北海道ボランティア・レンジャー協議会
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雨上がり、むしむし気温も急上昇・・。涼を求めて((*^O^*))、瑞穂の池へ。対岸一帯に繁茂する水生植物「フトイ」を背景に水面をすすむのは「オシドリ」の幼鳥たちでしょうか(写真1枚目)。こちらでは、ちょっぴりお惚け顔の「マガモ」のオス(写真2枚目)。再び、繁殖羽への“換羽中”。直ぐ近くの岸辺に浮かぶのは、抽水植物の「スイレン」(写真3枚目)のようです。本来、野幌の森には分布していなかった、ということは、人為的に持ち込まれた?
装飾花(飾り花)の萼片が1枚・・。アジサイ科「イワガラミ」(写真1~3枚目)の花が見頃です。白い飾り花の枚数で、遠目にも種名が分かりますね。これが概ね4枚だと、ツルアジサイ。アジサイ系は、雨が似合う?しとしと雨の森歩きで、高木に寄り添って咲く白い装飾花を楽しんでみては。
トンボの話題です。イトトンボ科「エゾイトトンボ」のカップルが、雨上がりの水辺で“連結産卵”していました(写真1枚目)。鮮やかなブルーを帯びたオスは、尾の先端にある「尾節鉗子(びせつかんし)」でメスの頭の後ろ側をしっかりとホールドし、他のオスからメスをガード。連結されたメスは、腹部を大きく曲げて、水面下にある植物の茎や組織内に命を託します。こちらは、少し前の撮影から、トンボ科「シオヤトンボ」のメスor若いオス(写真2枚目)と成熟したオス(写真3枚目)。日差しを受け、体を温めているようでした。
野幌の森も久しぶりの雨。今日は、「夏の森の観察会」(自然ふれあい交流館と共催)です。昨日は、予定コースの安全確認も兼ねての下見会でした。早くも?マメ科「ヤブハギ」(写真1枚目)が咲いていました。こちらの黄色く艶やかな小花は、キンポウゲ科「キツネノボタン」(写真2枚目)。金平糖のような果実もありました。ユリ科「オオウバユリ」(写真3枚目)もぐーんと成長し、ラッパ状の花々が四方に広がって、圧巻です。
バッタ変死現場から。植物の高いところに登って固まったバッタを観察しました(写真1枚目)。こちらでは、2匹仲良く(写真2枚目)。どれも、まだ幼いフキバッタたちです。変死の真相は、エントモファガ・グリリと呼ばれるカビ(糸状菌)に感染したバッタが、最期の朝、マインドコントロールされ息絶えた姿。この後、バッタの体から発生したカビの胞子や菌糸が周囲に飛び散り、他の仲間たちに感染が広がります。近くには、あどけない顔の「サッポロフキバッタ」(写真3枚目)。きみは大丈夫?と、思わず声をかけました。
幼虫も成虫も“カタツムリ”を主食とする昆虫から。オサムシ科「エゾマイマイカブリ」(全長28-33㍉)が、フキの葉のレストランで食事中(写真1、2枚目)。林床を歩き回りながら獲物を探すイメージですが、今回は地上50cmほどのアキタブキに登り、エゾマイマイを確保したようです。襲われた時、背の殻を激しく振って逃げ延びるといわれますが・・。参考まで、フキの葉でのびのびとする「エゾマイマイ」(写真3枚目)。厳しくも、こうして生態系が成り立っているのですね。
毎年、観察が嬉しい花から。ミズキ科「ウリノキ」の花と受粉が終わった子房と開花目前の三兄弟(写真1枚目)。こちらは、名前の由来となった“瓜に似た大きめの葉”と開花目前のもの(写真2枚目)。林床に凜として花開くのは、ツツジ科「ウメガサソウ」(写真3枚目)。後者は、野幌の森でも観察できます。ちなみに、背丈の低い花たちは、鏡に映して観察するか、カメラだと地面に付けて斜め下から撮影すると、花の様子が楽しめます(地を這うツタウルシにはご注意!)。
『○○さんちの、ブロッコリー美味―い!』。朝採り作業中、ヤガ科「アヤモクメキリガ」の幼虫が(写真1枚目、全長63㎜)。いまや全国的に流通し、私たちの消費生活上重要な野菜として、この4月には国の「指定野菜」(全15品目)となっただけに、芋虫も(*^O^*)。旺盛な食欲を観察すると(写真2枚目)。成虫の勇姿は、手許の図鑑に未掲載、首尾よく行けば秋に観察できるかも-。ちなみに、圃場は、側溝を挟みオニシモツケ(写真3枚目)など自然豊かで、虫たちにも安全安心な環境、開闢以来の珍事となったようです。 ※明日、7月4日(土)10:00~「西岡水源地自然観察会」(ボラレン主催、西岡公園事務所前集合@200-)です。
花期に葉の色が変化するつる性木本から。マタタビ科「マタタビ」は、雌雄異株とされ、果実を結ぶ両性花(写真1枚目)と雄花(写真2枚目)が、それぞれ葉陰で下向きにひっそりと咲いています。特徴は、花期に葉の一部~全部が白く変化すること(写真3枚目)。この“白化現象”は、葉の表層が浮き上がり空気が入り込むことで光が乱反射して白く見えるのだそうです。花が咲き終わる頃には、元の緑色に戻ることから、開花期を虫たちにアピールする(受粉)ため、との説も。ちなみに、「ミヤママタタビ」は、開花期の白から花が終わる頃にはピンク系に変わります。不思議ですね。
夏の森を彩る大型のセリ科植物から。「アマニュウ」の大きく成長した茎の先端に白い小花がこんもりと、“複散形花序”と呼ばれる形状(写真1、2枚目)。このほど訪れた札幌市・三角山登山道脇にて観察したものです(筆者は、所用で「ボラレン会員の観察交流会in三角山」とは別途)。なぜか、野幌の森には分布していないようで-。ひと月ほど前に咲き誇った「オオハナウド」(写真3枚目、野幌森林公園)とは趣が違い、新鮮な刺激を受けました。
イタチの尾?・・マメ科「イタチハギ」(別名:クロバナエンジュ)。黒紫色の蝶形花が開花(写真1、2枚目)。北アメリカ原産の落葉低木で、国内には1912年、観賞用に韓国経由で導入されたそう。エンジュに似た葉は、飼料用にも(写真3枚目)。繁殖力が旺盛で、地下茎でグングン広がることから、道路法面などの砂防用に利用される一方、野生化も。北海道ブルーリストではカテゴリー「A3」=生態系への影響が報告または懸念される外来種に。オホーツクのワッカ原生花園では、侵略的外来生物として防除活動が。二面性のある悩ましい植物です。
特定外来生物って知っていますか?キク科「オオハンゴンソウ」(写真1枚目)もその一つ。かつて観賞用として北アメリカから導入が野生化。在来の植物を押しのけ、一面に広がっています。ボラレンでは、2009年に“野幌の森における防除活動”に関し環境省から認定をうけ、関係機関と協働で道民の皆さまの参加も得て毎年実施。本日の活動に備え、案内を掲出(写真2枚目)。何とかしなければ、ささやかな取り組みです。広大な園地ゆえ、こうした光景に心が痛みます(写真3枚目。8月中旬)。
待望久しい高木の花から。モクレン科「ユリノキ」(北米原産の落葉広葉樹、英名:チューリップ・ツリー)の花を、間近に観察する機会がありました(写真1枚目)。カップ状で、花被片の基部がオレンジ色の斑紋は、良質な蜜源とか。野幌の森の一隅でひっそりと聳える梢でも一斉に咲き始めました(写真2枚目)。1週間前は、たくさんのつぼみでした(写真3枚目)。別名の「ハンテンボク(半纏木)」とは、葉の形が由来とか。アメリカの自生地では、樹高45mにも・・興味深い樹木の一つです。
白い飾り花が際立つ樹木から。スイカズラ科「カンボク」は、大きな花序に径4mmほどの両性花多数と、周囲に径2cmの白い装飾花が。今年の開花は、まさに圧巻です(写真1、2枚目)。折しも、森歩きで『今年はノリウツギのつぼみが少ないよう・・』との声が。ご安心ください。ユキノシタ科「ノリウツギ」の花期は7~8月ということで、まだ目立ちませんが、着々と花の準備がすすんでいます(写真3枚目)。注/手許の図鑑で表記。新しい植物分類体系では、ガマズミ科、アジサイ科。
森で観察した印象的な昆虫から。ムシヒキアブ科「オオイシアブ」の一種(写真1枚目)は、屈強な面構え。こうして待ち伏せし、時には自分よりも大きな昆虫も狩るハンターです。こちらは、トビケラ科「ムラサキトビケラ」(写真2枚目)でしょうか。幾何学的な模様の翅には、微細な毛が。幼虫は、植物片を張り合わせて円筒形の巣を作る水生昆虫です。一方、カミキリムシ科「ヤツボシカミキリ」(写真3枚目)は、森林性の昆虫。カミキリムシ類は、鋭い大顎の持ち主。成虫は、花粉や蜜、葉、樹液など、幼虫の多くは朽ち木を食べ、森林の世代交代に役立っているようです。
瞳が印象的な野鳥から。フクロウ科「アオバズク」(写真1枚目、全長29cm)は、夏鳥。日没後と日の出前の各1時間くらいが最も活発で、主に昆虫類などを空中でキャッチ。こうして静かにお休みは、やはりフクロウの仲間ですね。キツツキ科「クマゲラ」(写真2枚目、全長46cm)は、留鳥。朽ち木に潜むムネアカオオアリなどをホリホリします。アトリ科「カワラヒワ」(写真3枚目、全長15cm)は、留鳥または漂鳥。それぞれ、繁殖シーズン真っただ中のようです。お互いに観察は短時間で・・営巣シーンの公開はNG!
昨日は、主催「自然観察会(北大苫小牧研究林)」で樹木ウオッチング・・。防鹿柵内の灌木園では甘~い香が漂い、別世界でした。その訪花昆虫たちの一部から。「エゾヒメマルハナバチ」(写真1枚目)、「エゾオオマルハナバチとハナムグリ」(写真2枚目)でしょうか。幸い、特定外来生物・セイヨウオオマルハナバチの姿は見あたりませんでした。締めは、清流・幌内川の流域に群生する満開の「クリンソウ」。カラスアゲハの仲間も優雅に舞い、何とも素敵な光景でした。
スミレ類の果実と生存戦略から。一般に、植物は春に花を咲かせ他家(花)受粉で果実・種子を結びます。このほど、「フイリミヤマスミレ」の果実を観察。こうして上向きに3つに割れ(写真1枚目)、やがて種子が周囲に弾け飛びます。その種子には、アリの好む成分~エライオソームがついていて、アリが巣に運び、ごちそう部分を食べた後、周囲にポイすることでさらに分布を広げます。まだ十分に熟すまでは、小首をかしげたようです(写真2枚目)。一方、この季節にもつぼみをつけているのは、「タチツボスミレ」(写真3枚目)でしょうか。こちらは、開花せずに閉じたまま種子を形成する閉鎖花。子孫を残す二刀流の生存戦略です。
鼻?“長~い口吻”がユニークな昆虫から。最初は、「アオヒゲボソゾウムシ」の仲間でしょうか(写真1枚目)。体長1cmにも満たないサイズですが、色彩も脚の太さも印象的です。「カツオゾウムシ」(写真2枚目)は、文字どおり鰹節のよう。体長は1cm強です。「ハナウドゾウムシ」のカップル(写真3枚目)。前胸背に光沢のある中央隆起線が彫金を連想。体長は1~1.3cmほどで、暗褐色・暗緑色・黒色と色彩豊か。幼虫・成虫とも、植物を食べるとされるゾウムシ科の昆虫たちです。
白い花、続編です。エゴノキ科「ハクウンボク」(写真1枚目)が満開に。バラ科「シロヤマブキ」(写真2枚目)は初見です。山吹色の花を付けるヤマブキ[の白花品種]訂正→[とは別品種]/ヤマブキ属とシロヤマブキ属に分類・・九州在住のH様からご教示いただきました。・・で、中国地方に分布。観察したものは植栽種。小葉の形状などからヤマブキショウマ(和名)の由来になったとか。もう一点は、キンポウゲ科「カラマツソウ」(写真3枚目)。かつてオロフレ山で観察以来、プチ遠征先の林床でひっそりと咲いていました。ちなみに、野幌の森で観察できる種は、ハクウンボク。
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