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2/24 『さんふらわあむらさき』公試より帰還
でんすけ 投稿日:2023年02月25日 16:03 No.16111
 伊予灘にて公試を行っていた『さんふらわあむらさき』が三菱造船下関造船所に戻るために関門海峡を西航しました。

でんすけ 投稿日:2023年02月25日 16:19 No.16112
 瀬戸内海航路のフェリーでは最長の199.9m、約17,300総トンの大きな船体が早鞆瀬戸に進行してきます。

でんすけ 投稿日:2023年02月25日 16:46 No.16113
 転流前の潮の流れが緩くなったタイミングで関門橋を通過します。

でんすけ 投稿日:2023年02月25日 19:03 No.16114
 船橋を一杯に前側に設置して、直後に折り畳み式ランプウェイを設置した配置方法は、商船三井フェリーがJMUで建造した『さんふらわあふらの』にも通じるものがあります。
 
 このあと引き渡しを経て4月14日から『さんふらわあこばると』と交代して就航することになっています。

『さんふらわあむらさき』要目
全長:199.9m、全幅:28.0m、総トン数:約17,300トン
機関方式:デュアルフューエルエンジン(DF:LNG・A重油)、主機関:Wärtsilä『Wärtsilä 31DF』、発電機:ヤンマーパワーテクノロジー『8EY26LDF』(機関定格出力1730kW/発電機容量1600kWe)、航海速力:22.5ノット
旅客定員:716名、車両搭載数:13mトラック137台(5階:13mシャーシ59台、4階:13mシャーシ78台)+乗用車100台(3階:乗用車44台、2階:乗用車56台)


げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月25日 20:04 No.16116
こんばんは。
先日乗船した時に、入港前に一瞬だけ黒煙が出て発電機が気になっていましたが、記載いただいた発電機を調べると、LNGでも使用できる発電機のようですね。起動時(?)には黒煙も出るということでしょうか。
でんすけ 投稿日:2023年02月25日 21:58 No.16118
 ディーゼル機関の黒煙は、エンジン起動時等まだエンジンが十分に暖まっていないがゆえの着火不良時や、負荷変動時の燃料-給気バランスが崩れた時など、燃焼状態の悪い時に発生します。ディーゼル機関の特性上、始動時の黒煙をなくすことはとても難しいようです。
 これを軽減するための「始動時黒煙削減装置」というものもあるそうです。

 ヤンマーエネルギーシステム「始動時黒煙削減装置」https://www.yanmar.com/media/jp/co/support/catalog/pdf/energy/kokuen.pdf
げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月25日 22:18 No.16119
LNG=クリーンで、炭素も少ないような勝手なイメージになってましたが、不純物でNOxやSOxが少ないだけでメタンが主成分で炭素含むので、起動時には黒煙になるのですね。

ふとタンクの大きさを見ていて(小型タンカーぐらいありそう)、危険物積載にならないのかなと思いましたが、海上交通安全法施行規則を調べると「当該船舶の使用に供するものは含まないものとする」とあるので、燃料は除外されるようですね。
FJ 投稿日:2023年02月26日 00:07 No.16120
機関に興味があって関係者に聞いたのですが、LNG専焼は始動時に不安定なので、機関方式:デュアルフューエルエンジン(DF:LNG・A重油)としているそうです。

つまりは、始動時は安定したA重油で起動し、その後にLNG燃料に切り替えるという手順。

ですので記載の「黒煙」は、LNGに切り替え前の、始動時のA重油のものでしょう。
げんかい(管理人) 投稿日:2023年02月26日 10:39 No.16121
なるほど、そういうことなんですね。
スッキリしました。


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