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オイスター・ポール 一号店
カキ屋のポール 投稿日:2019年04月09日 23:02 No.9061
オイスター・ポールはカキその他海戦食品を取り扱う個室専門居酒屋である。
自民党幹事長アレクシス・トルステンソンの支援によって作られたこの店は、ガラスの冷蔵庫に入れられたカキを自分で選んで食すことが出来る。

カキが置かれているその容器をこの店舗では「ガラスの街」と呼び、客の居る個室を「鍵のかかった部屋」。そして、食べ終わった食品の殻を捨てる場所を「幽霊たち」と呼称する。

値段設定はわりと安めだが、個室の数が限られるため、そこまで儲かってはいない。が、密談には最適の空間であり、様々な政治家・活動家達がこの場所で秘密のおしゃべりをする。そんな店である。


イングリッド・シーグフリード 投稿日:2019年04月09日 23:07 No.9062
「いらっしゃい!」

今日も一人、密談に招待された人物が訪れる。
イングリッド・シーグフリード。
新生ヴァーサとも呼ばれるバルト=ヴァーサ戦線(BWF)の中核を担う人物である。

「……なによこれ。『幽霊たち』に『鍵のかかった部屋』に『ガラスの街』? 気取った名前だわ……普通に出来ないのかしらね」

ぶつぶつと文句を言いながら、彼女は予約室Aに足を踏み入れた。


カキ屋のポール 投稿日:2019年04月09日 23:10 No.9063
このお店は政治家、ロールプレイヤー同士の密談を「読者に見える形で」行うために作りました。
どのイデオロギーの方でも使用可能です!

勿論好きに飲んだくれていても構いません!

暴れたり、戦闘や暗殺でもしない限りは、何をしていても構いません!!


人民連合党首『イェルハルド』 投稿日:2019年04月09日 23:19 No.9065
「はじめまして。イングリッド指導者。と言っても、あなたにとってははじめましてではないでょうが」

予約室Aで待っていたその男は、決して相容れぬ主張を掲げる政敵とも呼べる存在に少しも身構えもせず、まるで数年振りに出会った親友を歓迎するかのように口を開いた。

「汎スカンディナヴィア人民連合党首。妥協の味が忘れらない社会民主主義者こと、イェルハルド・ホルストでございます。」


無口なバイトの少女 投稿日:2019年04月09日 23:22 No.9066
(なんで採用されたんだろ...面接は大失敗だったのに)
(君の無口で鈍感な所が良い、だなんて。おかしな店長さん)


イングリッド・シーグフリード 投稿日:2019年04月09日 23:24 No.9068
ええ、よく知っていますとも。奇跡の担い手の片割れ、荒波の中の最初の道先案内人……
もっとも、もう片方の担い手は既にこの世には居ませんが。

もしや、私の演説の苦情でしょうか?

あれはね、右派特有のロマンティシズムなの。
空を指差すよりも、人を指差した方がより少ない想像力で人を狂奔に駆り立てることが出来る。
安心して。暗殺する予定はないのよ。『今のところは』ね?


人民連合党首『イェルハルド』 投稿日:2019年04月09日 23:30 No.9071
いえいえ。別に演説に苦情などいれませんよ。そんなものに苦情を入れるくらいなら、演説を聞いた大衆が望むものをより素早く確実に実現する方法を考えた方が遥かに有益ですから。

先程の言い回しは単純に私が気に入っただけですよ。これ以上なくぴったりと私を表してると思いましてね。


イングリッド・シーグフリード 投稿日:2019年04月09日 23:37 No.9073
あら? そう。話が分かるようで助かるわ。
我々には引けない線がある。それはかつてのシクヴァルにせよ、ラームにせよ、そしておそらくはヒムレーにせよ、我々右派にはそういった逆鱗がある。
それぞれが竜なのよ。

今の我々はユーリア、ノルデン……そして私。
この三人が権力を三分割している、いわばヒュドラ
それぞれがそれぞれの顔を持ち、それぞれがあちらこちらで顔を見せる。

人民連合さんは中々大変ね。左派過激派をあの『生臭いハンソン』に取られて、平和主義は社民党に握られている……あなたはどの線まで引くつもりなの?


人民連合党首『イェルハルド』 投稿日:2019年04月09日 23:45 No.9076
逆鱗のことなら、安心してもらって大丈夫ですよ。
逆鱗に触れたものが払う代償については、痛いほど理解していますから・・・・・・。





どの線まで引けるか、ですか。
私個人としては「人民が豊かに暮らせる未来が明確に見えるなら、どこまでも」というのが答えになりますね。
妥協主義者の名は伊達ではありませんよ。
36年には、NMDPという多政党からは正気を疑われた政党とすら連立したのですから。


イングリッド・シーグフリード 投稿日:2019年04月09日 23:52 No.9079
物分りがいいのね。まるで犬みたい。
……実のところを言えば、私は迷っているところがある。

例えばあのラインフェルト・シーグフリードは現実的目線から連立を構築した。
そして破れた。

有権者は狂気の担い手。暴走のためのスイッチ。ある意味では『永久の野党』とも言えるような立ち位置を求めていたのかもしれない。

そんなのごめんよ。

私達右派。北欧民族派閥は最初から最後まで与党になることを求め続けた。
野党として意見をしよう、なんて殊勝な言い回しは出来ないわ。

野党と言われれば「与党」と。
反戦と言われれば「戦争」と。
スウェーデンと言われれば「スカンジナビア」を。
そして……「スカンジナビア」と言われれば「大バルト」を、私達は望む。望み続けるつもりなの。

もはや、全権委任を求める時勢でもないわけで、そういう意味では私達は丸くなったもんだわ……ええ、全く。

どう、あなたが引くというのなら、スカンジナビアと大バルトの線まで引いてみない?
歓迎するわよ?


人民連合党首『イェルハルド』 投稿日:2019年04月10日 00:01 No.9080
・・・いや、やめておこう。
たしかに私は、スカンディナヴィアには強固な家が必要だと言った。しかし、過度な増築は望んでいない。せっかくできた家を崩壊させたくはないからね。

訂正しよう。どうやら私にも、超えられない一線があるようだ。そして厄介なことに、自己矛盾の塊のような存在である私は、その一線を自分ですら定義できないのだ。


イングリッド・シーグフリード 投稿日:2019年04月10日 00:05 No.9082
……なら、政治の話はここでおしまい。

私は、やる必要さえ見出だせれば『あの』ハンソンとだって組んで見せるつもりなの。ま、そんなことはまずないだろうけれど……

で、党首。多少昔話でもしましょうか?
故人の話をするのは残された者の数少ない特権よ。

ジンと、それにカキが幾らか。これだけあれば話すには十分間が持つわ。ねえ?


人民連合党首『イェルハルド』 投稿日:2019年04月10日 00:12 No.9084
では、そうするとしましょうか。
彼について私が知ることは、あなたに比べればあまりにも少ないが何もしないよりははるかにいいでしょう。

ああでも、私はお酒があまり飲めないからそこはご配慮いただきたいね。
かつて妻からも呆れられたのだが、やはり慣れないものは慣れなくてね。


イングリッド・シーグフリード 投稿日:2019年04月10日 00:22 No.9087
……とは言っても、あの人の実像とイメージ像はそんなにかけ離れてはいないのよ。

言えるのは、内部にとっても外部にとってもあの人は物凄く危険な人物だった。
必要に迫られればヨハンネス・ヘッグだって暗殺しかねない、そういう人だったわ……

それでも何故か『自分には弾丸が当たらない』と確信していた。もっともそれは間違いだったのだけれどもね……

あなたの奥さんは、どんな人だったの?
取り敢えず、店には珈琲でも出させましょうか……


人民連合党首『イェルハルド』 投稿日:2019年04月10日 00:46 No.9093
私の妻は・・・カトリーヌははっきり言うならば、私の全てだったよ

パリ大学で歴史学を学んでいく中で人類に対するニヒリズムに陥りつつあった私に、サンディカリズムとそれが成し遂げる理想を教えてくれたのが彼女とその父親だった。

その理想に惚れ込んだ私は、実家の勘当も気にせずに妻とともにフランスで数年間サンディカリズム活動に邁進し、暴力革命を賞賛していた。

フランス・コミューンが成立した頃に私たちは小さな新聞社を立ち上げた。
Vox Populi(ヴォックス・ポピュライ)と名付けたその新聞社はそこそこの購買数を発行していて、私たち二人は革命の一助を担えていると大喜びしたものだ。


その矢先にあの事件が起きた。
きっかけは、妻が新聞上でコミューンの政策に懐疑的な記事を書いたことだった。
新聞を発行した翌日早朝に、私たちが寝泊まりしていた新聞社をソレリアン系の私兵集団が襲撃してきた。
ただの新聞社が私兵集団に敵うはずもなく、私たちはリンチにあい私は一命を取り留めたが妻はこの世を去ってしまった。

その後私は逃げるようにフランスを後にし、数年間ヨーロッパを放浪しながら自分の故郷であるスウェーデンに戻ってきたというわけだ。

これが私と妻との出会い、そしてその顛末だ。


イングリッド・シーグフリード 投稿日:2019年04月10日 00:59 No.9095
……そう。

実を言えばね、シクヴァルはソレリアンよ。ジョルジュ・ソレルの『神話の創生』を本気で信じ込んでいた。
いわゆる第三の道。赤色革命とも保守主義、反動主義とも違う保守革命の徒だった。

結果的に彼は自身が信じ込んだ暴力(ヴィオランス)によって打倒され、我々右派のイコンとなった。本望かしら、と言えば酷い皮肉ね。私が天上に迎えられるまでその心はしれず、よ。

ユーリアも私も、そして恐らくノルデンも、彼ら死者によって突き動かされている。
ユーリアだって、やろうと思えば右翼被れの女の子で済んだかもしれないのにね。
私だって、居酒屋の女主人で終われたかもしれないのよ?

そして、それはイェルハルド・ホルスト党首。
あなたもそうなの。

恐らく今の与党は、インターナショナルと戦争をするはずよ。
私は極右活動家だから、勿論勝つ前提で話をするわ。

そうなった時。欧州が解放されたその時、幽霊に憑かれた私達が今後どのように振る舞うか、決めなきゃいけなくなると思うの。

その時にまた、ここでお話しましょう。
如何?


人民連合党首『イェルハルド』 投稿日:2019年04月10日 01:07 No.9096
ええ。そうするとしましょう。

来るものを選ぶ『鍵のかかった部屋』があるこの店は、幽霊に取り憑かれた我々が話すにはぴったりの場所ですから。

ではまた。
今度はヨーロッパを解放した後で会いましょう。


イングリッド・シーグフリード 投稿日:2019年04月10日 01:11 No.9097
……ふう。
あの人も大概、難儀な人ねえ?

あら、支払ってある。お後が宜しいようで……


無口なバイトの少女 投稿日:2019年04月10日 01:33 No.9100
カチャカチャ(食器を片付ける)

(店長さんが言ってた「裏」ってこういう事だったのね)
(どうしよう。とっても怖い所だわ、此処)
(でもここのお給金じゃなきゃお父さん薬代は払えない)



ガラガラ(牡蛎殻を幽霊たちに食べさせる)

(此処を辞めたらもう娼婦になるしか道は...嫌!そんなの御免だわ!)
(...そう、私は何も聞かなかった)
(注文だけを聞いていれば良いの。とっても簡単な仕事なのよ、私)



フキフキ...(ガラスの街を丁寧に磨く)

(これがガラスの靴だったらいいのに)


自民党総裁 ヴィゴ・ウルマン 投稿日:2019年04月11日 23:05 No.9206
(一人の老人が入店する)
(何となく落ち着かないでいる彼は辺りをキョロキョロと見る。そうした後に、店員にこう言った)

「予約室Bは何処かね?」


協調ブロック総裁ビョークルンド 投稿日:2019年04月11日 23:08 No.9207
こんばんは、予約室Bで友人も待ち合わせています。

空軍万能論に目覚めた信仰者 投稿日:2019年04月11日 23:10 No.9208
こんばんは、今夜はウプサラの件でしょうか?

ランズヴェルグ社長 投稿日:2019年04月11日 23:11 No.9209
すみません予約室Bはどちらでしょうか?

自民党総裁 ヴィゴ・ウルマン 投稿日:2019年04月11日 23:12 No.9210
「……ランズヴェルクさん、こっちですよ」

部屋には既にアブラハム啓典盟約党首。そして国際協調ブロック総裁ベルティ・ビョークルンドが待ち構えていた。

「えー、今夜の件はお察しの通り。ウプサラの件だ。これについて情報交換と今後の対策を行いたい」


空軍万能論に目覚めた信仰者 投稿日:2019年04月11日 23:26 No.9214
私としては何が何だかわかりません。

中東再編を進めている最中に突然アラブ系と思われる大勢の移住者が現れたので驚き困惑しています。

陸路や空路でやってきたはずはないので、まずは彼ら彼女らが使用した船舶の特定、法的な正当性がないなら事業主への処分、それから定住を認めるのか帰国事業を進めるのかの政府方針をお聞かせください。


協調ブロック総裁ビョークルンド 投稿日:2019年04月11日 23:30 No.9215
さて、まずは原因究明ですね。
私からは選挙後にウプサラ市の情勢がどのように変化をしたのか、を知りたいところです。
これほどの人を運ぶとなるとそれなりに準備が必要になる。兆候が必ずあるはずです。
……あの選挙で実際に現地で動いてくれたパルメ君が出張中でしてね。
私も現地の情報がわかりません。


ランズヴェルグ社長 投稿日:2019年04月11日 23:30 No.9216
そもそも彼等はどうやってスカンジナビアに来たのでしょうか?
彼等をここに呼んだ黒幕がいるのでは?

ヴァーサや共産同盟が呼んだ可能性はありますか?


三人の話を聞いた後 自民党総裁 ヴィゴ・ウルマン 投稿日:2019年04月11日 23:37 No.9218
……さて、現状で起こっていることを整理しよう。
まず、ウプサラ市長選においてウリヤノフ氏が当選した。

その直後から、複数の企業の引き上げが発生し、失業者が一挙に溢れ出した。
そしてトドメに、一万人ものアラブ人達が『ビザ未携帯』で現れた。
それらの処理についてウプサラ市から今死ぬほど電報が飛んできている。

まず、盟約氏の言う通り、空路や陸路であれば即座に気付かれる。

それも一万人だ。海上でそれだけの人数を浮かせ続けるだけの企業。
となるとだいぶ規模が大きい。
それも中東でビジネスを行っている組織だろう。

まず私の自民党だが、あくまで移民事業は高度教育がなされている・いた国家の人間に限っているし、そもそも海運業の規模はかなり小さい。

BWFはまずない。彼らは今ビジネスを行っていないし、選挙後の動きもあくまで『物資を動かした』のみだ。

さて。
中東でビジネスを行い、
大規模な海運業を営み、
ウプサラ市長選に大きな不満を持つ、
そんな勢力は……心当たりを挙げてみて欲しい。


協調ブロック総裁ビョークルンド 投稿日:2019年04月11日 23:40 No.9220
……そしてなおかつ、人をモノのように運ぶ事に手慣れている、となるほど、なるほど
えぇ、それは答えは一つですね。
中東の売却で大騒ぎをしていたレジティマ派の他にない。


空軍万能論に目覚めた信仰者 投稿日:2019年04月11日 23:45 No.9221
そういえば、中東関係の資料にリンドホルムという人物の悪評が多数見られます。
ひとつひとつの情報の信頼性は低いのですが、とにかく報告数が多いので気にしていました。


自民党総裁 ヴィゴ・ウルマン 投稿日:2019年04月11日 23:55 No.9224
……リンドホルム伯パウルの話は、私もよくよく聞かされている。
取り敢えず、移民達については移住を望むものはそのまま。望まない者は送還し、またその間の食料は政府が負担する。現在のウプサラ市の要求をそのまま飲む。

また、市には政府直属の調査員及び中東専門家を派遣し、それぞれ現場へ対処を行うと共に、アラブ人達に事情聴取を行う。

そうして集まった情報を元に国会への証人喚問を行う。

また、暴動の危険性を考慮し、警察機動隊の準備をする。

盟約氏、ビョークルンド氏はそれぞれ外交関係、中東筋を当たってくれ。
ランズヴェルク社長はウプサラ市への物資輸送とその管理を。
さあ、政府をナメた報いを反動共に食らわせてやれ。


ランズヴェルグ社長 投稿日:2019年04月11日 23:57 No.9225
了解しました

噂に聞く悪童貴族がこれほど酷いとは…


協調ブロック総裁ビョークルンド 投稿日:2019年04月11日 23:59 No.9226
承知しました。
……表からだけでは難しいところもあるでしょう。
なにしろ少なくとも今はまだ我々の身内でもある。
トルステンソン氏が離れてから専任がいない情報部門の権限をいただければ。


自民党総裁 ヴィゴ・ウルマン 投稿日:2019年04月12日 00:01 No.9227
……成る程。
ではその権限を一時的に移譲、という形で進めよう。
今のところは私が兼任しているが、ウプサラの一件については全権を認める。


……しかし、王様になるというのに勤勉ですなあ。


空軍万能論に目覚めた信仰者 投稿日:2019年04月12日 00:03 No.9228
はい、ひとまずは事実確認と情報収集に努めます。

リンドホルム伯なる人物はレジティマ派のひとりかもしれませんが、あの政治集団はほかの政党さんほど確たる組織を持つわけではありません。

場合によってはレジティマ派内部の良識派にも協力を求めるべきかもしれませんね。


協調ブロック総裁ビョークルンド 投稿日:2019年04月12日 00:03 No.9229
…………ありがとうございます。(苦虫を潰したような顔)

SNFP党首 シュワルツ 投稿日:2019年04月13日 21:00 No.9337
…とにかく、現与党の暴走を止めなければ…

取り返しのつかないことになるぞ…

そのためには…


社民党党首 投稿日:2019年04月13日 21:05 No.9338
 失礼、待ち合わせているものでね。 
……やあ、SNFP党首殿、お会いできて幸栄だ。今日の密談が実り多いものになることを祈ろう。


SNFP党首 シュワルツ 投稿日:2019年04月13日 21:11 No.9339
これはどうも、ご足労ありがとうございます。

この場を設定させていただいたのは他でもありません。

連立についてのご相談です。

次回選挙の折には、貴党と連立を組んで選挙戦を戦いたいと考えております。


我が国がノルウェー、フィンランドを併合してかなりの時が経ちました。
現在、政府内には「スカンディナヴィア主義」なる思想でこの併合を正当化し、北欧三国の自治と独立、固有の文化を抑圧しています。

また、現政府はフランス・コミューンへの宣戦を画策しています。

議会内で、後の2つの政策に対し明確に反対しているのは我々だけです。

左右の立場の違いはありますが、構成各国の自治を尊重する者同士、避戦派同士、手を組みませんか?


社民党党首 投稿日:2019年04月13日 21:21 No.9340
 単刀直入、非常に素晴らしい。我が党としても、議会制民主主義を受け入れる決断をした貴党と組むことは吝かではない。非戦主義、反植民地、民族自決に基づく北欧諸国の独立など、貴党とは一致するところも多い。連立については可能だと考えている。
 内政についても思想は違えど労働者保護という結果が同じな以上、我が党としても申し分ない。
 外交政策について、貴党は独立させた国に対して内政干渉は行うが安全保障を行わない、我が党は北欧諸国での集団安全保障を志向し内政には干渉しないという違いがある。それについてはどうお考えかな?


SNFP党首 シュワルツ 投稿日:2019年04月13日 21:30 No.9342
北欧諸国への干渉ですが、安全保障上の理由です。

メタ的に申し上げると、万一スウェーデンがフランスとの戦争に突入した場合、フィンランド方面から陸路で侵攻されることを防ぐためです。「属国、非同盟」状態で独立させることで、HoI2最強の要塞である「中立の壁」を構築します。

これにより、スウェーデンはコペンハーゲンと接する1プロヴィンスを防衛するだけで、本土の安全が保障されます。

もちろん、干渉は最小限に抑えられるべきと考えています。

なお、この点については貴党との妥協の必要があることは私も認識しています。


社民党党首 投稿日:2019年04月13日 21:40 No.9343
 貴殿の言は理解したが、北欧の集団安全保障体制、ノルディック・アライアンス構想は我が党の外交面における看板政策だ。スウェーデン領内のみに勢力を持つ貴党と異なり、我々社民党はノルウェー労働党、フィンランド社会民主党とスカンディナヴィア体制下で協力体制を形成している。現状の我が党はノルウェー、フィンランドの安全保障にも気を配らねばならない立場なのだ。現にスカンディナヴィア体制へ移行する際、スウェーデンはノルウェー、フィンランドに対して安全保障を発動しこれらを併合した。これを防ぐにはそもそも北欧諸国で集団安全保障体制を形成し、北欧外の敵からの攻撃に備えるほうが得策といえる。スウェーデン本国を前線にしないという意味では、貴党も賛同いただけるのではないかと思う。
 いずれにしても、我が党はノルウェー、フィンランドの兄弟党との兼ね合い上これを譲ることはできない。連立を組むというのならば、なにとぞご理解いただきたい。


SNFP党首 シュワルツ 投稿日:2019年04月13日 22:00 No.9347
なるほど、確かに我が党はスウェーデン国内のみでしか活動していません。
そして、貴党は北欧三国の社会民主主義政党による連合。

SNFPはスウェーデンのことだけを考えていればよいが、貴党は他の二国のことも考えなければならない…

支持者の利益を代弁するのは、我々議会委政治家の存在意義に関わりますからね。
党首殿のおっしゃることもよく理解できます。

そうですね、こういうのはどうでしょう?
北欧三国で条約を締結し、「自国からの宣戦布告を禁止する」というのは?
三国が同盟を結び北欧の安全保障を担う一方で、いずれかの国が身勝手に宣戦を起こし、他の2国が不本意に戦争に巻き込まれることを防ぐのです。
ゲーム的には、三国が互いに非同盟かつ独立保証、不可侵条約、軍事通行権を認めた状態です。いずれかの国がAIの暴走等で他国に宣戦しても、残った2国が戦争に巻き込まれることはなくなります。
また、いずれかの国が宣戦された場合には、残る2国が被戦線国と同盟を結んで参戦します。


いかがでしょう?


社民党党首 投稿日:2019年04月13日 22:08 No.9349
 それならば党内で合意も取れるだろう。そこまでご譲歩いただけたということは、我が党の政策にある、ノルウェー、フィンランドが独立後IC40以上を保てるように工場生産や国境や海岸線沿いに要塞建設という点も飲み込んでいただけたということかな? ならば次回選挙から貴党とは協力していける。

SNFP党首 シュワルツ 投稿日:2019年04月13日 22:26 No.9351
…なるほど。

ノルウェー及びフィンランドが外国の勢力圏に編入されない程度の工場を整備し、かつ防衛に必要な要塞も建設する…

確かに、三国共同の安全保障体制を永続的に継続させようとするのであれば、必要なことですね…

しかし、そのコストは非常に莫大なものです。
それを負担するとなれば、スウェーデン人有権者の理解を得ることは困難です。

残念ながら、この点においてSNFPで譲歩することは難しいでしょう。


社民党党首 投稿日:2019年04月13日 22:36 No.9352
 コストでいうならば、この要塞線や工場建設はスウェーデンの安全保障のための必要な投資といえる。少なくとも、敵対的な国家を絶滅させるという方法よりは安上がりだと思うがね。それにノルウェーにしてもフィンランドにしても、理由はどうあれスウェーデンに侵略されたという点では被害者だ。工場建設は彼らがこうむった損害に対する正当な補償だといえる。それに彼らを小国のまま独立させるのであれば、それはそのまま1936年から現在までの歴史の繰り返しを生むこととなる。他国の干渉を受けやすい隣国を生み出すことこそがスウェーデン国民に対する不幸なのだよ。先ほども述べたが、同じ席につくノルウェー、フィンランドの各政党の利益をも代表しなければ我が党は空中分解を起こしてしまう。貴党がスウェーデン国内優先なのは分かるが、我が党と連立を組みたいというのならば、これを飲んでもらいたい。貴党はスウェーデン社会民主労働党と連立交渉をしているのではなく、スウェーデン、ノルウェー及びフィンランド社会民主労働党と交渉をしているのだからね。

SNFP党首 シュワルツ 投稿日:2019年04月13日 22:59 No.9353
なるほど…
しかし我が党としても、スウェーデンの富を徒に国外へ向けるわけにはいかない…
スウェーデンに工場を建てよというのが、我が党の支持者の要求ですからね…

ここはひとまず、政府プレイヤーにノルウェー、フィンランド両国の工業力を照会するというのはいかがでしょう?

両国がIC40に達するためにはどの程度の投資を行わなければならないのかが分からなければ、お互い議論を進めるのも難しいでしょう。

ですので、私の方から政府同志スターリンに対し、両国が独立した場合の実行ICがどの程度か確認してみたいと思います。

それを確かめたうえで、再度この場で話し合うというのはいかがでしょう?


社民党党首 投稿日:2019年04月13日 23:02 No.9354
 貴殿の言う通りだ。そもそもイデオロギーの違う政党同士が手を組もうというのだから、性急に事をなそうとしてはよくなかったな。今日は一旦これまでとし、政府に確認が取れたのちに、また協議を再開するということでよろしいかな?
(基本的に夜9時以降なら掲示板を使える状態になります)


SNFP党首 シュワルツ 投稿日:2019年04月13日 23:07 No.9355
ええ、問題ありません。

政府より回答があれば社民党スレッドにでも一報入れるので、その時はまたここで話し合いましょう。


社民党党首 投稿日:2019年04月13日 23:08 No.9356
ではそういうことで、今宵はここまでだな。失礼する(退店)

SNFP党首 シュワルツ 投稿日:2019年04月14日 20:25 No.9507
おっと、思ったよりも早く到着したな。

我が国の武装中立路線の未来を決める重大な場だ。

心して臨まなければ…