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強迫性障害と20年以上の付き合い
田中 投稿日:2021年09月27日 06:55 No.1521
初めまして、こんにちは。
現在海外在住で20年以上強迫性障害と付き合っているものです。
色々な強迫観念が日々湧いてくる毎日です。
大体の事はあーまたこれかと思いながら苦しいですが乗り越えています。ただたまにこれは強迫観念なのかなー?それとも普通の人も同じように心配になる事なのかな?とどっちか分からなくなる時があります。
今1番頭の中で考えて辛いのは、自分は飲食店に勤務しているのですがあるお客さんから電話でおたくで使ってるレストランのとんかつソースの名前を教えてくれとの電話があり自分が教えれないと言って電話を切ったところそこから何度も何度もしつこく電話がありもう対応するのがめんどくさくなった為なんのソースかを教えました。(ソースは市販されているソースを2種類混ぜて作っているもの)その教えた事をすっかり忘れていたのですがそこから少し経った日にふと思い出しあーもしかして企業秘密だったソースを人に教えたかもしれない。。このソースの味を再現できたらもう店に来なくなって店の売り上げに影響するかもしれない。。その人が他の人にそれを教えてその人も来なくなりどんどん売り上げが落ちていきそれを不思議に思ったオーナーが自分がソースの種類を教えたからといって売り上げがおちた分を払えと訴えるかもしれない。。そんな事をどんどん悪い方に考えてしまっています。なので今の職場で働いているとそればっかり考えてしまい生きた心地がしません。あとで莫大なお金をオーナーから請求されたらどうしようとも考えています。ちなみにオーナーは自分はソースの種類を教えたとう事実をまだ知りません。その事に対しても罪悪感があります。
これは強迫観念がそうさせているのでしょうか?
それとも普通の方もこのように深く悩むのでしょうか?
解決の糸口が見つからず毎日悩んでおります。
アドバイスなどございましたら宜しくお願い致します。


矢野 投稿日:2021年10月01日 10:54 No.1522
強迫観念(病的な不安)なのか普通の心配なのかを明確に区別する方法はないのですが、強迫観念の場合は、以下の特徴を持ちます。
・『万が一』『もしかしたら…』『○○かもしれない』という万が一の可能性にとらわれる(不確定性への非耐性)
・一度、頭に浮かんだら気になり出す。特に「気になったら気になり出す」という現象が起きる。(思考の重要視)
・考えないようにとするけれど出てくる
・特定の身体感覚を伴う(ドキドキする、頭がぎゅうっとなる)

等です。こういう場合は、少なくとも冷静な状態ではないです。

ちなみに、私だったらですが、2-3日は気になるかもしれませんが、「何もなさそうだな…」とおもった時点で、忘れると思います。


田中 投稿日:2021年10月03日 17:39 No.1525
矢野先生
ご返信ありがとうございます。
今ちょうど2週間程その事が頭から離れず悩んでおります。働いている時も万が一裁判になって自分がソースの種類を教えた為売り上げが下がりそれを補填しなくてはいけなくなるかもしれないと考えてしまい今日働いた分の給料も取られるかもしれないのに何の為に働いてるんだと考え憂鬱な気分になってしまい頭がキュッとなるような感じがあります。
具体的にどうやって切り替えれば良いなど方法はありますでしょうか?
一時期は忘れていて考えもしなかった事なのに急に思い出し不安になっております。


矢野 投稿日:2021年10月07日 15:12 No.1527
本来であれば、認知行動療法の曝露として、自分が考えた最悪なストーリーを何度も復唱するというものが良いのですが、それ以外の方法としは、体の感覚を落ち着けるというものも良かったりします。
例えば、心配になると胸が痛くなるとか、体がほてってくるなどがあると思います。心配が苦しくなるのは、このような感覚があるからです。そのため、このような体の感覚を落ち着かせる方法を色々と試してみるとよいかもしれません。
例えば、胸に手を当てて深呼吸をしてみるとか、ぬいぐるみを抱きしめてみる、落ち着く音楽を聞いてみるなどです。
詳しくは、
https://youtu.be/Wx1TGyynfvg
の動画を参考にしてみてください。


田中 投稿日:2021年10月10日 17:22 No.1531
矢野先生

ご返信ありがとうございます。
動画拝見させていただきました。今もふと考えると感情が落ち着かないような感じになりますが動画の色々なアプローチの仕方早速実践していこうと思います。
また質問なのですがレストランのオーナーにソースの種類を教えてしまったのですけど自分を訴えるとかしませんよね?という質問して自分の納得いく回答をもらうというのは強迫行為にあたりますか?
自分的には一度こういう事をしてしまうとまた何か気になる事がある度に又は思い出す度にレストランのオーナーに大丈夫だったかなー?と確認してしまいそうで怖いです。
この感情が罪悪感からくるものなのかそれとも強迫観念なのか区別がつきません。。


矢野 投稿日:2021年10月16日 10:55 No.1535
強迫症の感情として「罪悪感」というのはあります。罪悪感を消すための確認行為なのですね。
訴えるかどうかについては、100%訴えないとは言えませんが、おそらく訴えないだろうと思います。少なくとも、そういう場合は、就業規則にそういう規則が書いてあると思います。
また、「自分が仕事で何かをして、その結果、お店の売り上げが落ちるのではないか?」というのは、強迫観念としては何度かみたことがあります。


田中 投稿日:2021年10月20日 14:54 No.1539
矢野先生

お忙しい中ご返信ありがとうございます。
先生のアドバイスが支えになっております。
最近、強迫観念にハマってしまう時は強迫性障害の例に当てはまらないのではないか?と自分でふと考えるようなとこから始まっているような気がします。特に自分のお金がなにかをきっかけに没収になったりとられたりといった事があるのではないかという事が特に引き金になっています。
今回の件もそうですが考えない様にするといった事が非常に難しく本来自分が楽しいと感じるであろう瞬間にふと強迫観念(今回の場合オーナーに訴えられて自分の貯金が全部奪われるかも)が浮かぶと物凄く憂鬱な気分になり頭の中で何度も考えてしまいます。
これは放っておけば時期に薄れていくようなものなのでしょうか?どのように強迫観念に対してアプローチすれば良いのか葛藤しております。
度重なる質問申し訳ありません。


矢野 投稿日:2021年11月08日 22:26 No.1549
おそらく、放っておけば消えていくだろうとは思います。
不確定性への非耐性という症状があるので、ぐるぐるしてしまうのですよね。。
最初のレスにある動画にある、身体感覚を落ち着ける方法が役に立つと思います。

強迫症であるかどうかを考えると沼にハマってしまいます。
強迫症(病的)であるかどうかを完全に区別することはできないのです。
自分の中で、生活に不自由な不安があるのであれば、それを落ち着けたほうがよいと思っておいたほうがよいです。


田中 投稿日:2021年11月12日 06:35 No.1554
矢野先生

お忙しい中ご返信ありがとうございます。
矢野先生がおっしゃっている“自分の中で、生活に不自由な不安があるのであれば、それを落ち着けたほうがよいと思っておいたほうがよいです。”
というのは訴えられてお金を没収されてしまうかもしれないという不安の事でしょうか?
それともそれ以外の日常のストレスに対しての事でしょうか?


矢野 投稿日:2021年11月17日 06:34 No.1560
「生活に不自由な不安」というのは、訴えられてお金を没収されてしまうかもしれないという不安のこと、それ以外の日常のストレスも含みます。
例えば、「手術をしなければ、半年後に死にます。手術の成功率は80%です」と言われたとします。そうするときは、手術が怖くても受けないといけないですよね。手術が怖くて受けたくないことが病的かどうかは、問うてもしょうがないです。
これと同じように、日常生活の中で、強迫症としての不安なのか、そうではないのかを考えても、結論が出ないことは多いのです。
『訴えられる不安』に具体的な対処ができないのであれば、考えても仕方がないということになります。(ただ、何か対処できるのではないか?という希望が強迫行為を生み出してしまうのですが…)その場合、強迫観念なのかどうかはおいておいて、その不安(リスク)に耐えて生活できるようにした方が良いのです。


田中 投稿日:2021年11月29日 14:51 No.1583
矢野先生

ご返信ありがとうございます。
不安を感じながらも日常生活を送れるよう頑張ってみます。
ありがとうございます。




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