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伊那下神社献詠
山人 投稿日:2012年02月17日 09:51 No.77 【Home】
昭和十六年
秋雑詠
秋風に夕波たちて満ち潮の江奈の入江に芦のそよける

年ことのみのりの上におおみこころかけさせ給ふ事のかしこき

東の空にむかいて捧け読む今日のみまつり祝き奉るなり

世を祈る神のみ苑ににしきなすもみちしつかにぬさとかつちる

見るかきりさされの如き数の星はれてきらめく秋の大空

わか國は神のみ末そ神守るみたまのふゆそとはに栄えむ

つみけかれ祓い清めて皇国のため身を捧くるそ臣の道なる

肇国の神のみいつの大御業(おおみわざ)のぼる朝日といよよかがやく

靖国のみやしろふかくしづまりて永久に国守るますらをかな

ためしなき世のわさはひを清むるは惟神なるみちにこそあれ

武夫 の銃を枕のかり寝にも夢わすれさる重きつとめを

千木高くてりくる月のかけ清みみいつかしこき世をいのるかな

うつりゆく世のありさまの思はるる皇国まもらむ心あわせて

千草さくあせの細道ふみわけて征くますら夫を送る今朝や

から山に庵はなおしなへいくさ今宵の月をいかにみるらむ

みまつりの神わざすみし産土神の松の梢に月は昇りぬ

大海原浪の穂さやに光りつつなきさあかるき野のよの月

雲はれしみそら高くも渡りきて聲なつかしき今朝の初雁

岩角のもえむはかりに蔦もみち何けにてらして夕日かがやく

そら高く月かけすめる野の夜を征野はるけくしのはるるかな

その神の思ひ出は今あらたにて鎌倉山の月そなつかし


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