山陰はドラマでした - 新.良い温泉を紹介しあいましょう
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山陰はドラマでした
TODI-K 投稿日:2015年08月05日 22:22 No.2063
ウォッチャーの皆様こんばんは。

先日は、本当に野暮用で人生初の西日本へ行って参りました。これは本当の話で湯めぐりがメイン目的ではなかったのです。
今回はついでに立ち寄ることができたお湯たちを(記事以外の部分を)掲示板に載せてお送りします。ぜひ本編のページと続けてお読みください。

 <山陰遠征第1話>
 家庭の事情のふとしたことから単独で山口県まで出かけることになりました。しかも車で自走していくのです。「これは今まで行ったことが無い場所へ行けるぞ!」「でも…単独と言うことは運転が辛いなあ…。」行きたい気持ちと大変だからできれば避けたいという気持ちがあり、様々な葛藤があった中でしたが行くことを決断し、磐越道-北陸道-舞鶴道-中国道周辺でちょっとだけ寄り道できそうな場所をピックアップすることにしました。予定よりも1日早くでかけ、ちょっとゆとりを持たせながら山口県まで到着することを考え、湯巡りのスタート地点を富山県の早朝5時に設定しました。富山県で朝早くからやっている天然温泉でインターから比較的近くに行けて…、探してみると以外にも少ないのです。お隣の石川県は早朝営業がたくさんあるのですが、富山県は本当に少ないことがわかりました。そんな中で見つけたのが射水市にあるセンター系施設「海王」でした。目的の小杉ICへは早朝の4:40に到着できました。

→本編の海王レポート


Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月05日 22:34 No.2065
 <山陰遠征第2話>
 天然温泉海王を出てすっきりした体で時計を見るとまだ5時30分過ぎだったため、一旦長旅の疲れをいやすことにしました。小杉ICでちょっとだけ仮眠をとって再び時計を見ると…まだ早朝7時でした。これではまだどこの温泉も営業を始めていません。金太郎温泉(白濁硫黄泉)や氷見のあおまさ(アブラ臭聖地)など富山の有名な温泉は臭いが強すぎるので、数泉のスタートとしては不適なので今回はパスにし、ねらいを湯谷温泉と庄川峡長崎温泉に絞り込みました。事前のリサーチではどちらも9時以降に日帰り営業が始まるということになっていました。でもまだ時計は7時…「もう待てな~い!」と駄目でもともと、湯谷温泉へ電話をかけてみました。「今からでもよろしいですよ(^_^)。」という女将さんの優しい声をいただき、心はいざ湯谷温泉へ一直線となりました。そして車は一路湯谷温泉へ走り出します。

→本編の湯谷温泉レポート


Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月07日 18:06 No.2066
 <山陰遠征第3話>
 湯谷温泉を後にし、ほんのちょっとだけ上流に上がった場所にある庄川長崎温泉という温泉地を目指しました。ここはアル単の源泉を使って日帰り入浴をしている旅館が多いらしく、あまりレポートも上がっていなかったのでぜひ行ってみようと考えていました。ダムを横断する道路工事であわただしい中、ほんの8分ほどで庄川峡長崎温泉へ到着しました。1軒目の旅館に交渉してみると…。「ごめんなさい、平日でお客さんが居ないからお湯を張ってないの。たぶん、大きい旅館も…無理かなぁ。どうしても沸かしが必要なお湯なのでお客さんが居る時じゃないと日帰りやれないのよ。」…残念ながらこの温泉郷はまたの機会にしようと諦め、いざ石川県の温泉目指して走り出しました。
 石川県の温泉で行こうと考えていたのは「総湯」と呼ばれる共同浴場です。この「総湯」という呼び方は北陸地方独特のもので、調べた限りでは「氷見総湯(富山)」「山代総湯・山中総湯・粟津総湯・桶湯総湯・白峰総湯・和倉総湯・片山津総湯・八幡総湯(石川)」がありました。氷見は営業時間の都合上カットし、白峰と桶湯、和倉はルート上に無いことからカット。時間の許す限り総湯を総なめできるように工夫してみました。予定ルートは小松IC→今江元湯→八幡総湯→粟津総湯→山代総湯→山代古総湯→山中総湯→片山津総湯→片山津ICという計画です。ただし、これらを全て回ると時間がかかってしょうがありません。状況に応じてカットしながら移動しようと考えていました。小松ICから降りて、まずは今江小学校横の元湯を目指します。

今江温泉元湯レポート
Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月07日 18:08 No.2067
 <山陰遠征第4話>
 今江温泉で満足しきったところでしたが気を取り直し、次なるターゲットの加賀八幡総湯という公衆浴場を目指しました。これは病院の裏手にある無名の総湯で、事前の調査では9時から営業しているとの情報でした。国道6号線を北上し、八幡ICで降り病院の裏手へ車を進めます。小径をほんのちょっと右に上がった場所にその「八幡総湯(写真)」がありました。見た目に立派系の公衆浴場で、東北だと500円以上入浴料を取られてもおかしくないくらい立派な施設に見えます。でも…ガランとしているのはなぜだろう?と、玄関まで行ってみると…「営業時間16時~21時」ガーン。この旅で2度目の撃沈でした。泣く泣く今来た国道6号線を南下し、粟津温泉街へ向かいました。

あわづ総湯レポート
Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月10日 17:10 No.2068
 <山陰遠征第5話>
 粟津温泉から一路山代温泉へと向かいます。ここは一直線に県道を下るだけで着きました。こんなに近くに巨大な温泉地が並んでいるなんてさすがは加賀温泉郷と言われているだけあります。でも山代温泉は粟津温泉と違ってもっと巨大でした。巨大すぎて総湯を探すのが難しいと思いましたが、比較的簡単に見つかりました。温泉街の中心に立派な湯小屋があります。後から知ったのですがこれは「古総湯」といって昔の総湯を復元したもので、新しい総湯はその向かいにある「山下家」という立派な老舗旅館の脇にありました。駐車場まではちょっと遠いのですが、そこに車を停めて歩いて向かいました。料金体系を見ると1つづつ入ると440円ずつかかる入浴料が、2つ入る共通券を使えば700円で2湯入れます。当然のことながら共通券をゲットして、まずは総湯へと向かいました。

総湯レポート


Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月10日 17:11 No.2069
 <山陰遠征第6話>
 総湯を出た後、向かいにある立派な木造建築物に目を向けて飲水しながらどうしようかと考えていました。「とりあえず共通券を買ったからなあ…。でもどうして2階があるんだろう。」ということで古総湯へと向かうことになります。しかし…、男湯の入り口はどこ?受付を過ぎて、ぐるりと回った先に入り口がありました。親切な受付のおばさんが脱衣所までついてきます。「少々熱いかもしれませんが、こちらでお着替えになって、そして…」…おばさん、いつまでいるんだろう。こりゃ脱衣できませんね。というくらい親切に教えてくれました。

古総湯レポート

Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月10日 17:12 No.2070
 <山陰遠征第7話>
 山代温泉を後にして、今度はちょっとだけ山の方へ向かった先にある山中温泉の総湯を目指すことにしました。途中で別所温泉という文字が目に入り、気になってしょうがなかったのですがまずは山中温泉へ行ってみないと…。順調に車を走らせ、およそ10分程度で山中温泉へたどり着きました。こちらも結構大きめの温泉街で、その中央にどかんと総湯がありました。総湯の目の前には源泉を楽しめる場所がありましたが、あまりにも熱すぎ(気温も湯温も)て、そこを楽しむ余裕がありませんでした。入浴券を購入し、いざ総湯菊の湯へ突入です。

山中総湯 菊の湯レポート

Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月10日 17:13 No.2071
 <山陰遠征第8話>
 菊の湯を出た後、どうしても別所温泉の文字が気になったので、もと来た道を引き返してしまいました。そして道しるべの赴くままに町中をさまよっていると、別所温泉会館にたどり着きました。周りにはそれらしい温泉は何もなく、それこそ地域の住民のための施設だ!というイメージです。

別所温泉会館レポート

Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月10日 18:30 No.2072
<山陰遠征第9話>
 別所温泉から北陸自動車道のICを目指しました。加賀ICに行くのも良いのですが、せっかくだから片山津温泉も見てみたい…という思いがあって、片山津温泉に立ち寄ってみることにしました。温泉街に降りていくとすぐに総湯を発見しました。しかし、事前に集めていた情報の総湯はすでに廃業(左写真)しており、新たに「街湯」となっているということでした。建設した時期や名前からみて、菊の湯や古総湯以上の総湯には出会えないだろうと感じ、今回は諦めてそのまま片山津ICに向かいました。体裁の良い言い訳をすると、「菊の湯や古総湯の良いイメージを残したかったから♪」でしょうか。
 石川県を出て次は一路福井県の温泉を目指します。その県を通ったからには「最低1湯は入りたい!」と思っていました。その願いをかなえるために、福井北ICから日本海側へ向かった佐野温泉、あるいは今庄ICからちょっと戻った場所にあるセンター系温泉、このどちらかに入ろうと決めていました。時間はちょうど13時過ぎで、福井北ICを降りて佐野温泉へ向かいました。しかし町中は渋滞…。30分ほど進んでもまだまだ先が見えません。しょうがないので泣く泣く福井をカットし、福井北ICへ引き返しました。そのまま北陸道から舞鶴若狭道路へ乗り換え(写真中央)一気に京都縦貫道で天橋立まで突っ切りました。目指すは京丹後市にある木津温泉です。ここは関西で温泉に入ることが可能なら一番最初に!と決めていた温泉です。それにしても遠かった。京丹後市網野地区までたどり着いた時はもう夕方の16時でした。夢にまでみた木津温泉、でも本当に入りたかった「しらさぎ荘」は既に廃業(右写真)。その目の前にある日帰り可のゑびす屋さんにお邪魔させてもらいました。

丹後の宿 ゑびすやレポート


Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月12日 07:37 No.2077
 <山陰遠征第10話>
 ゑびす屋を出た頃、ちょうど北近畿タンゴ鉄道の列車が裏の踏切を越えていきました。のどかな片田舎の温泉地…その雰囲気を存分に出しています。どうしても未練を感じて、もう一度しらさぎ荘の方へ歩き出しました。だれも居ないのかな?といろいろ観察してみましたが、人が住んでいる気配すらありません。源泉をもっとピュアに味わえないか…そう思い、意を決して向かいにある金平楼に日帰り入浴交渉へ向かいました。

料理旅館 金平楼
Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月12日 07:38 No.2078
 <山陰遠征第11話>
 木津温泉を出てから、急いで兵庫県へ向かいました。すぐ近くには城崎温泉…。有馬温泉とともに関西で巨大な温泉地である城崎温泉がすぐ目と鼻の先にあるんです。ハシゴ湯できる公衆浴場がたくさんあり、湯めぐりチケットの存在も知っていました。そして、全ての公衆浴場が循環利用であることも知っていました。でも共同湯ファンにしてみると一度は行ってみたいんです。気が付くと、国道178号から右に折れ、峠を越えて城崎温泉を目指して(写真左)いました。
 城崎温泉に着くと、観光客でごった返している様子がわかりました。しかも車を走らせてもめぼしい駐車場がありません。しょうがないので一旦駅横のコインパーキングに停めて歩いてみることにしました。時間はもう夕暮れ時が近づいています。残された時間は少ししかありません。駅前にある巨大な公衆浴場「ふれあいの湯」はパス…、橋を渡ったところにある独特な寺院のような建物である地蔵湯が目に入りました。興味が湧いたので、早速門をたたくことにしました。

地蔵湯レポート

 地蔵湯でせっかく購入した湯めぐりチケットなので、あと2軒は入っておかないともったいない…、そう感じたので、とりあえず温泉街を奥の方へ奥の方へと進むことにしました。途中にあった鄙びた温泉旅館に日帰り入浴をお願いしてみたが、「え?お風呂は外湯があるでしょ?」とか「旅館のお湯にどうして入るの?」と尋ねられたりする始末です。うぅん、文化として旅館の湯を解放する習慣が無いのかもしれません。そうこうしているうちに柳湯という共同湯が見えてきました。入り口は小さめで、これは行けるかも?と思い、柳湯へ突入しました。

柳湯レポート

 傷心で外へ出て、さらに温泉街を奥へ進みます。温泉街の雰囲気はとてもよく(右写真)たくさんの観光客(とりわけ外国人カップル)が要所要所で写真を撮っている。一の湯(定休日)、御所の湯(巨大すぎてパス)、まんだら湯(定休日)、そして一番奥の鴻の湯へと入りました。よく見るとここには公共の駐車場(有料ですが)があるではないですか。ここを利用するのもまた一つの手ですね。暖簾を見ると「庭園風呂」と書かれています。もしかして庭が立派なのか?あまり期待を大きくせず、平常心で突入してみました。
鴻の湯レポート

 予想通りとはいえ、循環の連発は後味が悪すぎます。何とか旅館のお湯も見られないものかと駐車場へ戻りがてら、4軒ほど入浴交渉を試みました。ことごとく玉砕していく中、地蔵湯の橋の手前にある「内湯旅館」という看板が目に入りました。これで最後…と心に決め、玄関の引き戸をガラガラと開けました。

内湯旅館 扇屋レポート


Re: 山陰はドラマでした G 投稿日:2015年08月12日 21:41 No.2079
長編になりそうですが、楽しみに読み続けます!

しかし本州縦断は凄いなぁ。
Re: 山陰はドラマでした  投稿日:2015年08月14日 00:02 No.2080
 びっくりしながら、温泉中心の旅を読んでます。
 片道1669㎞って・・山口へって・・言いながら、富山や石川・京都など温泉のレポート!  温泉への情熱?行動力?・すごい。事前の温泉調査も、徹底してますね。
 知らない温泉の世界が広がったような、わくわく感で読んでます。
  
 今さらながらですが、私は、ひょんなことから、急遽、新幹線で八月二日金沢に、三日は片山津温泉ホテル古賀乃井さんに宿泊しました。宿のお湯は、無色透明で源泉かけ流しの温泉・露天もやや熱めで最高によかったですが、総湯など知らず、残念でした。山代温泉へも車で十五分位で行きましたが、もったい動きでした。温泉の情報チェック・・基本ですね。   
 
 今後も、山陰シリーズ楽しみにしてます。
Re: 山陰はドラマでした TODI-K 投稿日:2015年08月22日 13:29 No.2081
Gさんご無沙汰しております。
雪さんお久しぶりです。

ウォッチャーがいるっていうことが記事を書く原動力です。時間を見つけてレポをあげていきたいと思います。(時間が許す限り)(^_^;)

<山陰遠征第12話>
 城崎温泉を放心状態で後にし、向かったのは県境にある新温泉町です。この町はまず名前に惹かれます。下調べをした中でMT天国である湯村温泉が兵庫県最大の目的地でした。しかし時は既に夕刻。新温泉町に突入した時点で既に時計は19時を回り、周りが闇に包まれていました。京都でかなりロスしたからなぁ…。今夜泊まる宿への到着時刻を考慮して迷わず湯村温泉をカットし、少しでも早く鳥取県へ突入しようと決めました。
 が、しかし…。新温泉町の国道沿いの青看板(道路案内の交差点図)に「湯←」という看板があるのが見え、突然気が変わりました。だって、「左←蔵王、真っ直ぐ↑上山、右→黒沢」じゃなく、「左←湯」ですよ!これは行かなきゃ。ということで、国道から左の方に折れ、七釜温泉を目指しました。事前調査では日帰り施設が1つやっているはずです。国道から5分ほど車を走らせたところにすぐにその七釜温泉がありました。

七釜温泉 ゆーらく館レポート


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