」
「則天去私ソクテンキョシ」(天にのっとり私心を捨てる。我執を捨てて自然に身をゆだねる)
(2)すなわち(則ち)。接続の助字。「否則ヒソク」[否(しか)らずんば則(すなわ)ち]

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 「きまり・基準」(則・測・惻)
  模様は鼎の側面にあることから、「かたわら」(側・廁)
…きまり・基準
測 ソク・はかる  氵部 cè
解字 「氵(水)+則(基準)」の会意形声。一定の基準(ものさし)を用いて水の深さをはかること。
意味 (1)はかる(測る)。長さ・広さ・深さを測る。「測定ソクテイ」「計測ケイソク」「測量ソクリョウ」 
(2)おしはかる。「臆測オクソク」「推測スイソク」

オリオン座の主要部分は中国星座では「参」…参[參] サン・シン・まいる  ム部https://blog.goo.ne.jp/ishiseiji/e/489450704ba013e5ab07530b3b83e43e
…星座の参宿サンシュク(からすきぼし)の意味が加わった。
意味 (1)まいる(参る)。目上の人の所へゆく。宮中などへ行く。「参内サンダイ」「見参ケンザン」 
(2)神仏を祭る寺社などに詣でる。「参詣サンケイ」「参拝サンパイ」 
(3)加わる。集まる。「参加サンカ」「参集サンシュウ」 
(4)くらべる。しらべる。「参考サンコウ」「参照サンショウ」
(5)ふぞろいのさま。「参差シンサ」(いりまじる。ふぞろい。ちぐはぐ) 
(6)星座の名前。「参宿サンシュク」(からすきぼし)
(7)「三」の代用字。「参万円」 
(8)人蔘ニンジンの代用字。「人参ニンジン」 
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 「まいる・くわわる」(参・驂)




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