THE SUIMYAKU > 記事閲覧

南柏のヤングボウル

1: KZ:2022/08/25 21:17 No.63
訪問リハビリの担当PT さんと話していたら たまたま話題がボウリングに。彼の最高スコアが 標記のヤングボウルだったこと。あと あそこは稀に 魔の一投というのが現れるのだということ。(時に 残ったはずのピンがふっと倒れることが…)

それを聞いて 私も昔の思い出が甦りました。もう半世紀も前のこと。実はあの線路ぎわのボウリング場の立つ土地は、亡父が最後に勤めていた会社の工場でした。その頃、周囲が次第に宅地化したので、やむなく工場は郊外に移転決定。さて跡地をどうしようかという時に、浮かび上がったのが、当時人気上昇中のボウリング場建設の案でした。

私らは未だ学生でした。会社から、アルバイト料を出すから隣の町のボウリング場にどのくらい客が来ているか、数日間カウントしてくれないか という話が来ました。まあ 、じっと車内に座ってカウントするだけですから 楽と言えば楽。
IGA 氏 覚えていますか? 私が声をかけて 隣町のボウリング場の駐車場で 二人してシコシコと入場客数をカウントし続けたのでした!

諸般の結果 けして悪い案ではないということで 計画はGO 。やがて設計図も運営主体も決まって、後は着工を待つばかり。
ところが…当分経ってアパートから実家に帰った時に訊いてみると、あの案は潰れたと。驚いてなお尋ねると、実は日本ボウリング協会から公認が降りない。理由は単純で、行き交う電車の振動が認定の基準を越えると。
公認が降りなければ、公式戦が出来ない。となれば、目玉となるテレビ中継もできない、内外の人気有力選手を呼ぶこともできない。当初の思惑は全てアウト、ということで、当社はプランから撤退したという、あっけない(残念な)結末なのでした。

☆幸いボウリングブームは その後さらに燃え上がり、たとえ公認はおりなくても土地と設計図等、そのまま全て引き受けるという会社が現れて、あのヤングボウルはついに日の目を見、今に至るまで健在で、沢山のお客を集めています。

線路端のアミューズメント。でもJR南柏駅からも近いし、時には魔の一投という 魅惑の都市伝説も生み出しているようで… ここは頑張って末長く町の目玉でいて欲しいと オールドボーイは願っています。

Powered by Rara掲示板