北海道ボランティア・レンジャー協議会
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活動報告 藤吉功 投稿日: 2025年01月21日 07:03:15 No.840 【返信】

一昨日の円山登山観察会から。枝先にたくさんの“珊瑚”が・・。これは、「ハクウウンボクエダサンゴフシ」という“虫こぶ”(写真1枚目)。アブラムシの一種がハクウンボクの葉に産卵し、2年がかりで枝に形成されたもの。こちらも虫こぶで、「ササウオフシ」(写真2枚目)。タマバエの一種がクマイザサの芽に産卵し形成されたもの。中に10~50個の幼虫室があるようです。頭上、アズキナシには、冬鳥の「イカル」(全長23cm)がとりつき黄色い大きな嘴で果実をむしゃむしゃ(写真3枚目)。あっという間の2時間半・・、ご参加いただいた皆さま、有難うございました。



活動報告 藤吉功 投稿日: 2025年01月19日 07:10:40 No.839 【返信】

本日は、「円山登山観察会」(ボラレン主催)。10:0-12:30円山八十八か所登山口、現地集合。参加費200円、オリジナル缶バッジ進呈。時節柄、カツラやニガキ、カエデ類などの冬芽観察をメインに、“売り”は、葉柄内芽で裸芽の「ウリノキ」でしょうか(写真1枚目)。今シーズンは、ハリギリやアズキナシなどの実成も良く、カラ類を筆頭に「ヒヨドリ」の姿も(写真2枚目)。更には、クマゲラやエゾリスなども期待です。昨日の下見会、山頂からの眺望も抜群でした(写真3枚目)。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月17日 07:05:32 No.838 【返信】

雪景色に残る果実から。はじめは「ヤブタバコ」です(写真1枚目)。細長い種子は、キク科植物に多い“綿毛(冠毛)”ではなく、べたべたした粘液に覆われた“ひっつき虫”でした。こちらは、「サラシナショウマ」の花殻。茎にツル植物の「ヤブマメ」が絡まっていました(写真2枚目)。さらに、赤いドライフルーツ状の果実は、木本の「アキグミ」。野幌の森における植物調査によると、近年、新たに記録された種の一つ。鳥や動物による種子散布の結果でしょうか、想像が膨らみます。



森の生き物シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月15日 07:38:08 No.837 【返信】

森歩きで、雪上付近の小枝がスパッと切断されたものをしばしば目にします。誰か刃物でも持ち歩いているのでしょうか?(写真1枚目)。辺りには、可愛らしい“落とし物”も・・(写真2枚目)。武器を持たないゆえ、いつも身軽が信条の「ユキウサギ」が食事をした痕跡です。ちなみに、ウサギの歯は、前歯(切歯が上下各2本、小切歯が上2本)と奥歯(臼歯)の合計28本。毎月約1cmの勢いで一生涯伸び続けるのだそうです。硬い枝やササなどをモリモリ食べることに納得ですね。ところで、恋の季節はもう少し先とされますが、ここでも楽しい“夜会”が繰り広げられたようです(写真3枚目)。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月13日 07:20:24 No.836 【返信】

野幌の森に棲むキツツキ類から。「ヤマゲラ」(全長30cm)は、背中の黄緑色が目を引きます(写真1~3枚目)。本種とよく似たアオゲラ(29cm)は、本州から屋久島にかけて分布する日本固有種。“ブラキストンライン”=津軽海峡を隔てて、両種が棲み分けている?のは、なぜでしょう・・。どうやら、アオゲラは、約1万年前に終わった第四氷期に陸続きだった島のみに分布しているとか。一方、ヤマゲラはというと、大陸にも広く分布しているようです。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月11日 07:05:50 No.835 【返信】

まだ、“ポテチ”がざっくりと・・。これは、ポテトチップスならぬ「オオウバユリ」(写真1枚目)。一つの果実にざっと600個もの種子を実らせます(写真2枚目、10月中旬撮影)。およそ10年もの歳月をかけて結実した大切な種子。簡単にこぼれ落ちないよう、櫛の歯状のささえがあり、強い横風が吹くと高く舞い上げられ、より遠くへと飛ばす”種子散布”の仕組みです。雪景色の中、しっかりと大地に根を張って、最後の種子を飛ばし終えるまではビクともしないぞ、と威厳すら感じました(写真3枚目)。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月09日 07:06:26 No.834 【返信】

この時期、野幌の森ではナナカマドなどの果実につく野鳥たちで賑やかです。先日ご紹介したアトリよりも大きな「ツグミ」(全長24cm)ですが、とても警戒心が強いようで、果実を頬張ると(写真1枚目)、直ぐさま近くの茂みに逃げ込むことを繰り返していました。ところで、皆さんのお年玉は如何でしたか。個人的には、希な「トラツグミ」(全長30cm)に遭遇することができました。基本、夏鳥とされる種です。ツグミ(写真2枚目)は、胸からお腹にかけ斑点に個体差があるようですが、トラツグミ(写真3枚目)と同じような構図でご覧下さい。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月07日 08:30:57 No.833 【返信】

数分おきに潜水シーンの「ウミアイサ」、続報です。まずは、ヨコ位置から(写真1枚目、左上~時計回りに)。次に、タテ位置から(写真2枚目、同)。巧みな“素潜り漁”で、魚やカニ、エビなどをゲットするようです。こちら、雌雄の仲睦まじさにほっこり(写真3枚目)。寒さも忘れるほどでした。ちなみに、“・・アイサ”とは“秋早く来る”の意味だそうで、仲間には「カワアイサ」やパンダ模様の「ミコアイサ」が-。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月05日 07:26:18 No.832 【返信】

プチ遠征先の港湾で観察したカモ類から。潜水ガモの「ウミアイサ」(全長55cm)です。オスの頭部は黒く若干緑色のほか、後頭部は冠羽状で、頸は白く、胸は褐色みなど複雑です(写真1、2枚目)。一方、メスの頭部は茶褐色で、全体に落ち着いた雰囲気。オスと同様“冠羽”が印象的です(写真3枚目)。外海は時化模様でも、防波堤内は比較的穏やか。盛んに潜水を繰り返していました。その一端は、次回に続く・・。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月03日 07:03:49 No.831 【返信】

冬の森は、野鳥観察のチャンス。「アトリ」(全長16cm)の群れがナナカマドの梢についていました(写真1~3枚目)。ナナカマドの果実は、厳しい寒さの中で熟成を重ね、厳冬期を生きる野鳥たちの貴重なご馳走です。ツグミやヒヨドリなどは丸呑みし、種子散布に貢献。アトリ科のアトリやシメなどは、果肉に包まれた“種子”だけがお目当てのようで、取り除かれた果肉で雪面が赤く染まります。ちなみに、今季は大豊作ですので、様々な野鳥の採餌シーンが観察できそうです。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2025年01月01日 06:57:53 No.829 【返信】

2025頌春。本年も、ボラレンHP&SNSをよろしくお願い申し上げます。トップバッターは、野幌の森を代表する野鳥・天然記念物の「クマゲラ」です。オス個体は、額から頭頂部にかけて赤く、ベレー帽のようです(写真1枚目)。一方、メス個体は、後頭部だけ赤く、それぞれ個性がありますので個体識別の手がかりになるかも知れません。根際で一心不乱にホリホリ。好物のムネアカオオアリでも巣くっていたのでしょうか(写真2枚目)。こちらは、樹幹に止まったキツツキ類お馴染みの“決めポーズ”?(写真3枚目)。

橋川潤 投稿日: 2025年01月01日 09:09:33 No.830
明けましておめでとうございます。
本年もたくさんの北国の生き物の姿を見せてください。


野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月31日 07:17:21 No.828 【返信】

2024年の大トリでご紹介するのは、猛烈な雪の中も懸命に生きるエナガ科「亜種シマエナガ」(写真1枚目)、キツツキ科「オオアカゲラ」(写真2枚目)、泰然自若としたフクロウ科「亜種エゾフクロウ」(写真3枚目)です。人影も途絶え森閑とした情景に、漢詩の一節“千山鳥飛絶 萬徑人蹤滅 ・・・”が脳裏をよぎりました。
※ボラレンHP掲示板&Facebookなどをご高覧いただき感謝申し上げます。皆さまどうぞ良いお年を-。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月29日 07:25:41 No.827 【返信】

野幌の森で冬を生きる野鳥から。アトリ科「カワラヒワ」(体長15cm)の小群がアサダの梢で“もぐもぐタイム”(写真1~3枚目)。お目当ては、“果穂”(平べったい堅果が10個程度重なり合ったビールのホップに似た果実)の中。ほぼ真上を見上げ観察すると、種子だけを器用に取り出し、裂片がパラパラと舞い落ちていました。こうした雪上の痕跡を手がかりに、観察や想像を巡らせることも冬の森ならではです。



昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月27日 07:19:40 No.826 【返信】

雪上でも凍らずに活動する昆虫から。「ニッポンクモガタガガンボ」のメス(写真1枚目)とオス(写真2枚目)です。一見、“クモ”のようですが、脚は3対6本。暖かい季節にひらひらと飛ぶ大きな蚊のような「ガガンボ」の仲間。翅は退化し、背中にポチッと2つ、後ろ翅が変化した感覚器官が。活動の適温は、0℃~氷点下4℃くらい。触らずに、そっと見守ってくださいね。こちらは、「ガガンボダマシ」(写真3枚目)です。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月25日 07:19:48 No.825 【返信】

“クリスマスの木”・・冬でも常緑の寄生木「ヤドリギ」。洋の東西を問わず、魔除けや縁起物に。日本でも、“寄生”を「ほよ」といい、万葉集にも一首、詠んだ歌があるようです。雌雄異株で、5月ころ開花、秋に実った果実は厳冬期も熟成を重ね、レンジャク類などの野鳥たちに種子撒布を託します。野幌の森では、「アカミヤドリギ」(写真1枚目)、強風で落下した?遊歩道脇にワンポイント(写真2枚目)と、黄色い果実をつける「ヤドリギ」(写真3枚目)が観察できます。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月23日 07:18:08 No.824 【返信】

百年記念塔とともに天敵も来なくなった?・・野幌の森の一隅で見かける「ドバト」(写真1枚目)。キジバトやアオバトなどは冬を前に南へ渡りましたが、本種(写真2枚目:堂鳩、伝書鳩~ヨーロッパに生息するカワラバトを改良した外来種)は半野生化し、冬も逞しく生き抜いています。ここだけの話ですが、天敵の「ハヤブサ」(写真3枚目、撮りおき)がハンティングスポットとして利用してきた“ランドマーク”が更地になったことで、安心が増えたのかも知れません。



クモシリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月21日 07:49:13 No.823 【返信】

4対8本足の虫・・「クモ類」から。日中、少し気温が緩んだ雪上にこんなのがいました(写真1~3枚目)。立ち止まってよ~く観察すると、実にバラエティーです。残念ながら、手許の“昆虫図鑑”には載っていません。”名無し”で、クモさんたちには申し訳ありませんが、冬の森歩きの新しい?楽しみ方の一つとしてご紹介します((^_^))。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月19日 07:06:30 No.822 【返信】

このところ、日本海側を中心に連日の風雪模様で、積雪1m超えや平年の3倍といったニュースも。野幌の森歩きでも、久しく青空とはご無沙汰です。そうした中、“綿帽子”がお似合いの「ケヤマウコギ」(写真1枚目)や「ミヤマガマズミ」(写真2枚目)、“ふわふわの布団”を被った「ツルシキミ」(写真3枚目)など、冬ならではの光景に癒やされ、除雪の活力をもらっています。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月17日 07:27:49 No.821 【返信】

潜水ガモから、「シノリガモ」です。オス個体は、複雑な羽色をしているため一度見たら忘れられません(写真1枚目)。一方、メス個体は全体に淡黒褐色で、顔周の白斑が特徴(写真2枚目)。風雪にも負けず、内海や港湾などで小さな群れを成して越冬しています(写真3枚目)。多くは、冬鳥として渡来しますが、一部は、国内でも渓流の岩棚などで繁殖しているようです。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年12月15日 07:18:44 No.820 【返信】

たった1文字の科名、「ウ」。端正な顔立ちは「ヒメウ」(写真1枚目)。北海道では、留鳥とされますが、冬季は北国から飛来したものが多いようです。こちらさまは、「カワウ」でしょうか(写真2枚目)。ウ類は、他の水鳥よりも羽の油分が少なく、水分をはじけないため、よく翼を広げて日光浴をするようです。雪雲をついてプチ遠征した港で、はばたきのパフォーマンスも(写真3枚目)。ちなみに、全長は73cmと81cmですが、小顔のヒメウはぐっと小振りに見えますね。



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