湾岸掲示板
| トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 |

夜叉ヶ池.1
立ちばな・な 投稿日:2018年08月01日 16:18 No.6047
 皆様、暑中お見舞い申し上げます。
災害級の暑さが続いておりますが、走られていますでしょうか?
なるべく、早朝に練習時間をシフトさせた方が身のため健康のためと思われます。
 
 さて、私めはこの酷暑の中、わざわざすき好んで酷暑の日中を走るウルトラの大会に参戦してきました。前年、前々年と惨敗を繰り返して本年ようやく最後尾から二番目にゴールに辿り着きました。その大会参加の顛末をご報告させていただきたいと思います。ゆるゆると進めて参りますので、次回はまだかとか、読むに耐えない、などのご批判はどうぞ脇に置いとかれて、気軽な気持ちで読み過ごしていただければ幸いでござります。
夜叉ヶ池.2 立ちばな・な 投稿日:2018年08月01日 16:20 No.6048
 例年のごとくに梅雨があけ盛夏の太陽がギンギラギンに照りつける太陽のもと、第1ステージ45km、第2ステージ90km、を走らせる岐阜県の「夜叉ケ池伝説マラニック」は超ウルトラの大会の中でもまったくもって異質の特異な大会で今回で26回を数える。
 そもそも、気温33度から37度で体感温度40度以上となる気象条件が当たり前のウルトラの大会ってたぶんこの大会でしかないでしょうよ。普通に考えたって熱中症の危険度は高い。その大会に毎回300人以上が集うのでありますよ。まったくクレージーな大会と思ふ。実際クレージーな参加者ばかり・・・。つまりね、アホばかり・・ぢゃなくて強者が集う大会なのであります。そいと、第1ステージ終了後の合宿みたいな大酒盛り・・・。ランナーとは思えない、いや人間ではなかばい・・・酒呑童子を先祖に持つバケモノ集団でござる。
 注・・「熊本てれっと」の皆さんのことではね〜すよ。(^○^)
夜叉ヶ池.3 立ちばな・な 投稿日:2018年08月02日 14:30 No.6049
  大会前日からどうやら台風12号の進路に当たることが確実になり大会自体の開催が危ぶまれることになった。参加者の掲示板の書込み俄然問い合せが忙しくなったきた。同じマラニック大会を主催するものにとって、この夜叉が池の実行委員達の判断をどうくだすのか、この件はもとより、運営自体全体に大変参考になることがいかに多かった事か・・・。
夜叉ヶ池.4 立ちばな・な 投稿日:2018年08月02日 14:35 No.6050
 この池がどこにあるのかと申しますと、この夜叉が池、過去から岐阜県と福井県の県境にあり現在も所属について争いが続いているらしい。岐阜県の大会なので岐阜の位置で説明すると岐阜県揖斐郡揖斐川町(旧坂内村)になり、夜叉が池山と三周ケ岳との鞍部になるところにある。標高1099m。スタートの神戸町役場(安八郡)は標高0mらしいから実に1000m往路を上り続けることになるのだ。神戸はこうべやかんべではなく「ごうど」と呼ぶ。二年前初めて参加し 何とかこの池にたどり着いた時は濃霧でなにも見えなく興ざめしたが、確かに山深く幽谷の神秘を感じさせるところではありましたが、夜叉が池そのものではなく途中の登山口までの林道の方の静けさの方がより印象に残っている。なにか、あるな・・という直感的なものが確かにあったのですよ・・・。
 そう言えばフルマラソンの全国人気ランキングで常に上位にあげられるあの揖斐川マラソンの地だと思って間違いないようです。実際、揖斐川マラソンのコースを一部走ることになります。(某KIZENNさん談)
夜叉ヶ池.5 立ちばな・な 投稿日:2018年08月03日 14:12 No.6051
 夜叉が池伝説とはなんぞや?
よくある民話あるいは神話の中の伝説。
一説によると昔のある年、大変な日照りが続き美濃国神戸(ごうど)の郡司(ぐんじと言うから平安時代以前の律令体制の頃、奈良時代あたりかも知れない)安八太夫の広大な田んぼと村人たちの田が危機に落ち入った。乾ききった田んぼに小さな蛇が現れ、ひとりごちにお前が雨を降らせておくれ。雨を降らせてくれたら娘を進ぜようぞ。とのたまわったらしい。するとその晩、大雨が降り田んぼの稲は生気を取り戻し、旱魃を回避できたそうな。翌日、男が現れ約束の娘(名は夜叉)を連れ揖斐川をのぼって消えていったそうな。連れ去られた娘は出立の時に最後の紅、おしろいなどでけわいをしたそうです。後日安八太夫が娘に探しに行き、夜叉が池のほとりに着くと池はにわかに泡立ち水面から突如龍神となった娘(夜叉)が現れ、もはや娘が人間に戻れぬことを太夫は悟るのでした・・・、という伝説。
 たぶんこの伝承の原型ができあがったのは室町時代というから、1300年の歳月を経ているの伝説のようです。
夜叉ヶ池.6 立ちばな・な 投稿日:2018年08月03日 14:21 No.6052
 スタート前の歓迎セレモニーに、龍神の舞いがあります。あれれ,長崎の龍(じゃ)踊りぢゃんと思っていたのだが、長崎の龍踊りとは様相が違うんですよこれが・・・。同じ雨の神、龍でも所変われば品変わる。龍は見た目一緒だが、まず鳴りものが全く別物。長崎はドラやパラパラなどの純中華で爆竹花火。揖斐の龍神の舞いは九州で言う浮立(ふりゅう)、全国で言う神楽の囃子なんですよ。最初見た時は面食らった。コンチキチ、コンチキ、に合わせて舞っていた龍神様・・・あんりゃ〜〜〜最後に巫女を胴体で巻いてしまったばい・・・。

 閑話休題・・・数年前、中国から女子留学生と親しくなった時にこんな会話を思い出した。
「ニホンジンナゼリュウヲ、ヘビイイマスカ?」
「龍って確かに中国伝来のものだが、もともとはへびやろが・・・。」
「ヘビ、エンギワルイ、リュウトハベツモノアリマスヨ!!」
「そうなん??だって蛇踊りって漢字で書くやんか。」
「ニホンジン、オカシイアルネ。ロン(龍)ハ、ホワンティ(皇帝)ノシンボルアリマスネ。」
 
 どうやら、日本の龍神は古事記の八岐大蛇(やまたのおろち)伝説からの影響を受けていて中国の龍と比べて、女を食べたりさらったり犯したり、実に生々しく色っぽいと思ふのはおらだけかな〜〜。
 
夜叉が池.幕間(まくあい) 立ちばな・な 投稿日:2018年08月03日 14:40 No.6053
 速報が出てますた。おらは第一日目はビリから6番目、二日目はビリから二番目。なんと総合順位で最下位ですた〜〜〜〜〜。つまり一日目で私より遅かった選手は二日目はDNSか棄権した模様。
 100km超レースで3月の大江戸ナイトランで最下位ゴールになったのに続き、今回の夜叉が池でも連続の最下位。これって、狙ったわけぢゃね〜ぞ(・・)
 
 なにげに連続最下位ゴールは、すごくね?

つ〜か、情けね〜っす。せめて2/3くらいの順位でゴールできる脚を作り直さんばね〜。200k超えのレースにも挑戦せんばやし。
夜叉が池.幕間(まくあい) 写真 立ちばな・な 投稿日:2018年08月03日 15:51 No.6054
 龍神の舞い
夜叉ヶ池.7 立ちばな・な 投稿日:2018年08月04日 15:17 No.6055
 二日目のレースは台風襲来のために、夜叉が池登山の部分20kmがカット。つまり二日目は90kmが70km弱の距離短縮になりました。おかげでわたしは完走できたのですが、正規のコースであったら今回も途中関門アウトで三連敗を喫していた事でせう。
 実行委員会の危機管理対処は見物だったですよ。台風の進路強弱によって、全面中止を含めて複数の選択肢を用意し、状況により適時に判断をくだす手際の良さはあっぱれという他はなく、大会の全容や地形コースを熟知した者にしか判断できなかったものでした。その代わり、各エイド担当のじっちゃんやばっちゃん強風でテント幕は飛ばされ折からの強雨で全身ずぶぬれになりながらの献身には、この大会の真髄が表れていて、今回も参加してよかったと心から思うものでした。
 さて、レース模様を記していきませうかね。
夜叉ヶ池.8 立ちばな・な 投稿日:2018年08月04日 15:20 No.6056
 夜叉が池の大会の前6月初旬に行われた広島県のむ〜さん主催「大崎上島マラニック」の60km部門に出場した。この大会を8時間前後で完走することが夜叉が池の完走の目安となると考えていた。同じく70kmに出場していた我等の女龍神様のKIMI様(70km女子優勝)が出ていたので、この御方と最初の折り返しで出会えるペースを自分に課し飛ばした。でもこの無理したペースが後半の暑さによる熱中証となり、足が痙攣しだし53km地点で体全体の関節に痛みがが出て尿意があるの尿が出なくなり身の危険を感じてここで棄権。暑熱馴化していない体におおいなる不安を感じ、この大会二か月後の夜叉が池の大会に備えるべく、店の開店時間を1時間ずらす算段をし毎日のロードラン訓練を太陽の上がってしまう午前9時30分からの直射日光下のロード練習を課した。さてさて、その結果二か月後は暑熱馴化はできたのか?体はどうなったのか??


お名前
メール
タイトル
URL
画像添付





削除キー ( 記事を削除する際に使用 )
文字色