北海道ボランティア・レンジャー協議会
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花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年05月28日 22:41:59 No.477 【返信】

野幌の森では、ランの仲間たちも続々と開花しています。
花が緑色のアオチドリ(写真1枚目)。花が黄褐色のコケイラン(写真2枚目)。花がお猿さんの顔に似て、さらに根がエビのような形をしているというサルメンエビネ(写真3枚目)。森を巡ると、様々な表情を見せるランたちに出会います。
春の芽出しから開花、結実と継続して観察することも森歩きの楽しみの一つですね。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年05月27日 17:57:07 No.476 【返信】

野幌の森では、昨日本欄でご紹介したヤマシャクヤクが続々と見頃を迎えています。ほどよく開いた花に潜り込んだカミキリムシ科セスジハナカミキリの姿がありました(写真1枚目)。こうした昆虫たちによって、受粉がすすみます。ところで、雄しべの先端が渦巻き状になっていることは、正直、小さな発見でした。
ラン科の花々も続々と開花しています。大振りで存在感のあるノビネチドリ(写真2枚目)、同じく純白の花をつけたシロバナノビネチドリも感動的です(写真3枚目)。
なお、お目当ての花々に小躍りし、観察・撮影に夢中になるあまり、周囲の植物を踏み荒らすことのないよう、お互いに気を付けたいものですね。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年05月26日 20:44:39 No.475 【返信】

ボタン科ヤマシャクヤクのご紹介です。つい2週間ほど前には遠目にも硬そうな蕾の様子でした(写真1枚目)が、今日の森歩きでは、数か所でその開花を確認できました。花は、茎の先に1個だけつきます(写真2枚目)。いずれも遊歩道からの望遠撮影で、訪花する昆虫の姿もありました。
首尾良く観察することができた花では、抱えあってわずかに開いた隙間から、雌しべの柱頭と、囲むように黄色い花粉の雄しべが多数覗きます(写真3枚目)。
花の命は短く、受粉を終えると白い花びらはほどなく散ってしまいます。
人気の植物ゆえ、周辺植物の踏み荒らしや盗掘などが心配です。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年05月25日 23:53:57 No.474 【返信】

今日は、野幌の森も夏日を記録しました。いよいよ吸血昆虫の蚊が飛び交いはじめましたので、虫刺され注意です。
林床では、アカネ科クルマバソウの白い花が見頃です、グランドカバーのような群生がありました(写真1枚目)。
クルマバソウには、8枚の葉が輪生しています(写真2枚目)。大八車の車輪のように見えますが、本来の葉は2枚で、他は葉と同じ形に変化した托葉で、「葉状托葉」と呼ぶそうです。花冠は、ロート状になっています(写真3枚目)。
ちなみに、葉を乾燥すると香りが良く、乾燥品を衣類に入れると防虫の効果があるようです。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年05月24日 06:40:44 No.473 【返信】

メギ科のご紹介です。
ヒロハヘビノボラズ(写真1枚目、撮影地:札幌・試験研究機関の見本林)は、黄色の小振りな花を房状につけていました。枝の節に鋭い刺針のほか、葉の縁も小さな刺状になっていて、ヘビも登れないほど、だとか。落葉低木で、蛇紋岩地帯のアポイ岳などに分布しているようです。
メギにも、やはり節に刺針があります。葉の色味は、緑色(写真2枚目)や紫色(写真3枚目)のほか、紅色をした品種もあるようです。メギは、関東以西に分布するとされ、野幌の森では、かつて戦後開拓の入植者が観賞用としたものでしょうか、最近の植物調査で記録に登場した移入種です。
これらの花々は、どれも径6㎜ほどで、色合いも形状もソックリです。ちなみに、メギ「目木」とは、葉などを煎じて目薬にしたことに由来するそうです。




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