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taiga-pmas
オリキャラ出来ました。 投稿日:2018年09月07日 01:03 No.190
五十鈴
長良型2番艦の艦娘。
艦名 五十鈴
艦級 長良型2番艦
艦種 軽巡洋艦
高速軽巡洋艦として水雷戦隊の旗艦に適した優秀な艦である。
梅雨も終わる7月の上旬。
 1日経つごとに暑くて苦しく、けれどもその暑さが嬉しい夏がやってくる。
 時刻は午前12時。
起き上がって、姉とその姉妹が外でもめている窓の外を眺めていると、隣のベッドで寝ていた長良が声をかけてきた。
「どうしたの五十鈴。眠れないの?」
「うるさいのよ、いつもの三馬鹿が」
騒いでるのは長女だけど、妹達が止めるからますますうるさくなる。
それに気づいてるのか、気づいてないのか。
まあ、もしかするとこれが姉妹のコミュニケーションのつもりなのかも知れないけど。
「ふーん……」
長良が顎をなでながら、私の横に立つ。
しばらく2人で外を眺めていると、長良がからかうような表情を浮かべてこちらを見た。

「私たちも外で騒ごうか?」
「はあ?」
「マラソンとかどうかな!」
「……遠慮しとくわ……長良と違って走るの得意じゃないし」

そう正直に伝えると、長良は私の顔を見て、その後胸を見て、また顔を見て肩をすくめた。
「ちょっと散歩してくる!」

と言って部屋を出た。
背後から聞こえた「ちょっと待ってよー私も行くってー」と言う言葉も無視して。

振り返ると長良の姿は見当たらない

五十鈴は鎮守府を出て
海岸にたどり着いた私はランニングを始めた。
空気も澄んでいて、機械や船の音が聞こえない。風も気持ち良く、呼吸するのも爽やかな気分。
ランニングを終えた彼女は、荒い息をしながら可愛く体育座りをする。
彼女はぼうっと何も考えずに海を眺めはじめた、
 絹糸みたいな美しい黒髪は白いリボンで髪を結ってツインテールにしていて、腰に届くほど長い。
 15、6のような顔をしていて、肌は若い子らしいもちもちすべすべな肌だ。

「おつかれ」
「きゃあ!」

いつの間にか、私のすぐ後ろに長良が居た。
思わず飛び上がってしまったのを、取り繕うように私は彼女を軽く叩いた。

「もう、驚かせないでよ」
「だって五十鈴がお姉ちゃんの言うことも聞かずにさっさと行くから~」

「……お姉ちゃんとか」

自分で言うか。
私、長良のことお姉ちゃんって呼んだこと無いわよ。
大人になってからは。

「もう遅いから、部屋に帰るわよ。」

長良が手を差し出す。
私はその手をペチンと叩いて、来た道を戻った。
一人で先を歩いていると、後ろから長良が声をかけてくる。


「ねえ、五十鈴」
「ん?」
「この間の出撃で、あなた沈みかけたんだってね」


………………誰よ。
絶対長良にだけは言わないでって言ったのに。

あの・・ね。
絶対そうだわ。

ドックで目を覚ましたときに、私を覗き込んでたわ。

軽巡の中では年上だからって。
お姉さんぶっちゃって。
心配そうな顔してさ。
心配してくれてさ。
内緒にしてって言ったのに。
……そういえばそう頼んだとき、首を振って黙ってたわね。
嘘はついてないか。


「……ごめん」
「謝る事じゃないわ。そう指示されたんでしょ」
「うん、まあ」
「私と名取の名前を呼んでたって聞いたけど」
「うっ」

こ、今度は誰よ。
一緒に出撃してたのは、駆逐艦の子達と、戦艦……どいつよ一体……

脳内で必死に犯人捜しをしていると、急に手首を掴まれた。
そして廊下の壁に押しつけられる。

長良は返事をしない。
「あのね」

ちょ、ちょっと。
顔近い、近い近い。


「私は、五十鈴が好きよ」
「う、うん?そりゃ私だって……ってあの太もも撫でるの止めてくれない?」
「姉妹としてだけじゃなく……分かるでしょ」
「えっ」

長良が太ももを撫でるのを止めて、私の顎を持ち上げながら言う。

「はぁ……五十鈴とずうっと一緒にいたいなぁ」
「1人が気楽でいいわ」
「寂しくなったらどうするの? お姉ちゃんが一緒ならいつでもどこでも甘やかしてあげるわよ」
にんまりと笑う五十鈴に私はデコピンをおでこへと強くする。
痛がる長良はおでこを手で押さえずに私の胸へ頭を乗せては呼吸し、しばらくすると眠りついていた。
呆れた私は文句を言う元気もなく、嬉しそうににやついている長良の顔をじっと眺めていた。


オリキャラ出来ました。 taiga-pmas 投稿日:2018年12月25日 22:56 No.201
長良が手を差し出す。
私はその手をペチンと叩いて、来た道を戻った。
一人で先を歩いていると、後ろから長良が声をかけてくる。


「ねえ、五十鈴」
「ん?」
「この間の出撃で、あなた沈みかけたんだってね」


………………誰よ。
絶対長良にだけは言わないでって言ったのに。

あの・・ね。
絶対そうだわ。

ドックで目を覚ましたときに、私を覗き込んでたわ。

軽巡の中では年上だからって。
お姉さんぶっちゃって。
心配そうな顔してさ。
心配してくれてさ。
内緒にしてって言ったのに。
……そういえばそう頼んだとき、首を振って黙ってたわね。
嘘はついてないか。


「……ごめん」
「謝る事じゃないわ。そう指示されたんでしょ」
「うん、まあ」
「私と名取の名前を呼んでたって聞いたけど」
「うっ」

こ、今度は誰よ。
一緒に出撃してたのは、駆逐艦の子達と、戦艦……どいつよ一体……

脳内で必死に犯人捜しをしていると、急に手首を掴まれた。
そして廊下の壁に押しつけられる。

長良は返事をしない。
「あのね」

ちょ、ちょっと。
顔近い、近い近い。


「私は、五十鈴が好きよ」
「う、うん?そりゃ私だって……ってあの太もも撫でるの止めてくれない?」
「姉妹としてだけじゃなく……分かるでしょ」
「えっ」

長良が太ももを撫でるのを止めて、私の顎を持ち上げながら言う。

「はぁ……五十鈴とずうっと一緒にいたいなぁ」
「1人が気楽でいいわ」
「寂しくなったらどうするの? お姉ちゃんが一緒ならいつでもどこでも甘やかしてあげるわよ」
にんまりと笑う五十鈴に私はデコピンをおでこへと強くする。
痛がる長良はおでこを手で押さえずに私の胸へ頭を乗せては呼吸し、しばらくすると眠りついていた。
呆れた私は文句を言う元気もなく、嬉しそうににやついている長良の顔をじっと眺めていた。




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